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私立中高進学通信

2025年1月号

地域とつながる協働活動

昭和学院中学校

地元団体や企業と活動し
社会貢献と楽しさが広がる

文化祭での活動の様子。
経営難の銚子電鉄グッズ「ぬれ煎餅」や「まずい棒」などを販売し、
たくさんの方に銚子電鉄の現状を知ってもらうことができました。
収益は全額を銚子電鉄に送りました。

地域に密着し、地理や歴史、鉄道などを調査・研究する「地域研究部」。「国府台赤レンガ」の保存活動や、銚子電鉄と連携したグッズ販売など、さまざまな活動も行っています。そんな地域研究部に所属する3人に、お話を聞きました。

国府台赤レンガの保存活動や
銚子電鉄とのコラボを実施

 社会から求められる人材の育成をめざす昭和学院。全国レベルで活躍する部活動も多く、文武両道を掲げて多くの生徒たちがさまざまな部活動に打ち込んでいます。

 その一つ地域研究部では、生徒が主体となって、地理や歴史、鉄道、観光、産業などの調査・研究活動を実施。それらを文化祭で発表するなど積極的に活動しています。2016年からは、市川市の市民団体「赤レンガをいかす会」が主催するワークショップに参加し、明治10年代から20年代にかけてつくられたと推定される「国府台赤レンガ」の保存活動にも携わってきました。

「赤レンガ倉庫は、旧陸軍の施設に使われた歴史的な建物ですが、広く知ってもらい、保存に繋がるような活動を行っています。今年のワークショップでは、千葉商科大学などの学生の方々から意見を聞くことができ、とても勉強になりました。グラフィックレコーディングという手法を使ったワークショップだったのですが、議事録を文字ではなく絵や図にして視覚化して見ると、とてもわかりやすくなることが実感でき、面白いと感じました」(地域研究部部長・高2/Nさん)

 今年の文化祭では、『赤レンガをいかす会』が制作したパネルを使った展示も行いました。

「たくさんの方に展示を見ていただき、関心をもつ方が少しでも増えてくれたらいいなと期待しています」(中3/Sさん)

「僕は今年入部したばかりで、まだ赤レンガ倉庫について詳しくありません。でも、資料を読んだり調べたりして、展示を見に来てくださった方々へ説明できるようになりたいと思います」(中1/Kさん)

 文化祭ではそのほかにも、銚子電鉄とのコラボによる「ぬれ煎餅」などのグッズ販売も行い、同電鉄及び銚子市のPR活動も実施しました。

「2022年から銚子電鉄と一緒に、『銚子電鉄とその沿線地域が赤字から脱却して活性化するにはどうすればよいか』という調査研究を行ってきました。2023年には、何か面白いことをやってみたいと、銚子電鉄と交渉してグッズ販売を始めました。今年も、『ぬれ煎餅』や『まずい棒』といった商品を文化祭でも販売しています。部員のみんなにも準備や当日の対応などを手伝ってもらい、協力して完遂することができました」(Nさん)

 そのほか、宇都宮LRTの開業1周年 祝福事業に参加し、「宇都宮LRTが地域に与えた影響」と題した展示やPR活動を行うなど、幅広く活動しています。

2024年の文化祭では、「宇都宮LRT開業1周年 祝福事業」の一環として、「宇都宮LRTが地域に与えた影響」と題した展示やPR・普及活動を実施しました。2024年の文化祭では、「宇都宮LRT開業1周年 祝福事業」の一環として、「宇都宮LRTが地域に与えた影響」と題した展示やPR・普及活動を実施しました。
文化祭で展示した「宇都宮LRT」に関する資料やポスター。「LRTについて知っていますか?」「あなたの街でLRTが開通することに賛成ですか?反対ですか?」というアンケートも行い、その結果を発表しました。文化祭で展示した「宇都宮LRT」に関する資料やポスター。「LRTについて知っていますか?」「あなたの街でLRTが開通することに賛成ですか?反対ですか?」というアンケートも行い、その結果を発表しました。

市川市国府台にある赤レンガ建築物。
戦前は軍用施設として、戦後は千葉県血清研究所として使用されていました。
しかし、現在は老朽化が進み、自由に立ち入ることもできません。
貴重なレンガ造りであることから、
「千葉県の管理下にある赤レンガを文化財として残したい」と
考えた地元の大学生を中心とする有志によって、保存活動が行われています。
同校の地域研究部もこの活動に賛同し、ワークショップへの参加や文化祭での展示を行っています。

『地域研究部』に所属する3人に聞きました
その地域の魅力を感じられるのが楽しい

Nさん(部長/高2)

Nさん(部長/高2)

 昨年、全国高校生地方鉄道交流会に初参加しました。鉄道やその沿線地域の活性化案を考えてプレゼンするイベントなのですが、昨年度は「阿武隈急行を利用した、地元商店街活性化とは」がテーマでした。僕たちの部では、街全体を使ったお仕事体験イベントの開催や地域電子マネーなどを提言しました。さまざまな活動を通して得た知識は授業に活かされることが多く、その地域の魅力も感じることができて、とても楽しく活動しています。


アニメの聖地巡りなど新しい企画を

Sさん(中3)

Sさん(中3)

 私は海外に住んでいる期間が長かったので、日本文化についてもっと知りたいと思い、この地域研究部に入りました。銚子電鉄という路線のことなど、この部に入っていなければ知らないことも多く、たくさんの学びを得られています。地域研究部の活動をさらに広めたいと思い、 「スイーツ巡り」を企画して部員以外の人にも参加してもらいました。今後は、アニメの聖地巡礼など、より多くの人に参加してもらえる企画を立てていきたいと思います。


知らないことへの興味がアップ

Kさん(中1)

Kさん(中1)

 僕はもともと電車が好きだったので、「中学受験をするなら鉄道に関わる部活動がある学校に入学したい」と探していたところ、鉄道関連の活動が多いこの地域研究部を見つけて、昭和学院に入学しました。実際に活動をしてみて、身近な市川市のことでも、赤レンガ倉庫などのように自分の知らないものが多いことに気づかされました。これから地域のことをたくさん調べていきたいと思っています。

進学通信 2025年1月号
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