私立中高進学通信
2025年9月号
Students' Chat Spot
富士見丘中学校
一人ひとりの力を引き出し
世界へ羽ばたく勇気を育む

2020年度より、SGH(スーパーグローバルハイスクール)の進化系であるWWL(ワールドワイドラーニング)に指定され、国際性豊かな若き淑女の育成を進めている富士見丘。英語学習や探究に積極的に取り組む生徒たちに、学校生活や同校の魅力を聞いてみました。

Sさん(中3・中学ダンス部部長)
「ダンス部は、文化祭での発表がメインの活動です。中学生でグループを組んで踊ったり、ダンス部全員で踊ったりと、部員たちで企画して演目を作り上げています!」

Iさん(中3・中学バドミントン部部長)
「バドミントン部は、それぞれが大会で勝利することが目標です。中学生は部員が多いので、まずは試合に出場できるよう、日々練習を重ねています」

Nさん(中3・中学バトン部部長)
「バトン部は、学校の内外で演技をするために活動しています。今は文化祭に向けて練習中です。静かできれいな曲に合わせて踊るので、手先や目線まで気を配って踊りたいと思います」
探究学習『5×2』とは?

Sさん
自分の興味があることを、1年間通して自主研究する学習です。平日5日間の通常授業から「学び」、週末の2日間で自ら「研究」を行うことから名付けられました。私は中1の時、腸と体調の関係にまつわる症状に興味をもち、発酵食品について調べました。中2ではそこから発展させ、「腸内細菌と腸の働き」について研究発表をしました。『5×2』では受賞者と入選者が毎年表彰されるのですが、私は中2の時に優秀賞に選ばれ、自分の研究が評価されたことがとてもうれしかったです。中3でも同じテーマで研究を続けたいと思っていますが、この先は医学の分野になってしまうので、どのように進めていくかを今考えているところです。こうした学びを通して、探究心が養われてきていると思います。
英語特別コースについて教えてください

Iさん
中学のコースには、「一般コース」と「英語特別コース」があります。英語以外の授業内容はどちらのコースも同じですが、英語の授業では習熟度によって「一般コース」「英語特別A」「英語特別B」「英語特別インター」に分かれて学習します。私は先生から提案を受け、中2の4月に一般コースから英語特別Aに移りました。
私は、この学校で英語の授業を受けたことで英語の面白さに気づき、すでに高い英語力をもつ同級生の姿に刺激を受けました。その結果、中1から英検の取得にも力を入れたことで英語特別Aへのコース変更が認められました。最初はより高度な授業についていけるか不安もありましたが、今は英語の授業が楽しくて仕方ないです。これからさらに英語力を磨き、インターをめざして頑張っていきたいと思います。

Nさん
私も先生方からお話をいただいたのですが、不安が大きくてすぐには決められず、中2の9月から英語特別Aにコースを変更しました。一般コースにいる間も富士見丘では本格的な英語を学ぶことができるし、だからこそ実力がついてコース変更が認められたのだと思います。そうして自信がついたので、さらに本格的に学びたいと思うようになりました。基礎だけでなく、深いところまで教えてくださるので、楽しく授業を受けています。それに、同じコースの人たちはみんなとても勉強熱心なので、私も刺激を受けてより勉強に力が入るようになりました。
学校生活で印象に残っていることは?
Iさん
富士見丘は学校行事がとても多い学校です。中3になってからも体育祭や修学旅行などたくさんの行事が行われました。一つひとつの行事にみんなが力を入れているので、それを見ているだけでも楽しいですが、やはり主体的に参加するとさらに楽しくなります。修学旅行ではオーストラリアに1週間行ってきました。私にとっては初めての海外だったので、目にするもの全てが新鮮で、何をするのも楽しかったです。
Sさん
私も修学旅行が楽しかったです。どの食事もおいしかったのですが、クルーズ中の船上で味わった夕食が特においしくて、とても印象に残っています。
Nさん
修学旅行では、姉妹校の生徒の皆さんと交流する機会もあって、英語を使い、それが通じることがわかったところも良かったです。自分たちの英語はまだまだですが、1対1で話す必要がある状況で、どうすれば自分の考えが相手に届くのかを学ぶことができました。必死になって伝えたら会話が成立するとわかったので、そうした交流も楽しかったです。
この学校を選んだきっかけは何ですか?
Sさん
小4の頃から学校説明会や文化祭を訪れていて、みんな仲良く、とても楽しそうな学校だと思っていました。そうした学校の雰囲気を知って、「私も入りたい、ここに入ったら楽しい学校生活を送れる」という確信をもてたことが最大の理由でした。
Iさん
小学校で英語に興味をもち、もっと英語について学びたいと思っていたので、英語に力を入れている学校ということが選んだ理由の一つです。それから行事が多いというところも私に合っていると思い、富士見丘に決めました。
Nさん
実は、当初は別の学校を受験しようと考えていました。ですが小6の11月に説明会に来て、雰囲気がよく自然光の入る明るい校舎が気に入り、急遽、志望校を変更したんです。小さい頃から英語を習っていて、英語の力を伸ばして将来につなげたいと思っていたので、英語をもっと深く学べるというのもこの学校を選んだきっかけです。
女子校ならではの魅力は?
Iさん
私は中学受験を考えた時から、女子校に入りたいと思っていたのですが、その理由は、何事においても男子がいるより積極的になれると思ったからです。女子同士ならば初めての人ともすぐに距離を縮められます。また、富士見丘ではクラスの仲が良いので、人前に立って話す時にも緊張しません。実際に通ってみて、そうした女子校の良さを改めて感じています。
Sさん
私はもともと人と話すことが苦手で、あまり交友関係が広くありませんでした。仲が良い人となら気にせず話せるのですが、誰とでも話すというのは苦手なんです。でも、それは共学が要因かもしれないと常々思っていました。それが女子校を選んだ理由です。友人とこれまで以上に深い関係を築き、いろいろな人と話をして、仲良くなりたいと思って入学しました。今ではたくさんの友人ができ、楽しい毎日を送っています。
Nさん
共学校の場合、男子がリーダーを担うことも多く、女子だけで何かを成し遂げるという機会は少ないですが、女子校では女子だけで全てを仕上げます。なので、学校行事などたくさんの場面で活躍しやすくなりますし、女子ならではの感性ややり方で進められるのがいいなと思っています。
Iさん
そうした環境のおかげか、学校行事には全員が真剣に熱意をもって取り組んでいます。体育祭の応援なども、とてもアツイです!
Nさん
みんなで力を合わせて何かを成し遂げていくという、一体感があると思います。
Sさん
女子校だからではないかもしれませんが、富士見丘では先生との距離が近く、相談しやすいところも、この学校の魅力だと思います。
(この記事は『私立中高進学通信2025年9月号』に掲載しました。)
富士見丘中学校
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚3-19-9
TEL:03-3376-1481
進学通信掲載情報

PICK UP!!
紹介する学校
- 桜美林大学『ディスカバ!』で興味・関心の幅を広げ多角的な視点を獲得上野学園中学校
- 2026年度から北里大学の附属校に!中高大連携もさらに進化北里大学附属順天中学校(現 順天中学校)
- 医学部・薬学部との連携で本物の現場を体験「憧れ」を「目標」へと昇華日本大学第一中学校
- 新校舎を建設する企業の協力で生徒が社会とつながる実践女子学園中学校
- 地域に根づいた探究活動からグローバルに行動できる人へ十文字中学校
- 自ら情報を収集・判断して行動できる人材を育てる探究授業明治大学付属明治中学校
- 社会で活躍する卒業生に学ぶ「働く」ということ麗澤中学校
- 豊かな環境との出会いが夢の実現を後押ししてくれました共立女子第二中学校
- 国際社会についてリアルに語れる社会科の教員になりたい玉川聖学院中等部
- “食”と向き合う力をくれた場所東京家政大附属で芽生えた探究心東京家政大学附属女子中学校
- 国際学級で見つけた、自分の原点東京女学館から医師の道へ東京女学館中学校
- 高校で積み重ねた一歩一歩が今の大学院での研究の土台に日本大学第二中学校
- プールは、人間形成の場水泳は多くの力を与えてくれました日本大学豊山中学校
- 遠泳がつなぐ先輩と後輩の絆 伝統の行事で、心身を鍛える日出学園中学校
- 中高時代に育んだ「挑戦する気持ち」が全ての原点武蔵野大学中学校
- リーダーシップの力を高めて人々のために役立てていきたい!和洋国府台女子中学校
- 新たな価値を生み出す新教育ビジョン「将来構想プロジェクト」による新しい“伝統”跡見学園中学校
- 目で見て、感じて、SDGsを自分事に学年を越えて一つの目標に取り組む東京家政学院中学校
- 剣道部・書道部も大活躍!“さわやか・はつらつ・ひたむき”な部活動を紹介!!八千代松陰中学校
- 「人権の尊重」をベースにした新たな「包括的性教育」を実践星野学園中学校
- 手厚いフォロー体制で学習習慣を定着そこから基礎学力と学ぶ意欲を育成狭山ヶ丘高等学校付属中学校
- 「目標があるから頑張れる」日々の努力を“見える化”し高まる学習意欲千葉明徳中学校
- 選べる学びのスタイルと手厚いサポートで自分らしく学力を伸ばす二松学舎大学附属柏中学校
- 基礎学力の土台となる自学自習や自己管理能力を育成学びの意欲を引き出す横浜女学院中学校
- 生徒の興味・関心を引き出す授業と何度も行う小テストで飛躍のための土台作り横浜翠陵中学校
- 日本と海外の卒業資格が得られるデュアルディプロマプログラムを実施城西大学附属城西中学校
- 生徒の英文を活かしたWriting指導で意欲を引き出す聖望学園中学校
- 「みんな違って、みんないい」表現と協働で自立を育む女子美術大学付属中学校
- 仲間とつながり学び続ける力を育む玉川学園中学部
- 焦らずじっくり、確実に自立の芽を育てる文教大学付属中学校
- 生徒が主役、大人はチーム安心感が成長の土台に宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校
- クールナビゲーターとして伝えたい東洋大学京北の魅力!東洋大学京北中学校
- 一人ひとりの力を引き出し世界へ羽ばたく勇気を育む富士見丘中学校
- 生徒一人ひとりが輝く舞台を作りたい!森村学園中等部
- 自主性を重んじる方針が保護者側にも伝播する獨協埼玉中学校
- 日本とオーストラリアで教育一筋35年松本へ「移住したい」と思える学校をめざします松本秀峰中等教育学校
- 英語入試を一本化し4技能を測る入試に再編日本大学豊山女子中学校
- 手厚いカリキュラムと講習プログラムで国公立大・難関私立大突破を強力サポート青稜中学校
- 総合型選抜で年内合格率9割超「好き」を原動力に未来を切り拓く瀧野川女子学園中学校


