Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2025年9月号

中学入試のポイント

日本大学豊山女子中学校

英語入試を一本化し
4技能を測る入試に再編

 2026年度入試より、これまで行われてきた「英語インタビュー型入試」と「英語1科入試」を一本化した入試を実施する同校。英語科の杉田竜之介先生に、その特色とねらいについて伺いました。

バランスのよい学びで
得意分野を伸ばす

 世界貢献に向けたアントレプレナーシップ(起業家精神)の育成をめざす日本大学豊山女子。国際交流教育とキャリア教育を両輪として英語教育に注力する同校では、これまで英語による入試を2種類実施してきました。個別面接で英語を用いたコミュニケーション力を測る「英語インタビュー型入試」と、英検3級レベルの筆記試験とリスニング問題で英語力を測る「英語1科入試」です。2026年度より、この2つの入試を一本化して4技能を測る、新たな「英語1科入試」が実施されます。英語科の杉田竜之介先生がその特色とねらいを説明します。

「本校の教育の特徴を一つの言葉で表したものが『アントレプレナーシップ』です。 “0 to 1(何もないゼロから新しいイチを生み出す)”をモットーに、生徒が自分の “得意分野”や “好きなこと”を伸ばして、さまざまな挑戦ができる環境を整えています。入試においても、受験生が自分の個性を活かせるように、『プレゼン(課題解決)型入試』や『算数1科入試』など、多様な入試を実施しています。

 これまで英語に特化した入試として『英語インタビュー型入試』と『英語1科入試』を行ってきました。これらの入試を経て入学した生徒は、英語での発信力や知識の豊富さを活かして、通常の授業や定期テストはもちろん、英語スピーチコンテストや短期留学・ターム留学などさまざまな場面で活躍しており、周囲の生徒たちの英語を学ぶモチベーションまで高めています。そして、入学後に得意分野を伸ばし、イキイキと自主的に学ぶ生徒たちは、ほかの技能もバランスよく身につけ、強固な土台を築いているという共通点があります。例えば、『英語インタビュー型入試』を経て入学したコミュニケーション力に秀でた生徒は、単語や文法知識をしっかり学ぶことで、その表現力や対応力により磨きをかけています。そこで受験生には、本校の入試を、得意分野を伸ばしながらほかの技能にも目を向け、バランスよく学ぶきっかけにしてほしいと考え、現行の2つの入試を2026年度入試より、4技能を測る『英語1科入試』へと統合することにしました」

英検3級の問題を
ベースに作問

 新しい「英語1科入試」に向けて、どのような対策をすればよいでしょうか。

「現行の英語入試と同様に、英検(実用英語技能検定)3級の問題をベースに作問します。身近な英語を理解し、使用できる中学卒業程度のレベルを想定しています。試験内容は、リーディング・ライティング・リスニングを筆記試験で行い、グループ面接でスピーキングテストを実施します。対策としては、筆記の基本的な文法や語法などを、一問一答形式で覚えることから始めるとよいでしょう。基本的な内容が身につけば、長文読解やライティングに対応する力がつき、リスニングも聞き取れるようになるはずです。

 面接では緊張して固くなる受験生も多いかもしれませんが、『英語インタビュー型入試』から引き続き本校が大切にしているのは、受験生が自分の考えを伝えようとする意思や姿勢です。もちろん英語を流暢に話せたり、文法を適切に用いたりできるのは素晴らしいことですが、それよりも高く評価するのは、積極性や言葉を紡ぎ出そうという熱意です。英語科教員が面接を行いますが、必要に応じて日本語で補助をするなど、受験生が英語で話すことを楽しいと感じられるような入試にしたいと考えています。

 生徒がイキイキと学ぶ本校の様子は、日々更新するさまざまな公式SNSでご覧いただけます。保護者からも、生徒の在籍学年だけでなく、学校全体の取り組みがよくわかると好評です。ぜひアクセスして、その姿を見てみてください」

進学通信 2025年9月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ