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私立中高進学通信

2023年7月号

注目! News and Topics

星野学園中学校

国公立大学に合格した先輩から後輩へ
受験体験の生の声を伝える進路懇談会

参加した在校生は高1・高2合わせて約70名。iPadやペンを手に、先輩たちのリアルな話に耳を傾けます。

参加した在校生は高1・高2合わせて約70名。iPadやペンを手に、先輩たちのリアルな話に耳を傾けます。

憧れの先輩の話が受験勉強のスイッチに
進路指導部長・英語科/青木潤士先生進路指導部長・英語科/青木潤士先生

「知を築く」「世界につながる」「心を動かす」を教育の3本柱に据える同校。6年間の中高一貫教育で、生徒一人ひとりの個を強くし、健やかな身体と豊かな心・教養・知性を備えたこれからの社会を担っていく人を育んでいます。

 大学への進学実績は、医療系学部学科をはじめ、難関国公立大・私立大の合格者を毎年多数輩出。今年度の国公立大学の現役合格者数は68名で、現役合格率も例年95%以上という同校の恒例のイベントが、国立大学への合格を成し遂げたばかりの卒業生(高3)と高1・高2の在校生が対話する進路懇談会です。国公立大学の後期日程の合格発表直後の3月下旬には「難関国公立大学合格者進路懇談会」が開催されました。

 会は2部構成。第1部では卒業生が受験勉強中の日々の思いや学習方法などの体験談を語り、第2部では卒業生ごとにブースを設け、少人数で在校生たちとの質疑応答を行いました。

「この懇談会は、受験を終えたばかりの先輩たちの生の声を、受験を控える下級生たちに聞かせたいという思いから始まりました。これまでも懇談会への参加が刺激となり、受験勉強のスイッチが入ったという生徒が多く、憧れの先輩たちのように来年は自分が登壇して後輩たちへ話がしたいと目標を立てる生徒が毎年います」と語るのは、進路指導部長の青木潤士先生。

 この日登壇した卒業生は7名。前期日程での合格者をはじめ、学校推薦型選抜や前期日程では不合格ながら後期日程の再チャレンジで国公立大学合格をつかんだ生徒まで、合格のパターンはさまざま。大学受験の形は誰一人同じではないことを改めて意識させられます。卒業生たちそれぞれの経験が直接語られる貴重な機会に、在校生たちは先輩の話を聞き漏らすまいと、真剣なまなざしを向けていました。

「総合型選抜や学校推薦型選抜はもちろん、一般選抜も多様化している現在、生徒一人ひとり入試の形は異なります。本校では、個々の志望に合わせて各専門分野の教員が添削指導や面接指導にあたり、生徒のあらゆる希望に対応できる体制を高1・高2の段階から組織しています。教員たちが熱意をもって生徒一人ひとりをサポートしていくオーダーメイド型の進路指導を長年の教育活動で作り上げてきました。特に本校の特徴といえるのが添削指導です。卒業式後も後期日程の受験直前まで学校に来て添削指導を受ける生徒が大勢います」(青木先生)

個の強みを活かす大学進学とキャリア形成

 第2部では親密な雰囲気のなか、後輩たちに囲まれた卒業生たちが質問に答えながら、第1部で話しきれなかったことをていねいに伝えていました。

「学習面でも全入制の部活動でも駅伝のタスキをつないでいくように、後輩たちのためにという強い思いを卒業生が持っていることは、本校の伝統です。受験に限らず、職業について話をしていただくキャリアガイダンスなど、卒業生が来校して後輩たちと対話する機会を数多く設けています」

 今回、登壇した卒業生たちは、志望校を選択するうえで大学名よりも前に、まず大学で何を研究したいか、将来どのようなキャリアを積んでいきたいかが明確でした。

「中学生の時から視野を広げ、自分の強みを活かすことで大学進学とキャリア形成を結び付け、力強く前に歩んでいけるような進路指導をしています」

 また同校では「リベラル・アーツ」という言葉を先取りするように、120年以上前の創立時から自由で自立した人間を育む教養教育を実践してきました。

「本校が掲げる『全人教育』は、一つの分野に限るのではなく、高い知性を身につけ、人との関わりや志をもって社会に貢献できる人間を育てることを教育の使命と考えています。あらゆる生徒に公平に教育していくことが開学以来一貫した方針なのです」(青木先生)

第2部は質疑応答タイム。第1部の話を聞いた在校生から活発な質問がされ、卒業生たちも一つひとつに真摯に答えていきます。

進路懇談会に登壇した卒業生たちに聞きました!


Tさん 一橋大学 商学部 高校時 卓球部在籍Tさん
一橋大学 商学部
高校時 卓球部在籍

 夏期講習は少人数のクラスもあり、先生に質問しやすい環境が整っています。世界史の論述対策をはじめ、個別指導も親身にしていただき、学力が向上したと実感しています。進路指導では、志望校を1度決めたら変えるなとアドバイスをいただき、目標を下げずに頑張れました。やはり信頼している方の言葉は大きいです。卓球部に所属していましたが、練習の合間の休憩時間にみんなで勉強し合うなど、良い仲間の存在があったから、勉強と部活動も両立できたのだと思います。


Fさん 横浜国立大学 理工学部 数物・電子情報系学科 高校時 数学研究部在籍Fさん
横浜国立大学 理工学部
数物・電子情報系学科
高校時 数学研究部在籍

 授業が習熟度別クラスになっているので、自分と同じレベルの仲間と競い合えるのが星野学園の良いところです。授業内のテストも頻繁にあるので、最後まで勉強するぞ!という姿勢を身につけることができました。私は受験勉強中、心が折れやすかったのですが、模試の順位が気になって落ち込んでいる時期に、悩みすぎなくても楽しむくらいで大丈夫と先生に声をかけていただいたことが印象に残っています。将来は音響工学に関連する仕事に就きたいと考えています。


Tさん東京農工大学 工学部機械システム工学科高校時 天文部在籍Tさん
東京農工大学 工学部
機械システム工学科
高校時 天文部在籍

 進路懇談会で発表することに憧れて、この場で話したいなと思いながら受験勉強をしていました。後輩たちに伝えたいのは、「あきらめるな」ということ。自ら選択して挑戦すれば、どんな結果になっても後悔しません。私も、後期日程まで全力を尽くしました。将来、宇宙旅行ができるように自分でロケットを造りたいという夢があり、航空宇宙工学の道に進みます。部長を務めていた天文部では、私の趣味でロケットの振動を抑える緩衝材の構造やパラシュートを造る活動も取り入れていました。


Oさん 横浜国立大学 理工学部 機械・材料・海洋系学科 高校時 弓道部在籍Oさん
横浜国立大学 理工学部
機械・材料・海洋系学科
高校時 弓道部在籍

 難関大の応用問題は、基礎を理解していないと解けません。受験勉強ではまず基礎固めに集中しましたが、先生方の授業がわかりやすく、基礎を定着させやすかったです。英単語が身についているかなどを確認できるホームルームテストも役に立ちました。先生方からは勉強方法のアドバイスをいただきましたが、質問する度に化学の先生がおっしゃった「勉強を楽しめ!」という言葉が忘れられません。星野学園には多様な価値観をもつ個性的な生徒が多いことも魅力です。

(この記事は『私立中高進学通信2023年7月号』に掲載しました。)

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