Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2025年8月号

校長先生はこんな人!

光英VERITAS中学校

生徒の良き伴走者として
生徒が主役の学校づくりに邁進

川並 芳純 (かわなみ・よしずみ)校長先生

川並 芳純 (かわなみ・よしずみ)校長先生

1964(昭和39)年、東京都生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業後、慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学修士課程、博士課程に進む。
1989(平成元)年、聖徳学園短期大学附属中学校・高等学校に社会科教諭として赴任。
以後、聖徳大学幼児教育専門学校、聖徳大学短期大学、聖徳大学、聖徳大学附属小学校などで教壇に立ち、
学校法人東京聖徳学園の運営にも深く携わる。2005年、同校第5代校長に就任。
2021(令和3)年の光英VERITAS中学校・高等学校への校名変更および共学化を推進。

聖徳学園で積んだ
さまざまな経験

 私が本校に社会科教員として赴任したのは1989年。当時の校名は、聖徳学園短期⼤学附属中学校・⾼等学校でした。経済学部に進んだ大学時代は、本学園に関わる未来は考えていませんでした。しかし、いつしか教育の道に惹かれ、大学院で教育学を学び、同時に中高教諭の資格を得ました。そして本校で授業を担当するようになったのです。

 その後、短期大学の専任講師や附属小学校の主事、聖徳大学教授を拝命するなど、学園の運営にも携わりながら本学園とともに歩んでまいりました。

 2005年に本校の校長を拝命し、16年後には共学化を実現。光英VERITASとして新たなスタートを切りました。これを可能にしたのは、本学園に勤める熱意ある先生方の努力の賜物であると感謝しています。

教員は全力で走る生徒の
良き伴走者でありたい

 本校の入学式の式辞などで、私が生徒に伝えている大切な言葉がいくつかあります。そのなかでも一番に伝えたいのが、『光英VERITASは生徒の、生徒による、生徒のための学校』であるということです。

 この言葉には、学校の主役は生徒であり、生徒一人ひとりが楽しい学校をつくっていく存在であるという想いを込めています。われわれ教員は、生徒に対してつい上からの目線でものを言ってしまいがちですが、本校ではそうした態度を取らない関係づくりを心がけています。

 学校の主役は生徒であり、楽しい学校は生徒一人ひとりの前向きな主体性によってつくられるものです。教員は上から指示を出すのではなく、生徒の学びや生活に真剣に向き合う“良き伴走者”であるべきだと皆が考えています。

 この考えを実践するには、生徒をよく知り、日常的に触れ合っておくことが不可欠です。初めて本校で教壇に立った36年前、私は数年間をかけて中1から高3まで全学年の社会科授業を担当しました。そうした生徒と向き合う経験を積むなかで多くのことを学ばせてもらいました。

 例えば、生徒会長を務めていたある生徒は、私の授業をとてもていねいにノートにまとめ、自作イラストまで入れてくれました。その内容が非常に参考になったため、翌年度からの板書の参考にさせてもらったほどです。

 その生徒のお子さんも中高の学びの場として本校を選択してくださり、来年いよいよ高校卒業を迎えます。

 校長になってから私が心がけていることは明快です。授業をもたない今、生徒とより多く触れ合う機会を積極的に設けることをポリシーとしています。修学旅行、宿泊を伴う校外研修などのプログラムはもちろん、自分の時間が許す限り、多くの行事に同行するようにしています。そこで私が撮影した写真の数々は、私自身が発信するインスタグラムなどのSNSでも公開中です。

 また、校内でも中高全クラスのホームルームに折に触れて参加し、生徒たちと話をさせてもらっています。生徒との触れ合いの場には新たな発見があり、彼らの成長や変化に加え、取り巻く時代や環境の移り変わりにも気づかされます。これからも本校をより良くするために、このような豊かな触れ合いをずっと大切にしていきたいと思います。

中高の6年間で育む
豊かな人間性

 共学化に伴い変更した校名『光英VERITAS』には、深い願いを込めています。『光英』には、自ら輝き、周囲をも輝かせる人材を育てたいという思いを、ラテン語で「真理」を意味する『VERITAS』には、学問を通じて真理を探究し、社会課題の解決に貢献できる力を育てたいという願いを込めました。

 こうした教育理念を実現するために、本校では三つの学びのプラットフォームを設けています。第一に、心を磨く「小笠原流礼法」。第二に、答えを求める学びから問いをもつ学びへと転換する「トルネード・ラーニング」。第三に、認知能力と非認知能力の両面を育む「ICT活用」です。これらを基盤に、理数サイエンス力と英語グローバル力を伸ばし、環境や社会への貢献ができる「地球を守る自覚と実践力のある次世代リーダー」へと成長してほしい。その実現のため、中高6年間で豊かな人間性を育み、生徒が「ここで学べて良かった」と心から思えるような特色ある学校づくりに、これからも邁進していきたいと思います。

[沿革]
1933(昭和8)年、女子教育・幼児教育の改革を目的に、川並香順・孝子夫妻により、東京・⼤森に聖徳家政学院・新井宿幼稚園が設⽴。1957年に学校法⼈東京聖徳学園となり、1965年に千葉県松⼾市に聖徳学園短期⼤学を開設。1983年には聖徳学園短期⼤学附属中学校、同⾼等学校を開設(いずれも女子校)。2021(令和3)年、中学校・高等学校を共学化。校名を光英VERITAS中学校・⾼等学校に改称。校訓は『Optima est Veritas.(真理こそ最上なり)』。全学年で週1回「探究科」の授業を実施し、課題解決力やプレゼンテーション力、協働する力を育成。特色あるカリキュラムにより、次世代リーダーの資質を養っています。

(この記事は『私立中高進学通信2025年8月号』に掲載しました。)

光英VERITAS中学校  

〒270-2223 千葉県松戸市秋山600
TEL:047-392-8111

進学通信掲載情報

進学通信 2025年8月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ