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私立中高進学通信

2025年8月号

基礎学力の育て方~こんなに成長しました!~

神田女学園中学校

小さな成功体験や達成感を
学習意欲につなげて
やる気と学力をアップ!

先生に気軽に相談できる関係が築かれており、疑問をそのままにせず解消できる学習環境が整っています。

先生に気軽に相談できる関係が築かれており、
疑問をそのままにせず解消できる学習環境が整っています。

 中学で実施する、基礎学力向上のための具体的な取り組みや、指導の工夫について伺いました。学習習慣を身につけ、前向きに学びを深める中3生の声もご紹介します。

学習面も
万全のサポート体制
広報部長/奥田礼章先生広報部長/奥田礼章先生

 深い知識と広い教養を身につけた品格ある女性を育成している神田女学園。革新的女子校を標榜し、幅広い選択肢から自分の将来像に合った進路選択ができるよう、さまざまな仕組みを整えています。探究型学習『ニコルプロジェクト』、ネイティブ講師による『英会話授業』、多彩な取り組みを実践する学習スペース『K-SALC』での英検対策など、教室外にも広がる学びの場を多様な形で用意。また、基礎学力の土台をしっかり築きながら、自ら設定した目標に向かって段階的に歩みを進められるのも大きな特長です。

 中学段階では主要科目を習熟度別で学び、授業内で確認テストや演習を行うことで、知識と理解の定着を図っていきます。

 また、毎日の学習計画とその振り返りを担任と共有することで、少しずつ自分で学びを管理する力も育てています。こうした日々の積み重ねが、「自分で決めたことをやりきる力」へとつながっていくのです。

「先生陣のサポート体制も手厚く、職員室とは別に設けられた学習スペース『エフタスコーレ』では、担当外の先生にも気軽に質問や相談ができます。東京個別指導学院との連携による学習支援も利用可能です。特に面接練習や小論文の添削などでは、多様な視点からのアドバイスが得られると、生徒たちにも好評です」(広報部長/奥田礼章先生)

「やる気」は
日常の中から生まれる

 もちろん補習や講習も整備されていますが、何より大切にしているのは「日々の授業」と「先生との距離感」です。生徒が迷った時、すぐに声をかけ合える距離の近さが、理解を深める大きな支えになっているのです。

「疑問が生じた時にはその場で、あるいは放課後に先生へ相談できる関係性が、生徒と先生の間に築かれています。“わからない”をそのままにはしていません」

 学習に苦手意識をもつ生徒に対しては、無理に押しつけるのではなく、学校行事や部活動などで小さな成功体験を積み重ねてもらい、少しずつ自信を育てるアプローチをとっていると奥田先生は説明します。

「そうした経験を通して、“勉強もやってみればできるかもしれない”という前向きな気持ちが芽生えるように導いています」

 一人ひとりの性格や状況に応じて、必要な言葉かけやサポートの方法も変え、わずかな向上であってもしっかり褒めることで、“頑張れば報われる”という実感を得られるようにしています。一方で、自分の学び方の課題を指摘してほしいという生徒には、的確なアドバイスを送っています。

「最終的に大切なのは、生徒自身が“これをやりたい”“やらなければ”と自覚すること。憧れの先輩の姿や行事・部活動での達成感など、学校生活の中に散りばめられた気づきの瞬間が、やる気を引き出すきっかけになります。やる気を出せば先生がしっかり支えるという強固なつながりのなかで、生徒は着実に成長していきます」

育成のポイント①
言語習得に向けた
自立学習スペース『K-SALC』

『K-SALC』は「KANDA Self-Access Learning Center」の略称。ネイティブの先生が常駐し、生徒たちが気軽に楽しく、自発的に言語を学べるスペースとして活用されています。入室後は、全ての会話を英語か第二外国語で行うという非日常空間の中で、言語のアウトプットに励みます。

育成のポイント②
放課後の時間をデザインする
独自のプログラム『SAMTB』

『SAMTB』(サムトビー)は、生徒一人ひとりが自分のペースで「自ら学ぶ力」を育てるための、放課後サポートプログラムです。全員が参加できるプログラムで、専用ルームでは、自主学習・チューターへの質問・オンライン学習・個別指導などが可能です。自分に合ったスタイルで学びを深めることができます。

育成のポイント③
英検の二次試験ほか
各種検定対策も充実

 同校では英検受験を必須とし、校内で指導にあたっています。K-SALCでの英検二次試験対策など先生のサポートが手厚く、ほとんどの生徒が二次試験をストレート合格しています。またフランス語検定、中国語検定、GTEC、韓国語検定などへの対策もあります。

育成のポイント④
予習・復習も
校内の自習室で完結!
「先生方は、質問すると真剣に向き合ってくれます」とMさん。毎日の授業が学習へのモチベーションをアップさせています。「先生方は、質問すると真剣に向き合ってくれます」とMさん。毎日の授業が学習へのモチベーションをアップさせています。

 自習室は、最終下校時刻まで使用可能。その日の学習を校内で完結できるほか、高校では受験対策の学習にも活用されています。このほか、学校内KUMON教室『くもん教室 in KANDA』も実施。希望の日時や進度でペースを保って学習できます。基礎学力の向上はもとより、「苦手分野の克服に効果がある」と多くの在校生が参加し、好評を得ています。

生徒インタビュー
楽しく学べるからやる気と努力したい気持ちが芽生えてくる
勉強が好きになるきっかけを与えてくれる学校

 中3生のMさんに、普段の勉強スタイルについてお話を聞き、中1・中2の振り返りを通して、基礎学力や学習習慣がどのように身についていったのかを語ってもらいました。


『SAMTB』や『K-SALC』を
フル活用して校内で学習を完結
Mさん(中3)Mさん(中3)

 放課後は『SAMTB』を活用して勉強しています。普段の授業とは異なり、塾の先生とのマンツーマンレッスンも受けられるため、異なる視点から教えてもらうことで理解が深まります。各フロアには机と椅子が備えられたフリースペースがあり、放課後に友達と一緒に勉強することも多いです。

 英検対策では『K-SALC』でネイティブの先生と面接練習をしています。K-SALCでは、ボードゲームなどを通して楽しく英語を学ぶこともできます。もともと英語が苦手でしたが、今では気軽に英語で話せるようになり、リスニング力も向上してきました。

 中3からは第二外国語として中国語を選択しました。以前から興味があったので、とても楽しく学んでいます。少しずつ話せるようになってきており、これからも学び続けたいと思っています。

学習計画に役立つ
『ライフノート』を活用
Mさんの『ライフノート』。右側の欄には、今週やるべきことがリストアップされ、やるべきことを考えながらスケジュールを組むことができます。担任の先生が毎日チェックし、励ましの言葉を添えています。Mさんの『ライフノート』。右側の欄には、今週やるべきことがリストアップされ、やるべきことを考えながらスケジュールを組むことができます。担任の先生が毎日チェックし、励ましの言葉を添えています。

 日々の学習計画を立てる際に、中1から『ライフノート』を使っています。最初は1日に複数の教科をこなすことが苦手でしたが、習い事が多い中でもスケジュール管理ができるようになり、無駄な時間を減らせるようになりました。どこで隙間時間を活用できるかもわかるようになり、自分に合った勉強スタイルが身についてきたと感じています。

 学校では『ニコルプロジェクト』という探究の授業があり、私は心理学をテーマに取り組んでいます。探究学習で調べたり考えたりするうちに、さまざまな教科の基礎知識が、探究にも役立つと気づきました。その経験から、「教科を学ぶことは面白い」と思えるようになり、文系・理系に関係なく基礎学力をしっかり身につけることで、将来の選択肢が広がるとも感じています。

 この学校の魅力は、楽しく勉強できることです。探究活動も活発ですし、自分に合ったやり方で学べるので、苦手な科目でも“好きになるきっかけ”を与えてくれる学校だと思います。

お話を伺った奥田先生と茶道部部長のMさん。部活動の拠点であるお茶室にて。

お話を伺った奥田先生と茶道部部長のMさん。
部活動の拠点であるお茶室にて。

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