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私立中高進学通信

2024年7月号

未来を切り拓くグローバル教育

安田学園中学校

年間計150名の生徒が参加
充実の海外研修プログラム

オーストラリアの現地校はカジュアルで自由な雰囲気。
「先生が問いを投げかけると生徒が教室のいろいろなところから自由に発言するインタラクティブな授業に刺激を受けました」
(Iさん)

毎年多くの生徒が参加する同校の希望制海外研修。2024年度から海外大学進学も視野に入れた、よりアカデミックなプログラムもスタートします。

集中的に英語を鍛える
希望制の語学研修

『グローバル社会に貢献する人材の育成』を教育目標に掲げる安田学園では、期間を選択できる希望制の海外研修プログラムを複数実施し、毎年、約150人の生徒が海外へと旅立っています。

 中学生が参加できる『2週間夏休みニュージーランド語学研修』(中2~高2の希望者対象)と『3週間ニュージーランド短期留学』(中3の希望者対象)は、語学学校や現地校で英語力を磨きながら、1家庭に生徒1名がホームステイをして、現地の生活を体験するプログラムです。海外への興味を広げ、英語学習への意欲を刺激するのがねらいです。

 高1の希望者を対象とする『3カ月留学』は、オーストラリアとニュージーランドの2国で実施。現地校に通い、現地の学生と一緒に学ぶことで、高い英語力とグローバルな視点の習得を目的としています。1月から4月にかけての留学ですが、帰国後は高2への進級が認められています。

 3カ月留学では、生徒一人ひとりが別々の現地校に通います。現地に溶け込み、英語を使わざるを得ない環境のなかで、英語力のみならず、精神面でも大きく成長します。

「ニュージーランド語学研修に参加した後、もっと海外で学びたい、英語力を高めたいと『3カ月留学』に挑戦する生徒も多いですね。『3カ月留学』を経験した生徒は特に、高い英語力に加え、何事にも前向きに挑戦する姿勢を身につけ、たくましくなって帰ってきます」と、国際教育主任の根本竜太郎先生は話します。

 そんな彼らの経験を説明会等で共有したことで留学希望者は年々増加し、2023年度は『2週間夏休みニュージーランド語学研修』と『3週間ニュージーランド短期留学』はそれぞれ40~50名、オーストラリア・ニュージーランド『3カ月留学』には約50名が参加しました。

『海外授業疑似体験』『ニューヨーク研修』が
新たにスタート
国際教育主任・教務部主任/根本竜太郎先生国際教育主任・教務部主任/根本竜太郎先生

「海外大進学を視野に入れる生徒も少しずつ増えています」と根本先生。こうした流れを受け、2024年度よりさらに高度な2つのプログラムがスタートします。『3日間海外授業疑似体験』(中2~高2の希望者対象)は、校内にいながらアメリカの中高の授業が体験できるプログラムです。夏休みに実施され、ネイティブ教員による現地と同様の授業を受講して、英語漬けの3日間を送ります。

 次のステップとなるのが、『春休みニューヨーク研修プログラム』(高1・高2の希望者対象)です。ニューヨークに1週間滞在し、現地の高校・大学の授業を受講。国連本部や美術館なども訪問します。

「多様性や異文化を肌で感じ、ハイレベルな学びを体験することで、世界の広さを実感し、高みをめざすきっかけになってくれればと思います。また、世界平和の中枢を担う国連本部を訪れた際には、何かを感じ取ってほしいですね。こうした経験は進路選択の幅を広げ、世界へ羽ばたく一歩となるはずです」

生徒インタビュー
オーストラリアに『3カ月留学』した2人にインタビュー
1人で挑戦した経験が新たな世界への扉を開く

――現地での1日を教えてください。

ブリスベンの現地校に留学したKさん(高2)ブリスベンの現地校に留学したKさん(高2)

Kさん
平日は15時まで授業で、放課後は現地校の友達とショッピングモールに行ったり、家で映画を見たりして過ごしました。私のホストファミリーは、中国人のママとパートナーのオーストラリア人男性、11歳のホストブラザーの3人と、あと犬もいました。
ホストブラザーは人懐っこく、一緒にケーキを作ったり、スポーツをしたりして、本当の弟のように親しくなりました。

ゴールドコーストの現地校に留学したIさん(高2)ゴールドコーストの現地校に留学したIさん(高2)

Iさん
私も15時までは授業で、その後は友達とゴールドコーストを散歩したり、近所のバスケコートで地元の人とバスケをしたりしました。私がバスケ部だと知って、ホストファーザーが連れて行ってくれたんです。私のホストファミリーはパパとママ、18歳の女の子、そして猫でした。

――現地ではどんな授業を受けましたか?

Kさん
必須科目の英・数・理・社以外に、「体育」「ファッション」「栄養学」の授業を選択しました。どの授業でも席は決まっておらず自由な雰囲気で、先生が質問すると教室中から意見が飛び交います。体育の授業では常にBGMがかかっていて、みんな踊りながら授業を受けていました。

Iさん
私の学校は、必須科目が英・数のみで、「アウトドア」「体育」「日本語」の授業を選択しました。みんな自由に発言するので、私も間違いを気にせず発言できるようになりました。正解したら先生がチョコレートをくれるなど、日本との違いを面白く感じました。

――現地の生徒との交流は?

Kさん
最初は「自分だけが日本人」という環境にドキドキしましたが、初日にクラスメートの1人が話しかけてくれました。数学の授業で私が問題を解いていると、「そんな難しい問題が解けるの?」と尊敬のまなざしを向けられ、それをきっかけにほかのクラスメートとも仲良くなりました。
オーストラリアの数学は日本より進度が遅いので、解きやすかったんです。

Iさん
日本語の授業では、現地の生徒に折り紙を教えて千羽鶴を作るなど、先生のアシスタント的な役割も担いました。日本に興味をもつ生徒がたくさんいて、日本のアーティストやアニメが人気なのでその話題で盛り上がったり、日本人アーティストの曲の意味を教えたりするうちに、たくさん友達ができました。

――『3カ月留学』でどのように成長しましたか?

Kさん
1年前に参加した『ニュージーランド語学研修』では、安田学園の生徒と一緒に英語学校で学びましたが、今回は現地校に自分だけ。最初は英語が聞き取れず、話すこともできず大変でしたが、「自分で立ち向かうしかない!」と頑張るうちに、何にでも挑戦しようと思えるようになりました。

Iさん
実は英語がもともと苦手なんです。だからこそ「積極的にクラスメートに話しかけて英語力を上げよう!」と、トライする毎日でした。最初は苦難の連続でしたが、続けるうちに仲良くなれて楽しくなり、挑戦することで新たな世界が広がっていくのだと実感しました。
ホストファミリーに英語でうまく気持ちが伝えられず、悔しくて泣いたこともありますが、温かく元気づけてくれて、ファミリーのことが大好きになりました。
もっと英語を話したい、将来は英語を活かせる分野に進みたいと、強く願うようになりました。

ホストブラザーや現地で知り合った留学生仲間とKさん。ブリスベンの街を、ショッピングや散策に出かけました。ホストブラザーや現地で知り合った留学生仲間とKさん。ブリスベンの街を、ショッピングや散策に出かけました。
休日にIさんは、ホストファミリーにいろいろなところに連れて行ってもらったそうです。「フィリピン人のママとオーストラリア人のパパとの生活を通して、文化や食事も含め多様性を学ぶことができました」(Iさん)休日にIさんは、ホストファミリーにいろいろなところに連れて行ってもらったそうです。「フィリピン人のママとオーストラリア人のパパとの生活を通して、文化や食事も含め多様性を学ぶことができました」(Iさん)
課外授業の際にクラスメートと記念撮影したIさん。現地の友達とは帰国後もInstagramなどで交流を続けています。

課外授業の際にクラスメートと記念撮影したIさん。
現地の友達とは帰国後もInstagramなどで交流を続けています。

中高で第二外国語を習得『第二外国語教養講座』
毎回、100分間の授業を実施。しっかりと習得することができます。毎回、100分間の授業を実施。しっかりと習得することができます。

 同校では2024年4月から、希望制の『第二外国語教養講座』がスタート。放課後に開講され、中国語・韓国語・フランス語から選択した言語を、年22回学ぶことができます。各言語のネイティブ講師が指導し、中2から高2の希望者112名が現在受講しています。

「本校では毎年世界各国から留学生を受け入れており、異文化交流がすぐ身近にあります。英語以外の外国語・文化への生徒の興味・関心は高く、多くの生徒が参加してくれました。今後はニーズがあれば上級クラスを設置し、言語数も増やす予定です」(根本先生)

進学通信 2024年7月号
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