Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2021年12月号

未来を切り拓くグローバル教育

佼成学園女子中学校

生徒の学びを止めない
コロナ禍のオンライン研修

オフラインとオンラインを併用した進化した学び
2021年5月末より3週間半にわたり実施されたロンドン大学オンライン研修を無事に終え、修了式を迎えたSGクラスの高3生。ロンドン大学教授陣の熱意ある指導のもと、全員が見事に英語論文を完成させました。

2021年5月末より3週間半にわたり実施されたロンドン大学オンライン研修を無事に終え、修了式を迎えたSGクラスの高3生。
ロンドン大学教授陣の熱意ある指導のもと、全員が見事に英語論文を完成させました。

オールイングリッシュを
オフライン授業で徹底

 2014年に文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)に認定され、2017年には「SGH全国高校生フォーラム」で最優秀賞を受賞するなど、「グローバルの佼成」「英語の佼成」として豊富な実績を誇る同校。その成果を踏まえ、2021年からはSGHネットワーク参加校としてさらにグローバルな学びを充実させています。

 コロナ禍においても、高校『国際コース』の「スーパーグローバル(SG)クラス」を中心に"生徒の学びを止めない"独自のプログラムが今まで以上に推し進められています。

「2020年度からのコロナ禍での経験を活かし、現在は校内や国内で行う対面のオフラインプログラムと、インターネットで海外と結ぶオンラインプログラムを、積極的に併用した学習環境づくりを徹底しているところです」

 そう話すのは、英語科の教員としても長い経験をもつ宍戸崇哲校長先生です。

「オフラインでは、ネイティブ教員と触れ合う時間をさらに増やすよう体制を強化し、留学生を招いてのグローバルヴィレッジ(出張授業)や、オールイングリッシュによる探究学習も、さらに内容を充実させて実施しています。
 また、探究学習の成果を発表する『Kosei Girls' Forum』も外部聴講者の人数を絞って開催し、例年以上に充実したプレゼンテーションが行われていました」

ロンドン大学研修は
オンラインで実施

 オンラインでの取り組みも進化しています。特に注目されるのが、例年現地で行ってきたSGクラスのタイ・フィールドワーク(高2対象)とロンドン大学研修(高3対象)をオンラインで実施したことです。

「ロンドン大学SOAS校でのオンライン研修は、コロナ禍1年目の2020年度は2週間の実施でしたが、2021年度は3週間半に期間を延長しました。ロンドン在住の教授陣によるさまざまなライブ講義を通じて、渡航した時と同様に世界的な社会問題を自主的に研究し、英語論文を作成するハイレベルな学びに熱心に取り組みました。
 現地教授陣も、2020年度の経験を糧により効果的な指導方法を研究してくださいました。日本にいながらも、高度な学びを苦労して達成した生徒たちからは、精神的な成長も大いに感じます」

『特進留学コース』の取り組みについても、留学・研修先のニュージーランド、オーストラリアへの渡航許可が降り次第、すぐに対応できるよう準備を進め、オンライン研修も併用して万全の態勢を整えているそうです。

 こうしたフレキシブルな対応と長年培ってきた海外とのつながりが、コロナ禍での学びを充実させているのです。

Action Report File001
実践的な研究をネットワークで実現
現地と日本を結ぶオンライン海外研修

 SGクラスでは例年、高2でタイ・フィールドワーク、高3でロンドン大学SOAS校にて英語論文作成の研修を行っていましたが、コロナ禍により2020年度と2021年度はオンラインでの体験となりました。タイ・フィールドワーク研修では現地のカレン族や高大連携学習で協力している恵泉女学園大学のタイ在住学生とオンラインで交流し、タイの現状を生の声で伝えてもらいました。

 ロンドン大学オンライン研修では、専任のキャサリン教授を中心に平日の夕方2時間ずつ、オールイングリッシュでさまざまな講義やディスカッションを重ねながら、生徒それぞれの研究テーマに沿う英語論文を作成しました。

「英語の文献探しや日本語論文と英語論文の書き方、考え方の違いを把握するところは苦労したようですが、キャサリン教授の厳しい指導により、生徒たちの英語力や論理的思考力は大幅に鍛えられています」(宍戸校長先生)

カレン族とのオンライン交流 コロナ禍でも世界を知る取り組みが充実!カレン族とのオンライン交流
コロナ禍でも世界を知る取り組みが充実!
ロンドン大学オンライン研修で地球規模の社会問題をディスカッションロンドン大学オンライン研修で地球規模の社会問題をディスカッション
Action Report File002
さまざまな背景をもつ留学生と交流
オールイングリッシュの研修プログラムに参加
留学生との触れ合いで英語力を高め異文化を知る留学生との触れ合いで英語力を高め異文化を知る

 高1の1月から1年間、ニュージーランドでの長期留学を行う高校の『留学コース』は、コロナ禍のため渡航が中止となりました。そうした中でも実践的な英語を使う機会をつくろうと、3月の試験休みを利用して、オールイングリッシュによる3日間の英語研修プログラム「EMPOWERMENT PROGRAM」に参加。ガーナ、イラン、フィリピンなどから来た6名の留学生がファシリテーターとなり、アイデンティティについて学び、自己理解を深め、グループ・プレゼンテーションを行いました。

Action Report File003
社会を見つめ、見つけた課題を探究
SGクラス生による課題研究発表会
『Kosei Girls' Forum』
母子手帳の改善点を提案!鋭い視点の研究を英語でプレゼン母子手帳の改善点を提案!鋭い視点の研究を英語でプレゼン

 毎年恒例の『Kosei Girls' Forum~生徒たちの探究活動紹介とトークセッション~』。2021年度は成城大学、恵泉女学園大学から3名の教授を招き、SGクラスの高3生3名が「日本の母子手帳は多様な家族の在り方に対してどう改善されるべきか」「インドで物乞いをする子どもたちをどう救うべきか」「ジェンダーギャップを抱える日本社会で女性はどう働くべきか」をテーマに英語でプレゼンテーション。

 生徒9名によるトークセッションも行われました。

先生から一言
コロナ禍でも世界を舞台にした学びを実現
宍戸崇哲校長先生宍戸崇哲校長先生

 世界を舞台にした本校の学びは、2020年度から続くコロナ禍においてもポジティブに継続中です。渡航制限により海外研修、長期留学などが中止・延期にはなっていますが、オンラインを活用した取り組みや国内型の英語研修の機会を増やし、内容もさらに充実させています。

 2021年度からは、英検取得に特化した授業を無学年化し、中高全学年が自分のレベルに合わせた英検の授業を受けられるようにしました。今後も状況に合わせ、英語力、学習能力をより向上させる変革を続けていきます。

(この記事は『私立中高進学通信2021年12月号』に掲載しました。)

進学通信 2021年12月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ