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私立中高進学通信

2021年12月号

注目! News and Topics

日本学園中学校

自らの興味を探究して発信する
『創発学』を通して15年後の自分をイメージ

右から児玉航さん(高1)、吉見先生、2020年3月卒業の大岩雅典さん。「吉見先生は、当時数学が苦手だった僕がわかるまで付き合ってくださいました」(大岩さん)

右から児玉航さん(高1)、吉見先生、2020年3月卒業の大岩雅典さん。
「吉見先生は、当時数学が苦手だった僕がわかるまで付き合ってくださいました」(大岩さん)

 
「創発学』を通して見えてくる
「15年後の自分」

 自ら創造し、発信する力を育む『創発学』を基盤とする同校。『創発学』では、生徒自身が興味をもったことを課題に設定し、情報の収集、整理・分析を経て、中3で研究論文にまとめ上げ、中学生の前でプレゼンテーションをすることで発信力を育みます。

「『創発学』は15年以上前から続く本校のオリジナルプログラムです。フィールドワーク、キャリアエデュケーション、プレゼンテーションの3本柱を基本に、15年後の自分が就きたい職業を本人が調べ、そのために今、何が必要なのかを明確にします」(中学部長・数学科/吉見康仁先生)

 同校では中学に入学してすぐ、国の根幹をなす産業に当たる第一次産業をしっかりと理解するための教育活動を展開。まず林業を体験します。林業を肌で感じ、学校に戻って自分で調べたことを加え、一人ひとりが『林業新聞』を作って発信します。友達と力を合わせて木を切り倒す作業は中1のオリエンテーションの意味もあり、自然と仲良くなるようです。今年の取り組みは、新型コロナウイルスの影響で例年通りの実施というわけではありませんが、漁業と農業も例年のプログラムには盛り込まれています。

「中2のフィールドワークでは、校祖・杉浦重剛先生の墓参を兼ねて東京の下町を散策します。また、例年は保護者を学校にお呼びして、職業について語っていただく『あつき恵み教室』というキャリアエデュケーションを開催しています。校歌の一節に由来する名前がついているこの催しでは、保護者の方々がご自身の経験を熱心に話してくださり、生徒たちは実感をもって自分の職業選びに取り組めるようになります。終了後は生徒が書いたレポートを、ご参加いただいた方にお送りしています」(吉見先生)

 同校では球技大会、体育祭、文化祭などの行事も生徒自らが企画しており、学校生活全般が「日々これ創発」だと吉見先生は言います。

「教員が日常で生徒にかける言葉の一つひとつも、『創発学』につながるように心がけています」

 中3では研究論文をまとめ、中学生の前でプレゼンテーションをします。

「男子は目標が明確だとやる気になります。まず自分で声に出して発信することが大事です」(吉見先生)

『創発学』を通して意識する職業は、その時、就きたい職業でいいと吉見先生は言います。

「高校、大学へと進むうちに、将来の目標が変わることもあると思いますが、それはそれで構いません。就活をする段階になって、自分はどんな仕事をすればいいのかと、そこで初めて悩むのではなく、早いうちに将来のビジョンを描いておけば、軌道修正をすること自体は難しくないはずです。そして目標とする職業が定まったら、生徒には年収についても調べるように言っています。夢だけではなく、現実とのバランスも視野に入れて将来を考えてほしいからです」

高1生&卒業生が語る
『創発学』で将来の夢を見つけました!
好きなことを調べて楽しかった。
将来の職業を意識するようになりました!
児玉航さん(高1/総合進学コース)

「僕はプラモデルが好きなこともあり、研究論文の研究テーマを“おもちゃ”にしました。商品企画の仕事について企業の方に話を聞き、調べてまとめ、パワーポイントを使って発表しました。ただ、当日は緊張して、用意した原稿を読むのに精一杯で、発表時のことが記憶に残っていないのが残念です(笑)。調べているときはとても楽しく、また今まで漠然と思い浮かべていた商品を企画するプロセスや、どんなことを考えて会社が商品を売り出すのかがわかって面白かったです。振り返ると楽しかったことはもちろん、『創発学』のおかげで、将来の職業を意識するようになりました」

研究発表をする児玉さん。研究発表をする児玉さん。
中2のフィールドワークにて東京・下町でうなぎを食べる児玉さん。

目標に向かって大学でも頑張っています!
大岩雅典さん(早稲田大学文学部2年)
中2の2〜3月のオーストラリア研修にて。「一人ずつ別々の家庭で2週間のホームステイをしましたが、慣れたら楽しくなりました」。大岩さんは高1の夏休みにフランスへ一人旅をして、美術館巡りを体験したといいます。中2の2〜3月のオーストラリア研修にて。「一人ずつ別々の家庭で2週間のホームステイをしましたが、慣れたら楽しくなりました」。大岩さんは高1の夏休みにフランスへ一人旅をして、美術館巡りを体験したといいます。

「中2から高2まで部長を務めた表象文化研究部で美術館へ行くことが多かったのですが、そこで学芸員という仕事があることを知りました。僕は『創発学』の課題として『美術館』『学芸員』を選び、江戸東京博物館の学芸員の方にどうやって展覧会を企画するかを聞いて、自分で調べたことも加えて最終的に研究論文にまとめ、パワーポイントを使ってみんなの前で発表しました。学芸員の仕事の第一の目的は文化資料を保存して後世に残すことですが、同時に保存している文化を社会に還元しなくてはいけないということを知りました。どのような展示を企画して実際に運営するかということはもちろん、日常的に美術館に来ない人にも楽しんでもらって、かつ学びを提供しなくてはいけないという、普及活動の難しさを感じました。

『創発学』を通して将来の目標を定めることができましたし、卒業論文をまとめてみんなの前でプレゼンテーションをしたことは、今、大学で文章を書いたり発表したりする際にも大変役立っていると思います」

学習の習慣をつける「デイリーレッスンノート」

 右ページに漢字、左ページに英単語と暗唱英文、3行の日記を書く「デイリーレッスンノート」は、15年ほど前から中学で始まった、先生と生徒間の交換日記のようなノートです。

「生徒は提出しないと居残りで部活動もできません。休日も書かなくてはいけないので生徒は大変だと思いますが、毎日ノートを書くことで自然と机に向かう習慣がつきます。3行の日記は何を書いても自由。生徒の趣味などを知ることができて、毎日読むのが楽しみです」(吉見先生)

ノートの形は生徒の声を聞いて改良を重ね、現在のようなフルフラットに開く書きやすいノートになりました。

ノートの形は生徒の声を聞いて改良を重ね、
現在のようなフルフラットに開く書きやすいノートになりました。

(この記事は『私立中高進学通信2021年12月号』に掲載しました。)

日本学園中学校  

〒156-0043 東京都世田谷区松原2-7-34
TEL:03-3322-6331

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