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私立中高進学通信

2021年12月号

これからの国際交流

和洋国府台女子中学校

同年代の生徒とオンラインで意見交換
共感や驚きが真の国際理解につながる
オンライン国際交流

同校の生徒たちは、登校して学校から参加しました。互いに距離を取り、パーテーションで区切るなどの感染対策を行ったうえで、マスクを外して顔を見せ合っての交流となりました。

同校の生徒たちは、登校して学校から参加しました。
互いに距離を取り、パーテーションで区切るなどの感染対策を行ったうえで、マスクを外して顔を見せ合っての交流となりました。

海外研修、国際交流イベントの中止を受けて、オンラインでの国際交流プログラムをスタートしている同校。今年度は、ミャンマーとネパールの高校生と交流をしました。

ディスカッションを通し
思いやりや共感力を養う
「国際交流は、さまざまな人間力を高められる、人格形成のうえで大切な教育だと思っています。だからこそ、中高の大切な時期に経験してほしいプログラムなのです」(西山典子先生)「国際交流は、さまざまな人間力を高められる、人格形成のうえで大切な教育だと思っています。だからこそ、中高の大切な時期に経験してほしいプログラムなのです」(西山典子先生)

 世界と対話できる生きた英語力と、異文化への理解を併せ持った生徒の育成に力を入れている同校。国内での英語宿泊研修をはじめ、ヨーロッパ文化研修、オーストラリア姉妹校での語学研修など、充実したプログラムも用意されています。

 しかし、それらの国際交流イベントは、コロナ禍の影響で2020年から中止を余儀なくされてきました。

「これまで私たちは、『その国の文化の中で生活している同年代の生徒と、タイムリーにコミュニケーションを取る』ことを重視して、国際交流を行ってきました。同年代だからこそ生じる驚きや共感こそが、真の国際理解につながると考えているからです。コロナ禍で国際交流イベントが中止となった後も、その部分を生徒に体験してもらうにはどうすればよいのかと模索を続け、たどり着いたのが2020年の夏からスタートした海外の生徒とのオンライン交流会です」(西山典子先生)

 交流会では、「WithThe World」という企業のプログラムを活用し、世界各国の中高生とのディスカッションを通して国際理解を深めていきます。昨年度はインドとマレーシア、今年度はミャンマーとネパールの高校生と交流を行いました。

「アジア圏の生徒たちとの交流は非常に有意義であると感じています。英語はあくまでもコミュニケーションツールですので、英語が母語でない国の人とのディスカッションであれば、より互いに相手を理解しようと努めます。その相互のやりとりが、共感、思いやり、感動へと広がったと思います」(西山先生)

現地の生の声が
生徒の心に響く

 今年度は、高1・高2生の47人が参加。「日常生活で行っていること」と「マイブーム」をテーマに、約90分間のディスカッションを行いました。

「特にミャンマーは、政治的にも難しい状況にあります。ミャンマーの生徒たちから、学校にも行けず、怖くて家から出られない状態にあることを聞き、本校の生徒も身につまされる思いがしたと言っていました。直接聞いたことだからこそ、心への響き方も違ったのだと思います。とてもいい交流ができました」(西山先生)

 今後は、ディスカッションのテーマをさらに掘り下げ、より深い交流をめざしたいという西山先生。コロナが収束した暁には、海外研修の事前交流に活用するなど、プログラムを発展させていく予定です。

笑顔を見せて会話を楽しむ同校の生徒。終了後には、「世界が広がった」「また参加したい」という声とともに、「英語を勉強する大切さを実感した」という感想も寄せられたそうです。笑顔を見せて会話を楽しむ同校の生徒。終了後には、「世界が広がった」「また参加したい」という声とともに、「英語を勉強する大切さを実感した」という感想も寄せられたそうです。
生徒たちは相手国のバックグラウンドを調べたり、うまく伝えるためにイラストや写真などの資料を用意したりして、交流会に臨みました。生徒たちは相手国のバックグラウンドを調べたり、うまく伝えるためにイラストや写真などの資料を用意したりして、交流会に臨みました。
交流は、同校の生徒3~4人と現地校の生徒3~4人が1グループとなって行われました。それぞれのグループにはアシスタントが入り、コミュニケーションをサポートします。交流は、同校の生徒3~4人と現地校の生徒3~4人が1グループとなって行われました。それぞれのグループにはアシスタントが入り、コミュニケーションをサポートします。
国際交流プログラム

 同校では、長きにわたって、中3~高2の希望者を対象とするヨーロッパ文化研修、高2の希望者を対象とするオーストラリア語学研修、中1~高1の希望者を対象とする国内での英語宿泊研修を実施してきました。

 ヨーロッパ文化研修は、イギリスまたはイタリアに赴き、観光地などを回って文化に触れるとともに、現地の小学校を訪問します。

 オーストラリア語学研修では、ホストファミリー宅に滞在しながら交流校に通い、語学研修を行います。このほか、オーストラリアへの2カ月の短期留学、カナダへの1年間の留学も用意されています。

 また、国内での英語宿泊研修では、オーストラリアから姉妹校の教員を招き、オールイングリッシュでオーストラリアの文化などを楽しく学ぶことができます。

進学通信 2021年12月号
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