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私立中高進学通信

2021年12月号

これからの国際交流

玉川学園 (中)

世界に触れて国際感覚を磨く、
全人教育の伝統を重視した独自の国際教育プログラム
ラウンドスクエア
オンライン国際会議

2021年9月に行われたラウンドスクエア・オンライン国際会議の様子。オンライン上に広がるバーチャルキャンパスで、各自でアバターを動かしながら、キャンパス内の各所で行われるさまざまなプログラムに参加します。

2021年9月に行われたラウンドスクエア・オンライン国際会議の様子。
オンライン上に広がるバーチャルキャンパスで、各自でアバターを動かしながら、
キャンパス内の各所で行われるさまざまなプログラムに参加します。

多くの生徒を海外へ送り出すとともに、海外の学校からの受け入れも積極的に行うなど、さまざまな国との交流を活発に行う同学園。コロナ禍において実践されるリアルな国際交流について紹介します。

創立時より脈々と続く
“本物”に触れる国際交流をオンラインで継続

 1929(昭和4)年の創立以来、本学園は全人教育を教育理念に掲げ、国際教育を教育信条の一つとし、長い歴史の中で世界標準の教育を提供することに力を尽くしてきました。その土壌をベースに、時代に対応する学びを実践する現在は、次世代のリーダーになりうる人材の資質として、「真に国際社会を理解するグローバルな視野」「科学的思考に基づく探究力や創造性」「高度情報化社会を生き抜くためのICTスキル」が必要不可欠であると捉え、「国際教育」「理数教育」「ICT教育」を3つの柱として強化し、さまざまな教育プログラムを推進しています。

「海外からも第一人者を招聘し、“子どもたちが本物に触れること”を大切にしてきた創立者の思いは、現在も脈々と受け継がれています。国際教育に関しても同様で、世界に触れて国際感覚を磨くことができる、充実した教育環境を提供しています。
 本学園では日頃からさまざまな国の学校との交流が盛んで、英語学習の実践の場としてはもちろん、異文化への理解を深める機会として、対象学年と目的を考えた数多くの国際教育プログラムを提供しています。生徒一人ひとりがそれぞれの目的に合わせて、主体的にプログラムに参加できることが大きな特色です。
 年間200名以上の生徒を海外に派遣し、130名以上の海外生徒を受け入れするなど、一年を通して継続的に異文化交流を実践しています。さらに本学園は49カ国230校以上のメンバー校からなる国際的な私立学校連盟『ラウンドスクエア』にも日本で初めて加盟しており、国際会議に参加しています」(K-12国際教育センター/山中啓道氏)

「世界の提携校やラウンドスクエアメンバー校との交流はプログラム期間中だけの一過性のものではなく、日頃からメールで情報交換をしたりオンラインでの交流も積極的に行っています。コロナ禍においてもその交流は途絶えることなく、ラウンドスクエアのオンライン国際会議に参加するなどして、国際交流を続けてきました。
 オンラインが普及したとはいえ、教育活動において重要なのは、やはり本物の体験です。実際に現地に足を運んでこその臨場感、緊張感や不安感、失敗も含めたさまざまな体験を通して、生徒は人間的に大きく成長していきます。ラウンドスクエアも同様の方針で、感染症対策に細心の注意を払いながら、イギリス・オックスフォードでの国際会議を2022年9月に開催する予定です」(アカデミックサポートセンター/伊部敏之センター長)

多彩なオンライン交流が実現!
近年実施されたオンライン国際交流の実践例(抜粋)
2020年
オーストラリア・St. Philip's Collegeとの交流

 お昼休みを使って、現地校の生徒たちと自己紹介をしたり、お互いの文化について語り合ったりしました。

オーストラリア・International Grammar Schoolとの交流

 IBクラス9年生(中3)の授業で、現地校の生徒とお互いの国の文化についてグループ別にディスカッションを実施。

ラウンドスクエア・メンバー校とのオンライン交流の様子。ラウンドスクエア・メンバー校とのオンライン交流の様子。
台湾稲江とのオンライン交流の様子。台湾稲江とのオンライン交流の様子。
IBクラスのオンライン交流の様子。IBクラスのオンライン交流の様子。

2021年
Round Square Postcard に参加

 ラウンドスクエア・メンバー校の生徒がオンライン上で集まり、ディスカッションなどを行う『Round Square Postcard』セッションに同学園から9年生(中3)〜11年生(高2)の6名の生徒が参加し、“School Mottos, Culture and Community”のテーマに基づき、玉川学園の理念について英語でプレゼンテーションを行いました。当日は、8カ国25校から125名の生徒が参加しました。

台湾・稲江高校とのオンライン交流会

 日本語を学習している現地校の生徒と、お互いのコロナ禍の状況や流行について情報交換をしたり、クイズを出し合ったりして交流しました。

Round Squareオンライン国際会議に参加

 オンライン上にバーチャルで議場となるキャンパスを再現。各国から参加した生徒が自らのアバターを操り、ゲストスピーカーによるスピーチに耳を傾けたり、テーマに基づいてほかの参加者とともにディスカッションをしたり、校庭でヨガやゲームに取り組んだりと、3時間にわたる諸活動が行われました。

「これらのオンラインプログラムのほかにも、これまで行ってきた多彩な国際教育プログラムに代わる新たな試みを積極的に推進しています。たとえば提携校であるハワイ・プナホウ校や、カナダにある学外施設『玉川学園ナナイモ校地』とは、継続的に交流を図っています。
 また、各教室に設置された大型液晶モニターを使うことで、身振り手振りを交えた交流やゲーム形式のワークショップなどが可能となり、よりリアルな交流が実現できる環境が整っています。恵まれたICT環境はコロナ禍の教育活動においても非常に役立ち、主要教科の学びはもちろん、体育などの実技教科についても充実した内容となりました」(第8学年(中2)主任/小林潤先生)

創造的・先進的な教育を打ち出すための
盤石の組織体制

 今回の取材では、日頃から授業を中心に生徒の指導にあたる教員と、国際教育プログラムの開発・企画やアフターフォローに従事する職員の代表という、それぞれ担当や部署の異なる4名の教職員からお話を伺いました。お互いに共通する思いを、中学部長の中西先生は次のように話します。

「玉川学園の教育の本質は“触れて・感じて・表現する”ことにあり、日頃から生徒が五感を使って学ぶことを意識しています。授業以外にも体験から学べるさまざまな機会を用意しており、国際交流はその一つの舞台です。国際交流についても、まずプログラムありきではなく、生徒が自分の興味・関心のあることに基づいて深めていける場、自分の枠を越えて挑戦していく場であるべきだと思います。
 現場の教員と各プログラムの開発やサポートを行う部署が、各専門分野に従事しつつ連携することで、常に時代に対応できる教育をともに創り上げているのです」(中学部長/中西郭弘先生)

中学部長/中西郭弘先生中学部長/中西郭弘先生
アカデミックサポートセンター/伊部敏之センター長アカデミックサポートセンター/伊部敏之センター長
第8学年(中2)主任/小林潤先生第8学年(中2)主任/小林潤先生
K-12国際教育センター/山中啓道氏K-12国際教育センター/山中啓道氏
CHaT Net(オンラインネットワークシステム)で
多種多様な国際交流プログラムを配信

 家庭と学校をつなぐネットワークシステム『CHaT Net』では、国内外における国際教育プログラムの配信も行っています。日々配信される多種多様なプログラムの中から、生徒たちは自らの希望や条件に合うものを選択して、参加することができます。

進学通信 2021年12月号
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