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私立中高進学通信

2019年7月号

学校ってどんなところ?生徒の一日

光塩女子学院中等科

“かけがえのない”生徒一人ひとりが
互いに支え合い、高みをめざして成長!

中1から高3まで、それぞれが学年目標を掲げ、本物の人間力を持った女性を育む同校。明るい生徒たちが温かく迎えてくれました。
私が紹介します!
中2 Aさん

「小学生の時、この学校の文化祭を見て、受験したいと思いました」というAさん。現在はダンス部に所属し、勉強と部活動を両立させています。

7:50 登校

 

 JR中央線「高円寺」駅または東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅から徒歩で学校へ。学校指定の通学カバンまたはリュックサックで登校します。縞々のネクタイにジャンパースカートの制服は、スペインにある同校の設立母体「メルセス会」の学校で着用されていたものと同じデザインです。


8:00 朝礼

 この日は外朝礼。全学年が校庭に並んで校長先生のお話を聞き、朝の祈りを唱えます。外朝礼のほかにも、各教室で聖書のお話や先生のお話を聞く機会もあります。また、毎週土曜日には10分間の「土曜テスト」が行われ、漢字や英単語を書く力を身につけていきます。


8:20 1時限目 音楽

 

 先生のピアノ伴奏で「マモマミ、マモマメマー」などいくつか発声練習を行い、『サンタルチア』『荒城の月』を歌いました。「私は楽器演奏が好きです。中1の3学期には1人ずつアルトリコーダーを発表しました」(Aさん)


9:20 2時限目 英語

 

 中1から習熟度別授業を行っています。「NEW TREASURE SECOND EDITION」を使用し、4技能をバランスよく学びます。中1~高1まで週に1時間、ネイティブ教員による英会話の授業があり、高2希望者は特別講座で英会話のスキルアップをはかることができます。


10:20 3時限目 朗読

 

 同校オリジナルの授業「朗読」。近代の小説や詩、古典文学などの教材をよく読み込み、時間をかけて解釈し、内容を理解した上で朗読します。この日の教材は室生犀星の詩『寂しき春』。一つひとつの言葉の意味を、複数の辞書を使って調べ、じっくりと内容を吟味していました。


11:20 4時限目 保健

 

 中1の時は週3回体育の授業があり、保健の授業は中2から始まります。この日は「スポーツの楽しさ」について学びました。


12:10 昼休み

休み時間には校庭で鬼ごっこをしたり外で遊ぶことが多いです休み時間には校庭で鬼ごっこをしたり外で遊ぶことが多いです
教室で友達とワイワイおしゃべりしながらお弁当を食べます。「その日受けた授業や面白かった先生の話、部活動の先輩の話をよくしています」教室で友達とワイワイおしゃべりしながらお弁当を食べます。「その日受けた授業や面白かった先生の話、部活動の先輩の話をよくしています」
昼休みになると廊下でパンが販売され、それを求める多くの生徒たちでにぎわいます。一番人気のパンは、北海道のミルクとバターをたっぷり使った「ふんわりミルクボウル」(100円)です。昼休みになると廊下でパンが販売され、それを求める多くの生徒たちでにぎわいます。一番人気のパンは、北海道のミルクとバターをたっぷり使った「ふんわりミルクボウル」(100円)です。

13:00 5時限目 数学

 

 中2の1学期から習熟度別の授業が始まり、生徒の理解度に応じた授業が展開されています。数学1では数量、数学2では図形を学習しています。


14:00 6時限目 倫理

 

 班ごとにイエスのたとえ話のメッセージを読み取り、それを現代ではどのように人に伝えていけるかを考えていきます。担当の先生によると、「教員の解釈を押し付けるのではなく、生徒たちの受け取り方を大事にし、自分たちでイエスからのメッセージに気づいてほしいと考えています。聖書の教えは普遍的な話が多いので、大人になっても覚えていてほしいですし、生活に活かしてほしいと思います」。


14:50 HR、終礼

 

 先生から連絡事項の伝達があり、Aさんはクラスメートから提出物を集めています。最後に、みんなで約1分間のお祈りをしました。


15:00 掃除

 

 終礼後、教室や廊下などの掃除をします。


15:20 部活動

 

 中学生は9割以上、高校生は7~8割の生徒が部活動に所属しています。ダンス部所属のAさんは「練習は週2回ですが、公演前はほぼ毎日練習しています。バレエ、チア、ヒップホップ、ジャズなどいろいろなダンスを踊れて、とても楽しいです。中高一緒なので、高校の先輩から教わることが多いです」。

家でもたくさんダンスの練習をしています家でもたくさんダンスの練習をしています
「共同担任制」で6人から7人の教員が生徒をサポート

「あなたがたは世の光、地の塩」という聖書の一文が校名の由来。「人は誰でも、そのままで価値のある“かけがえのない存在”」というキリスト教・カトリックの教えを教育理念としています。これは「倫理」の授業にも、その理念は息づいています。

「本校の『倫理』は、中1『自分との出会い』、中2『自分と他者との関わり』、中3『社会の中での自分』という学年目標とリンクしたカリキュラムを設定しています。中2では、聖書にあるイエス様の言葉を解釈し、それを紙芝居や劇にアレンジして発表するグループワークを行います。聖書を読むと難しく感じられますが、友達が劇などで発表すると興味を持ちやすく、聖書の教えに親しむことができます」(亀田朋子先生)

 同校の特色として、1学年を6~7人の教員が共同で生徒を見る「共同担任制」があります。これは設立当初からスペイン人と日本人のシスターが協力し合って学校作りを行ってきた当時のシステムが、今に引き継がれているそうです。

「ベテランから若手まで、いろいろなタイプの教員がチームを組みます。中学生は自分と年齢の近い先生のほうが話しやすいようですが、高校生になると、友人関係の相談はこの先生に、進路についての相談はあの先生に、と状況に応じて相談相手が替わります。私たち教員もチームで生徒の成長をサポートできるのは大きなメリットですし、生徒もその様子を見て、人と助け合うことや、協働の意味を学んでくれます」

2018年2月に完成した新1号館。2018年2月に完成した新1号館。
中学生はスモックを着て過ごします。中学生はスモックを着て過ごします。
オーストラリア短期研修に行って成長できました!!

2017年度から行われている10日間のオーストラリア短期研修(高1・高2希望者)に参加した高3のBさんと高2のCさんに、ホームステイなどの体験談をうかがいました。

――Q 研修に参加したきっかけは?

Bさん
好きな教科が英語で、もっと活かせる機会があればと思っていました。海外旅行の経験はなかったのですが、学校で行くなら安心だと思って。

Cさん
私は逆に英語が苦手で、この研修で英語にたくさん触れて、苦手意識をなくしたいと思って参加しました。

――Q ホストファミリーの方たちとは仲良くなれましたか?

Cさん
私のお世話になった家には、中1(当時)の双子の姉妹がいました。最初は緊張しましたが、姉妹と犬の散歩に行く機会があって、そのときいろいろ話をして打ち解けられました。

Bさん
ホストファミリーには高2、中3、小6の三姉妹がいました。一番上の子は当時の私と同い年でしたが、とても大人っぽかったです。私はリスニングが得意なつもりでしたが、はじめはなかなか聞き取れなくて苦労しました。でも私がへたな英語で何とか伝えようとしていたら相手もわかってくれて、少しずつ話せるようになりました。姉妹の友達とランチをして話す機会もありました。

――Q 研修中、とくに思い出に残った出来事はありますか?

Cさん
最終日にフェアウェルパーティー(送別会)を開いてもらったのですが、その時、学校の特別講座で教わった日本舞踊を披露しました。ホストファミリーの人たちが「良かったよ」と言ってくれて、「日本文化は海外でも喜ばれるんだ」と実感できてうれしかったです。Bさんは歌を歌いましたよね。

Bさん
そう。同じ学年の合唱部の子と2人で「星に願いを」を英語で歌いました。それと、書道を体験するブースでホストファミリーの名前をカタカナで書きました。

Cさん
老人ホームにボランティアに行くこともあって、おじいさんと一緒に鶴を折りました。

Bさん
ほかに博物館や美術館、クイーンズランド大学の見学にも行って、充実していましたね。

――Q 研修を通して成長できたところは?

Cさん
以前は英会話が苦手でしたが、私は自分から壁を作って「無理だ」と思っていたんです。でも研修を経験して「単語がわからなくても、とりあえず話してみよう」とトライできるようになり、それまで嫌いだった英語を「面白いな」と思えるようになりました。

Bさん
コミュニケーション能力が上がったと思います。言葉だけではなく相手の目を見て一生懸命に伝えようとすると、必ずわかってくれますから。

――Q これから研修に参加する後輩たちに、メッセージをください。

Cさん
日本人はシャイで自分をさらけ出さないところがあるけれど、海外に行ったら、思い切って積極的にトライしていくほうが良いと思います。

Bさん
研修期間中、私が肉じゃがを作ったら、ホストファミリーの人たちがとても喜んでくれました。今でも手紙に「レシピを参考に肉じゃがを作っているよ」と書いてくれています。そんなうれしい経験もたくさんできますよ。

進学通信 2019年7月号
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