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私立中高進学通信

2019年7月号

注目! News and Topics

駒込中学校

セブ島語学研修とオンライン英会話教室で
グローバル教育を充実させる

セブ島語学研修では、フィリピン人講師から、マンツーマンレッスンを受けます。

セブ島語学研修では、フィリピン人講師から、マンツーマンレッスンを受けます。

「これからの国際人は、世界に出て活躍するだけでなく、自国の文化を外に向けて発信することも大切な役割であり、アジアでの経験を糧に、日本を世界に発信できる人材を育てていく」ことをグローバル教育の理念とする同校では、ハワイ大学に泊まり「生きた英語」を学ぶ、9日間の『ハワイセミナー短期語学研修』や、発信する力を養う『英語スピーチコンテスト』に加え、『セブ島語学研修』と『オンライン英会話教室』を導入しています。その狙いについて、英語科の横山亮仁先生にお話をうかがいました。

中学3年間の英語学習の成果を試す語学研修

「近年、大学受験などでも英語4技能の能力を測る試験が導入されつつあり、その対策もとられています。しかし、日本人にとって難しいのが、日本人以外の人と英語を話す経験を積むことです。セブ島語学研修の最も大きな狙いは、生徒たちがフィリピンの人と会話する機会を作ること。2015年度から実施しており、毎年英語学習に意欲のある生徒を中心に希望者が参加しています」

 セブ島語学研修は中3から高1になる節目の春休みに、6泊7日の日程で実施されます。生徒たちは、主にアジア地域からの英語学習者が集う施設で寝泊まりしながら、マンツーマンレッスンとグループレッスンの両方を、1日計8コマ(1コマは50分、希望者は+2コマのナイトレッスンも受講可)受けます。

「中学3年間で学んだ英語の能力が身についていれば日常会話には困らないと言われるように、この時期は英語教育にとって一つの区切りとなります。また、大人への入り口であるこの時期に、自分の英語力を試す経験をしてほしいという思いもあります。滞在期間は1週間と限られているので、英語力の向上というよりは、自分たちがこれまで学んできた英語が通じることに喜びを感じ、これからの英語学習への意欲を高めることが、セブ島語学研修の最大の狙いです」

 現地では、英語を母語としない生徒の指導に長けた講師が、ていねいに授業をしてくれます。また、レッスン以外の時間に、アジア諸国をはじめ、他国からの同年代の子どもたちと交流を深めることもできます。日本ではできない貴重な経験を通じて、参加者それぞれが大きな成果を得て帰国します。

オンライン英会話教室で
生きた英語に触れる
オンライン英会話教室の様子。ヘッドセットを使い、パソコン画面を見ながらレッスンを受けます。オンライン英会話教室の様子。ヘッドセットを使い、パソコン画面を見ながらレッスンを受けます。

 セブ島語学研修と同様の狙いで、2018年度から、オンライン英会話教室を実施しています。

 パソコンを通してフィリピン人講師から英語の指導を受けるもので、希望者は、放課後に30分のマンツーマン英会話を、年間20回受講できます。経験豊富で親切な講師が、英語をコミュニケーションツールとして用いた楽しい会話で英語の4技能を伸ばしてくれます。

「オンライン英会話教室は、生きた英語を体験することを狙いとしています。最初のレッスンでは緊張していた生徒たちも、レッスンが進むにつれてイキイキと会話を楽しむようになっていきます。英語を話すことへの抵抗をなくすほか、学んだことが使えた手応えから学習意欲の向上にもつながるなど、大きな成果があると思っています」

 従来のメニューと有機的に組み合わせることで、同校のグローバル教育は、より効果を高めています。

セブ島語学研修に参加した生徒にインタビュー
完璧でなくてもがんばって伝えようとすることが大切

――なぜ参加しようと思いましたか。

吉川雄太朗さん
オンライン英会話教室など、中学3年間で学んだことを外に発信したいと思ったからです。

竹下奈穂さん
ネイティブの先生との会話が楽しかったので、海外の人と会話をしてみたいと思いました。

――どんな成果がありましたか。

吉川さん
文法が多少違っていても通じることがわかり、そのうれしさが自信になりました。海外の同世代の人と話すのは初めてでしたが、コミュニケーションに抵抗がなくなりました。

竹下さん
アジアの人と話す時にも英語が共通語になるので、完璧でなくてもがんばって意思を伝えることが大切だとわかりました。

――将来、英語とどう関わっていきたいですか。

竹下さん
大学は、英語に関連した学部に行きたいです。仕事でも英語を活かせればと思います。

吉川さん
英語が話せることをめざし、たとえつたなくてもコミュニケーションの壁を作らないようにしたいです。

セブ島語学研修に参加した吉川雄太朗さん(右)と竹下奈穂さん(左)。セブ島語学研修に参加した吉川雄太朗さん(右)と竹下奈穂さん(左)。
学校の目の前には海が広がっています。学校の目の前には海が広がっています。
主にアジア地域から来ている他国の人たちとも交流できます。主にアジア地域から来ている他国の人たちとも交流できます。
英語への興味を持続させる工夫を取り入れる
英語科 横山 亮仁 先生英語科 横山 亮仁 先生

 英語4技能入試の導入に伴い、本校では従来型の授業に加えて英語を「使う」時間を多く取り入れています。ペアワークやグループワークを通して、時にはネイティブの教員も加わりながら、4つの力をバランスよく伸ばせるように工夫しています。また教科書のほかに、絵本や歌、映画などを用いてさまざまな角度から英語に触れる機会を作り、生徒たちに英語好きでいてもらえるように常に考えながら授業を展開しています。

進学通信 2019年7月号
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