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私立中高進学通信

2019年7月号

私学の英語最前線

本郷中学校

男子ならではの競争意識を
刺激に変え、やる気をアップ

さまざまな取り組みを踏まえながら、ハイレベルな英語指導を実践している同校。
英語力を高める秘訣は、教育目標の「自学自習」という言葉の通り、
男子生徒ならではの競争心を刺激しながらモチベーションを引き出すことでした。
中学3年間分の英単語データを
USBメモリーで手渡し
入学後すぐに手渡されるUSBメモリーには中3までに教科書で学ぶ単語データを収録。テスト形式で単語を学ぶシステムになっていて、教科書の進度に関わらず、自分のペースで単語の習得を進められます。入学後すぐに手渡されるUSBメモリーには中3までに教科書で学ぶ単語データを収録。テスト形式で単語を学ぶシステムになっていて、教科書の進度に関わらず、自分のペースで単語の習得を進められます。

「小学校で身につけた英語力には差があります。それが大きく影響しないように、すべての生徒が自信を持って中学で英語学習をスタートできるようサポートしています」

 そう話すのは中1の英語を担当している山形幸恵先生です。同校では中高一貫の強みを活かし、教科書は『NEW TREASURE(ニュートレジャー)』を採用しています。公立中学で使われる教科書に比べると、早い進度で広範囲の内容を学習することになるため、入学までの春休みにも英語学習を進めてもらおうと、入学前に課題を出し、教科書も先に渡すなどしています。

 課題には英語圏の子どもたちが発音と単語の綴りの規則性を学ぶ音声学習法「フォニックス」を取り入れています。フォニックスを学ぶことでスペリングの大まかな傾向がつかめるようになると、初めて見る単語でも読み方が推察できるため英語への苦手意識が軽減され、その後の英語学習がスムーズに進むからだと言います。

 また、同校独自の取り組みとして、教科書に出てくる中学3年間分の単語データを収録したUSBメモリーを、入学してすぐに生徒一人ひとりに手渡しています。USBメモリーにはテスト形式のファイルが保存されていて、自宅での単語学習に活用できます。

独自の単語検定や基礎学力試験で
学習の定着度を確認

 毎学期の始業式には、USBメモリーの内容をもとに、独自の英単語テスト『本郷英単語基礎学力検定試験(本単検)』が行われます。100問100点満点で単語の習得度をチェック、点数によって級や段が認定され、全校生徒を前に表彰も行われます。

「男子生徒は競争意識が高いので、『本単検』が切磋琢磨し合う “起爆剤”になっているようです。中2と中3は同じ内容のテストを行うので、学年の枠を越えて上位の級や表彰をめざして競い合っています」

 また、理解の足りない学習分野を確認するため、教科書の内容を基本にした『基礎学力試験』を中2と中3の2年間で計3回行っています。授業内容をきちんと理解できていれば8割以上は正解できる内容で、自分の点数と向き合うことで自信を持ったり、勉強の足りない部分を客観視したりするきっかけにもなるそうです。中2までに中学の全課程をほぼ修了するカリキュラムを組んでおり、授業の進度は早いですが、もう少しがんばってほしい生徒には個別に補習を行うなどのフォローがあります。

 週5時間ある日々の授業では、文法や長文の指導をおろそかにせず、土台となる知識の積み重ねを徹底しています。

「 “使える英語”を身につけることも大事ですが、まずは文法をしっかりと理解し、身につけてほしいと思います」

 その一方で、英語を使ったコミュニケーションは、ネイティブの先生による週1時間の授業でスキルアップ。クラスを2つに分けて行う少人数の授業で、英会話の実践機会を増やしています。

 さらに中3になると週1回はオンライン英会話のレッスンを受講。全員一斉に25分間、マンツーマンの英会話に挑戦する環境を作ったことで、抵抗感を持たずに取り組めているそうです。

 そのほか中1から中3まで、学年が上がるごとにレベルアップしていくスピーチコンテストも開催。英語を使ったプレゼンテーションスキルを高めるきっかけになっています。

英検対策では先輩が面接指導
少し先を行くその姿が目標に

 学外で受検する緊張感の中、自分の実力に向き合ってもらおうと、英検の積極的な受検も奨励しています。中1の最初の検定では全員が5級合格をめざし、その後も上位級へステップアップ。中1終了時では平均して6割以上が3級、中3終了時では3割以上が2級を取得しているそうです。

「3級以上になると、合格するかしないかの差が出てきます。周りの友達との結果を比べ、自ら勉強を始めるようになります。これこそが、本校が尊重する “自学自習”につながるもので、英検の取り組みを進める大きな理由の一つです」

 3級以上の2次試験前には、先輩が後輩を教えるというスタイルで対策を進めています。具体的には3級は中3、準2級は高1、2級は高2で合格している生徒が放課後、受検する生徒に面接のシミュレーションをしているのです。

「同じ内容でも教員より、先輩からの言葉のほうが心に響くようです。少し先を行く先輩の姿が目標になり、追いつきたい、という気持ちが強くなるからではないでしょうか」

 思春期の男子の気持ちを理解し、やる気を引き出すノウハウを持ち合わせているのは男子校だからこそ。英語教育においても互いに刺激し合い、モチベーションを高める機会が豊富で、自然と “自学自習”に導く工夫がたくさん施されていました。こうして身につけた英語力は、次のステップへ羽ばたく確かな力になることでしょう。

POINT1
学年ごとにレベルアップし盛り上がる
スピーチコンテスト

 英語での発表機会として各学年でスピーチコンテストを行っています。中1は「Recitation Contest」で、著名な演説やスピーチ、物語の一部を暗唱。中2は「Show&Tell」として、「私の宝物」など与えられたテーマで話します。中3では「Speech Contest」として、本格的な英語スピーチに臨みます。

 いずれもクラスの代表を選んで、学年全体の前で発表して順位を決定。誰もが主体的に取り組んでおり、表現や伝え方に工夫が凝らされるなど聞き応えのあるものになっています。

POINT2
希望者が年々増加している海外研修は
オーストラリアとカナダで実施

 中3から高2の希望者を対象にした海外研修は、初級・中級・上級別にカナダとオーストラリアで行っています。

 上級者対象のオーストラリア研修では、ホームステイをしながら伝統ある男子校に通って授業を受講。同年代の現地生徒と交流を持つことも大きな刺激になります。

 一方、初級と中級対象のカナダでは、留学生向けの英語コース(ESL)で授業を受け、さまざまなアクティビティやボランティアなども体験します。休日はホームステイ先の家族と一緒に過ごし、異文化を肌で体験します。

担当の先生より
当たり前に英語が使えるようになり
自分の意見をしっかり伝えられる人に

 普段の指導では、男子生徒に合った勉強方法を尊重しています。個人差はありますが、声がけするタイミングを見計らって指導をしています。また『本単検』や『英検』などで競争意識や自信を高めるなどして、本校が尊重する“自学自習”が自然と実践できるよう導いています。その結果、生徒には将来、当たり前に英語を使える人になってほしいと願っています。実際、本校では英語を使うことはもはや普通のこととして、大学では第二外国語圏への留学を視野に入れる生徒も出てきました。だからこそ、しっかりと自分の意見を持ち、伝えられる人になってもらいたいと思います。(英語科/山形幸恵先生)

(この記事は『私立中高進学通信2019年7月号』に掲載しました。)

本郷中学校  

〒170-0003 東京都豊島区駒込4-11-1
TEL:03-3917-1456

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