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私立中高進学通信

2019年7月号

私学だからできるオリジナル教育

共立女子中学校

表現力を養う独自授業
『国語表現』の魅力

国語指導に定評のある同校が2018年度から新たに設けた『国語表現』の授業。
「書く」「話す」を中心に、さまざまな切り口で行われる少人数制授業に注目が集まっています。
少人数で行われている『国語表現』の授業で、1年後の自分宛てに書いた手紙を見せ合う中1の生徒たち。

少人数で行われている『国語表現』の授業で、1年後の自分宛てに書いた手紙を見せ合う中1の生徒たち。

国語が苦手な生徒でも
前向きに取り組める工夫

 『誠実・勤勉・友愛』の校訓のもと、時代を越えて “輝き、翔ばたく女性”の育成をめざす同校。もともと国語指導に力を入れてきた同校ですが、社会変化や時代のニーズにさらに沿うようにと、2018年4月より独自の授業『国語表現』を立ち上げました。国語科の教員が、中1から中3を対象に新設した科目です。ポイントは「表現する力」を伸ばすため、「話す」「書く」を中心に授業を展開していること。1クラスを2つに分けた少人数制授業を行い、一人ひとりにきめ細かな指導・対応を行っています。

 同校は複数の選抜方式で入学試験を行う一方、入学後はコース制を取っていないため、帰国生も含め、多様な生徒でクラスが編成されています。

「これまでも読書感想文やブックトークには力を入れてきましたが、苦手意識のある生徒がプレッシャーを感じている様子も見受けられました」(国語科/塩畑久美子先生)

 中学入学までに身についている国語力に差があることから、書いたり話したりするのが得意な生徒の才能はさらに伸ばし、苦手と感じている生徒には、よりていねいなケアができるよう『国語表現』の授業が新設されました。

 もちろん、大学入試改革や推薦・AO入試の増加といった状況の変化も意識しています。

「入試の多様化に伴い、小論文やプレゼンテーションの力が今後ますます問われるようになります。ポートフォリオをまとめる力も必要になりますし、さまざまな形式の文章を書き、話すことでも表現できる生徒を育てたいと思っています」

ICT機器も取り入れ
新しい形で授業を展開

 授業の進め方にも特徴があります。例えば読書感想文の場合、以前は宿題にしていましたが、『国語表現』ではすべて授業内で完結させ、宿題は出しません。塩畑先生は「授業内に終わらせるため、わからないことを生徒が放置しなくなりました」と話し、時間を意識して課題を進められるようになったのが大きな変化だと言います。

「書く」取り組みは、手紙などの「柔らかい」文章から、小論文などの「硬い」文章までさまざま。タブレットで情報を調べたり、パソコンでプレゼンテーションの資料を作ったり、ICT機器も効果的なツールとして使っているそうです。グループで一緒に取り組む課題も多いことから、授業の冒頭でカードゲームを行い、抵抗感なく自分の意見を出せる雰囲気作りにも努めているといいます。

「『国語表現』の授業が始まってから、 “自分の表現をしてみたい”という生徒が増えてきました。長い目で見て生徒たちが将来、どのように成長していくのか、楽しみです。これからも新しい挑戦を盛り込みながら、取り組みを続けていきます」(広報部主任・国語科/金井圭太郎先生)

友達と一緒に高め合う『国語表現』
「型」を学びつつ表現は自由に

『国語表現』の授業は実際、どのように行われているのかを取材しました。

 入学して間もない中1の授業では、1年後の自分に宛てた手紙を書く授業が行われていました。時候のあいさつなど書き方の基礎を学んだあとは、それぞれが『表現ノート』に手紙を書いていきます。書き終えたノートは友達と見せ合い、感想を伝え合う様子が見られました。

 1学期の後半には読書感想文に取り組みますが、まずは先輩たちが書いた過去の読書感想文の優秀作品集も参考にしながら「型」を学んでいくそうです。

「手紙、感想文、小論文など、どのような課題に取り組むときも、まずは基本となる“型”を教えます。その後は生徒のアレンジを尊重しています」(塩畑先生)

「書き上げたものは生徒同士で見せ合い、友達の意見を聞くことも大事にしています。教員のコメントよりも、友達からのアドバイスのほうが心に響くようです。友達に言葉の表現を褒められることで、自信を持てるようにもなります」(金井先生)

 中2の授業では、「日本語は縦書きが良いか、横書きが良いか」についてディスカッションが行われていました。それぞれの立場から、積極的に意見を出し合う生徒たち。先生からは、ほかの人の共感が得られる意見でなければならないことや、自分とは違う立場の意見も受け入れて認め合うことの大切さについて説明が行われていました。

 中3の授業では、メディア比較に取り組んでいました。同じ話題であっても新聞や週刊誌、ブログによって記事の内容や取り上げ方が違うことを比べるのです。比較した内容については、タブレットやパソコンでプレゼンテーション資料を作り、まとめていくそうです。

「書く」だけでなく、ディスカッションや発表など「話す」ことにも力を入れながら「表現する力」を伸ばしていく『国語表現』の授業。さまざまな切り口で行われることから、生徒たちも飽きることなく楽しんで取り組む姿が印象的でした。

授業の冒頭で言葉のカードゲームをして、グループの雰囲気を和ませます。授業の冒頭で言葉のカードゲームをして、グループの雰囲気を和ませます。
日本語は縦書きが良いか、横書きが良いか」について、2つのグループに分かれて意見を出し合った中2の授業。良さが伝わる説明を心がけ、相手の意見も尊重し合います。日本語は縦書きが良いか、横書きが良いか」について、2つのグループに分かれて意見を出し合った中2の授業。良さが伝わる説明を心がけ、相手の意見も尊重し合います。
中3の授業ではタブレットでニュース報道の内容を比較し、メディアリテラシーを養っていました。中3の授業ではタブレットでニュース報道の内容を比較し、メディアリテラシーを養っていました。
先生から一言
「伝わる表現」を大事に

 昨年度、1年間『国語表現』の授業を行ってきた結果、読書感想文の質が上がり、発表することに対しても物おじをしなくなるなど、生徒たちの成長を感じています。国語に苦手意識を持っていた生徒も、前向きに取り組んでいて、『国語表現』の授業をスタートさせて本当に良かったと思います。これからもさまざまな取り組みを通して、「伝わる表現」ができる生徒を育てていきたいです。
(国語科/塩畑久美子先生)

同校オリジナルの『表現ノート』が表現力を伸ばす強力なツールに

 授業を推し進めるために、強力な助けとなるのが同校オリジナルの『表現ノート』です。1979年から活用されてきた同校伝統の『読書ノート』を刷新し、紙面は原稿用紙、方眼紙、罫線用紙、白紙の4種類に変更。方眼紙には図形やマインドマップ、ノート用紙にはレポート、白紙はアイデアの書き出しなど、1冊で多様な表現ができるようになりました。

 これに合わせて『読書ノート』の頃から掲載していた、中学3年間でよむべき100冊の『読書リスト』も内容を一新。名作に加え、近年出版された本の中からも同校が独自に選書し、多くの生徒が読書に興味を持てるようにしました。

罫線や方眼紙など、4つの種類のノート用紙が混在するオリジナルの『表現ノート』。

(この記事は『私立中高進学通信2019年7月号』に掲載しました。)

共立女子中学校  

〒101-8433 東京都千代田区一ツ橋2-2-1
TEL:03-3237-2744

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