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私立中高進学通信

2019年7月号

校長が語る自立へのプロセス

国学院大学久我山中学校

中1~中3は物事を一番吸収できる時期
そこで学習習慣を身につけさせたい

それぞれの特性を伸ばせる男女別学
國清英明(くにきよ・ひであき)國清英明(くにきよ・ひであき)
1955年、広島県出身。東京理科大学理学部数学科卒業。1979年、数学科教諭として奉職。入試対策部長、学習システム部長、教務部長、教頭を経て、2016年より副校長、2019年より第11代校長に就任。

 男子校としてスタートし、後に女子部が誕生。現在は男子部、女子部に分かれ「男女別学」教育を行っている同校。通常の授業などは男女別々で学び、学校行事や部活動などではともに協力し合います。「男子と女子の違いを認識し、それぞれの特性を伸ばす点で、実に理にかなっています」と國清英明校長先生は言います。

「男子と女子では、教え方や接し方が違います。例えば私の担当する数学では、男子は単元の7分目まで教えると残りは自分たちで考えようとしますが、女子は一通り最後まで教えてほしいと言います。他教科でも、関心を示してくるところが男女で違います。
 生活指導の際も、同性だけのほうが、生徒が素直に教員の指導を受け入れる傾向にあります。また中1・中2の頃は、男子よりも女子のほうが精神的な成長が早く、男子は女子にイニシアチブをとられてしまいますから、その時期は、男子は男子で行動したほうが早く大人になれると考えています」授業など教室内での活動は、男女別々のほうが効率的かつ生徒たちの自立を促しやすいのだそうです。

「一方で、体育祭や文化祭などの行事は男女一緒ですし、吹奏楽や剣道、柔道など男女一緒に活動する部活動も多い。共学校と変わらないほど男女の交流はあります。本校の『男女別学』は“いいとこ取り”のシステムなので、今後も堅持していこうと思っています」

 昨年、女子部には、グローバルな人材を育成するためのCultural Communication(CC)クラスが新設されました。これは、社会や受験生のニーズ、國學院大學のめざす人材育成にも合致しています。

「十数年前から女子部の見直しを行っていました。その結果、ST(特別進学)クラスとはコンセプトを変えて、日本の文化・伝統を学び、世界に発信できるグローバルな人材を育成するクラスを作りました」

いっそう力を入れたい
キャリア教育

 これからの時代を見据え、國清先生がいっそう力を入れたいのはキャリア教育だそうです。現在同校では、男子部中3を対象にした「身近な人の職業調べ」、女子部中2~高2を対象にした「働くということ」のプログラムを実施しています。

「『働くということ』では、企業の社長に『働くとは何か』『女性の自立とは何か』というテーマでお話をしていただきます。そういうお話を聞いて、自分は何ができるのかをきちんと考えていくことは大事だと思っています。
 男子は学年が上がるにしたがって『自立していかなければ』という気持ちが出てきますし、自分のやりたいことが決まると意外と諦めずに目標に向かっていくので、それほど心配はしていません。しかし、女子は失敗を恐れる傾向があり、大きな夢があっても、チャレンジを避けてしまうことがあります。ですから、自立させるためには、男子以上にきちんとした目標設定が出来るようにリードする必要も出てきます」

重要なのは基礎学力を身につけること
自立するために大切なこと
  1. キャリア教育で「働くこと」の意義を知る
  2. 基礎学力を身につける
  3. 当たり前のことをきちんとやる

 キャリア教育においても、男女それぞれの特性を考慮する同校。しかし、男女を問わず最も重要なのは、「基礎学力を身につけること」だと國清先生は言います。

「私の場合、中学生の頃は大学の建築科を志望していましたが、結果的には数学科に進学し、数学教員になりました。志望などは、その時の気持ちで変わっていくもの。ですから、どんな状況になっても選択ができるように、基礎学力をきちんと身につけておくことが必要です。
 中学受験を終えて入学すると、『少しゆっくりさせたい』と思う保護者もいるでしょう。でも、中1~中3の頃は一番いろいろなことを吸収できる貴重な時期です。そこで学習習慣をつけられた生徒は、結果的に成功しています」

 こうした学習指導だけでなく、あいさつや時間の厳守など、社会人としての基本も教えています。「厳しい学校だったが、だからこそ良かった」と感謝する卒業生も多いそうです。

「当たり前のことをきちんとできなければいけない。この教育方針はこれから先も変わりません。物事に対して真摯に、真正面から取り組んでいけるお子さんに、ぜひ久我山の6年間を過ごしてほしいと思っています」

女子部の「働くということ」フォーラム。社会の第一線で活躍されている方など、高い志を持って仕事に携わってこられた方々から講義を受けます。女子部の「働くということ」フォーラム。社会の第一線で活躍されている方など、高い志を持って仕事に携わってこられた方々から講義を受けます。
中高男女合同行事の「久我山祭」に向けて、実行委員たちは何度も話し合いを行います。中高男女合同行事の「久我山祭」に向けて、実行委員たちは何度も話し合いを行います。
男女の特性に即した充実のキャリア教育
「身近な人の職業調べ」で生徒たちが書いたレポートをまとめたもの。「身近な人の職業調べ」で生徒たちが書いたレポートをまとめたもの。

 中3の男子部で行う「身近な人の職業調べ」は、両親をはじめ近所の大人まで身近な人が、どんな職業に就き、どのように働いているのかを聞いて文章にまとめ、クラスや学年全体で共有します。この体験を通して父親を見る目が変わったという生徒もいます。女子部では中2~高2まで「働くということ」を通して各界トップリーダーの特別講義やグループディスカッション、職場訪問、職業体験のプログラムを行います。

(この記事は『私立中高進学通信2019年7月号』に掲載しました。)

国学院大学久我山中学校  

〒168-0082 東京都杉並区久我山1-9-1
TEL:03-3334-1151

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