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私立中高進学通信

2019年7月号

目標にLock On!! 私の成長Story

日本大学第二中学校

女子棒高跳びの選手として目標達成の後
着実な努力を重ね第一志望大学に合格

OG 小栗七海さん

東京学芸大学 教育学部 A類保健体育選修 2年
OG 小栗七海さん

女子棒高跳びの全国選抜大会に出場

 2018年に同校を卒業し、東京学芸大学に現役合格した小栗七海さん。彼女は中高の6年間、陸上競技部に所属していました。高校時代には女子棒高跳びの選手として、関東大会や全国選抜大会に出場した輝かしい実績を残しています。

「棒高跳びは、跳ぶ練習ができる施設を持つ学校が少なく、本校にもありませんでした。そこで、週に3回は他校で練習していました。練習できる環境を整えてくださった顧問の先生に、とても感謝しています」

 棒高跳びにはいろいろな動きがあるので、バラエティに富んだ練習が必要です。技術を一つ身につけることで記録が伸び、成長を実感できるところに面白さを感じた小栗さん。大会に出るようになると、もっと上の大会へと意欲がわき、どんどん究めていくようになったそうです。

 部にもよりますが、同校では基本的に部活動の引退時期は自分の意志で決められます。小栗さんは高3の9月まで部活動を続けました。

「陸上の成績の伸び次第では、公募推薦での大学受験も視野に入れ、できるだけ成果を出そうと考えました。高3の夏まで部活動を続けて、陸上競技部の活動に区切りをつけてから受験勉強に集中しようと思ったのです」

 そして「棒高跳びで全国大会に出る」という自分で決めた目標を、高3の夏に見事達成しました。

先生方の手厚いサポート
公募推薦で志望大学に合格

 中1から高3まで部活動中心の生活を送った小栗さん。勉強との両立は大変だったのではないでしょうか。

「部活動で毎日帰宅が遅くなり、すぐ寝る時間になってしまうので、勉強は通学時間などすきま時間を活用していました。また、早起きは得意なので、朝に勉強することも多かったですね」

 高2までは進路もはっきり決まっていなかったため、「とにかく定期テストをがんばろう」と考えていたそう。定期テストの1週間前から部活動は休みになりますが、大会などが重なり休みがなくなってしまうことも。そこで小栗さんは、テストの3週間ぐらい前から計画を立て、準備を始めていたと言います。

「ほかの生徒よりも勉強する時間が少ないことで焦りはありました。でも、そのおかげでだらだらせず、勉強に集中できた面もあります。このような学習スタイルは、自分に合っていたのかなと思います」

 高3からは国公立文系コースに入り、国立大学への進学をめざします。ただ、志望大学がしっかりと固まったのは夏になってから。

「陸上部の先輩など、周囲に教員志望の人が多く、影響を受けて『私も教員になりたい』という夢ができ、教員養成系の大学を志望することにしました。大学の選択では、陸上競技部の顧問に東京学芸大学出身の先生がいらしたことも、大変参考になりました」

 オープンキャンパスなどで何度も大学に足を運び、東京学芸大学に同校とよく似た雰囲気を感じ、高3の夏に第一志望として受験することを決めました。また、同大学には、部活動で棒高跳びを続けられる環境があったことも大きな魅力だったそうです。

 さて、そこから公募推薦と一般受験、双方の準備を行うことになった小栗さん。センター試験の勉強を進めながら、公募推薦に向けて資料となる分厚いファイルを作り、小論文や面接対策も行いました。

「私は塾に通わなかったので、本校の先生方を頼って勉強しました。小論文は国語の先生に添削指導を受け、面接は何人かの先生に模擬練習をしてもらいました。センター試験の勉強は、学校で行われる夏期講習などを利用していましたね」

 タイプが異なる2つの受験準備を並行して行うのは、とても大変だったと言います。公募推薦の試験は11月下旬に行われ、面接や小論文のほか、実技試験にも挑みました。小栗さんは公募推薦の直前に、「今はここに集中しよう」と決めて力を注いだ結果、合格を勝ち取ることができました。

「先生方の協力があったからこそ、受験を乗り越えられたのだと思います」

 担任の先生に合格を報告した際は、思わず涙がこぼれたそうです。

将来は得意分野を活かし
教員として力を発揮したい

 部活動に力を注ぎ目標を達成、そして志望大学合格という希望もかなえた小栗さん。「勉強も重視しながら部活動も応援してくれる学校だったので、目標に向かってがんばることができた」と、同校での生活を振り返ります。

 大学では、小学校の教員になるための勉強を中心に行いますが、中学校、高等学校の教員免許も取得する予定です。

「小学生に教えることが好きなので、小学校の教員になりたいと考えています。ただ、まだはっきりとは決めていません。小学校の先生になったら、自分の得意分野である体育の授業で力を発揮したいですね。中高の先生になった場合は、本校の顧問の先生方のように、陸上競技部の活動に携われたらいいなと思います」

 夢は大きくふくらみます。現在大学の陸上部に所属し、棒高跳びを続けている小栗さん。将来に向かって大きく、高く跳ぶ姿が目に浮かびます。

クラス対抗の体育大会で優勝したことも楽しい思い出。走るのも速い小栗さんは、リレーで活躍しました。クラス対抗の体育大会で優勝したことも楽しい思い出。走るのも速い小栗さんは、リレーで活躍しました。
「手を抜かず、コツコツこなす努力家でした」と小栗さんの勉強に向かう姿勢を語る高3担任の大木隆先生。「手を抜かず、コツコツこなす努力家でした」と小栗さんの勉強に向かう姿勢を語る高3担任の大木隆先生。
恩師からの応援メッセージ
素直で前向きな人柄が魅力
陸上競技部顧問の鈴木清恵先生(右)、椋朋子先生(左)と一緒に、思い出話に花を咲かせます。陸上競技部顧問の鈴木清恵先生(右)、椋朋子先生(左)と一緒に、思い出話に花を咲かせます。

 基礎がしっかりとできており、性格も素直なので何でも吸収していました。勉強も陸上競技部の練習も、ていねいにコツコツと行うので、どちらも成績が伸びましたね。また、誰からも好かれる人柄なので、いろいろな先生から助力を得られたのだと思います。陸上競技部で培ったものを活かし、今後さらにいろいろな勉強をして、将来の自分の教え子たちに返していってほしいですね。(鈴木清恵先生)

 休みの日も自分で練習するなど、「陸上が好き」という気持ちが伝わってくる生徒でした。考え方が常に前向きなところも長所だと思います。大学の受験勉強と部活動の両立など、辛いことを乗り越えてがんばった経験は、社会に出てからも活かされるはず。明るい未来に向かって夢をかなえてください。(椋朋子先生)

(この記事は『私立中高進学通信2019年7月号』に掲載しました。)

日本大学第二中学校  

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