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私立中高進学通信

2023年12月号

大学合格力強化計画

光塩女子学院中等科

基礎学力強化とキャリア教育の2本柱と共同担任制で
進路を強力サポート

進学ガイダンスの様子の写真です

高2の秋に行われる『進学ガイダンス』では、卒業生が自分の大学について伝え、在校生からの質問に答えます。
受験勉強の方法や大学での学びなど、大学生のリアルな声を聞くことができる貴重な機会です。

中学から将来の夢を見つける
きっかけとなる学びを実践

『生徒一人ひとりのかけがえのない個性を輝かせ、他者のために活かす』というキリスト教の教えを教育の核とする光塩女子学院。学力向上と、多彩なキャリア教育の2本柱で進路指導を行っています。

 確実な学力を身につけさせるため、英語・数学は習熟度別授業を実施。また、中高6年間、毎週土曜日に英・国の小テストを行い、授業内でも適宜小テストを実施して、土台となる基礎学力を強化しています。

「思考力・判断力・表現力の育成にも、基礎学力は欠かせません。在校生からは『毎週テストは大変』との声も聞かれますが、大学入試を経た卒業生からは『土曜テストのおかげで学力が伸びた』と好評です」(進路指導主任・理科科/山本明先生)

 学力向上のモチベーションとなる、将来の夢を見つける探究学習やキャリア教育も、中学からスタートさせています。中1では『身近な人に働くことについて話してもらう』をテーマに保護者へインタビューする取り組みや、数名の保護者を招き、仕事について話してもらう機会を設けています。

 中2・中3では『16歳の仕事塾』や『プラン・インターナショナル』など、外部団体による講演会を開催。大人との関わりから適性を自覚し、キャリア形成を具体的にイメージしていきます。

 中学の倫理の授業では、学年ごとに段階的なカリキュラムを設け、中1では『自分との出会い』をテーマに多彩な体験学習を行い、中2では聖書を通して『自分と他者との関わり』をテーマにコミュニケーションを学び、中3で『社会の中での自分』をテーマに社会問題について調べて発表します。自分を知り、他者、そして社会との関わりを体験的に学ぶこれらの取り組みは、生徒が将来の夢や進路など、自らの未来予想図を描くきっかけとなっています。

「本校の理念に、“もうひとりの友のために”という言葉があります。自分たちが恵まれていることを認識したうえで、そうではない状況にいる、会ったことのない"もうひとりの友"に思いを馳せ、社会で担う役割を考える時間です。そうした学びが、将来の夢を実現するための大学選びへとつながっていくのです」(教務主任・数学科/村上裕幸先生)

2023年夏に新設されたラーニングコモンズの写真です

2023年夏に新設された『ラーニングコモンズ』。
生徒の知的好奇心をかき立てる書籍や可動式のホワイトボードを備えており、
探究学習のディスカッションや自習に利用できます。

高校の『教養演習』で
幅広く学び進路が明確に
山本明先生の写真です山本明先生(進路指導主任・理科科)

 高校では、より具体的に進路選択を意識できるカリキュラムを設けています。

「生徒にはさまざまな分野に興味をもち、可能性を広げてほしいので、高1までは適性を見極めるため、全教科に全力で取り組むよう促しています。まんべんなく学ぶことで、本当に進みたい分野が明確になるのです。
 卒業生の進学先が人文・社会・理工・医療・芸術系と幅広いのは、特定の分野を押し付けることなく、じっくりと自分がやりたいことを考えるよう、常に伝えているからだと思います」(山本先生)

 高2では、同校オリジナル科目である『教養演習』を実践。生徒が社会問題に目を向け、視野を広げられるよう、複数の教員がジェンダーや生命倫理などをテーマに講義を行い、小論文の種仕込みをします。2023年度からは、高1と高2を対象に『教養演習アネックス』も始動。上智大学や津田塾大学、東京農工大学、早稲田大学などから講師を招き、生命倫理やAI、物理化学、機械工学、国際問題など、多彩な8つのテーマから選んで受講できます。高2の秋には卒業生から進路決定や受験勉強での経験談を聞く『進学ガイダンス』もあります。こうした取り組みを通じて、進路や志望大学を決める生徒も少なくありません。

「やりたいことをより具体的に思い描き、そこに向かって努力するモチベーションアップも期待しています」(山本先生)

教養演習特別講義の様子の写真です3学期には『教養演習特別講義』(高1・高2合同)として、哲学・政治・医療・芸術等の専門家の講演を実施。生徒たちは講演を通して、他者や世界に自分を開いていくことの重要性に気づいていきます。
教養演習特別講義の様子の写真です中学生を対象にキャリア教育の一環として行う『働くってなんだろう?を考えるイベント』。身近な大人に“働く”について生徒たちがインタビューし、自らの学びの方向性を見いだしていきます。
教育の核となる
教員6名による共同担任制
村上裕幸先生の写真です村上裕幸先生(教務主任・数学科)

 文理選択後の高2・高3は、進路・習熟度に合わせた少人数制授業となり、より生徒に合わせた学習・進路指導が行われます。それを可能にするのが学年全体を6名の教員が担当する共同担任制です。

「多角的に生徒を見ることで、それぞれの個性や一番輝ける場所を見つけやすく、隠れた才能を掘り起こすことができます。また、担任団と教科担当教員が生徒の情報を共有して議論することで、一人ひとりの志望に寄り添ったアドバイスができるのです」(村上先生)

 近年、外部コンクールに挑戦する生徒が増え、興味・関心の幅が広がり、進路選択にもつながっているようです。

「6年間で見つけた強い志望とコツコツ積み上げてきた基礎学力が彼女たちの強み。それを活かした一般入試をベースに、各生徒に合った受験方法を提案しています」(村上先生)

 生徒それぞれの夢や社会での使命を見極める環境と、それに合わせた手厚いサポート。その先の生きる力も見据えた独自のカリキュラムで、志望校合格を叶えます。

思考力・探究力を育成する
『ものづくり選手権』『理数探究基礎』

 高2の自由選択科目には、課題に理数的にアプローチする手法や発表する方法を学ぶ『理数探究基礎』の授業が設けられています。授業内容を理科科・数学科・情報科の教員が1年以上をかけて検討し、2023年度から実施しています。

「統計や数字を用いて物事を分析し、効果的に伝える能力は、今後より重要度を増します。大学入学後の、レポートを書く、プレゼンをするといった時にも役立つ力を育てます」(山本先生)

 生徒にいろいろな側面からスポットライトを当てたいという教員の想いから、『ものづくり選手権』も実施。2023年度は、中1~高2の希望者が『ストローを使って長くて丈夫な橋を架けよう』という課題に挑戦しました。

『ものづくり選手権』の課題に挑戦する生徒たち。

進学通信 2023年12月号
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