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私立中高進学通信

2019年7月号

目標にLock On!! 私の成長Story

麗澤中学校

温かい人たちに囲まれて過ごした6年間
弓道に打ち込みながら第1志望校に合格

早稲田大学 文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系 3年 野村朋香さん

早稲田大学 文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系 3年
OG 野村朋香さん

楽しくてたまらない
6年間の日々の中で
「クラスの友達とのおしゃべりも部活動も、すべてが楽しい日々でした」と語る野村さん。「クラスの友達とのおしゃべりも部活動も、すべてが楽しい日々でした」と語る野村さん。

 野村さんは、中学・高校の6年間、1時間ほどかけて通学していました。高校では弓道部の朝練があったため、ほぼ毎日5時半ごろに起きていたそうです。そして、中学は皆勤賞、高校は精勤賞で表彰されました。

「クラスの友達も部活動の仲間もみんなやさしくて、学校へ行く毎日が楽しかったので、『学校に行かない』という選択肢はなかったですね」

 座右の銘に「笑顔で! 楽しく!」と書いた野村さんは、満面の笑顔でそう語ります。

 中学受験を考えていたころ、同校の見学に訪れた野村さんは、のびのびとした校風や先生・先輩方のやさしそうな雰囲気を感じ取ったと言います。

「ほんわかとした感じがして、魅力的でした。実際に入学してからも、先生も友達もやさしくて楽しく、イメージ通りでした。校則も理にかなっていたので、のびのび成長できたと思います」

『こころを育てる「知徳一体」の教育』を理念とする同校では、学力や知識、体力の向上のみを目的とするのではなく、身につけた力を他者や社会にどう活かしていくかという「こころ」の伴う力を大切にしています。身だしなみやあいさつなど、生徒が社会に出て困らないためのルールには厳しいのですが、それは生徒をしばりつけようとするものではありません。生徒たちがそれを感じ取っていることは、野村さんの「のびのび成長できた」という言葉からもうかがえます。

弓道に全力を注ぎながら
授業にも集中する
高校時代に打ち込んだ弓道のポーズをとってくれました。高校時代に打ち込んだ弓道のポーズをとってくれました。

 部活動で弓道に打ち込んでいた野村さんは、やがて副部長として部員をまとめ、引っ張っていく立場になります。

「一つ上の代で、リーグ戦のカテゴリーが下がってしまったので、何とかもとに戻したいというのが大きな目標でした。私は副部長として、いちばん努力しようと思いました。自分ががんばっていれば、その姿を見て、みんなもモチベーションを上げてがんばってくれるだろうと思ったからです」

 小柄ながらもエネルギッシュな野村さんは、当時の思い出をそう語ります。みんなが野村さんの背中を見て一つにまとまり、力を結集したおかげで、弓道部は野村さんの代でもとのカテゴリーに戻ることができました。しかし、思い入れが強い分、残念ながら大会で敗退してしまった時は、しばらくの間その悔しさを引きずってしまったと言います。一つのことに打ち込んだ野村さんの青春の日々が目に浮かびます。

 野村さんは、1日の多くの時間を弓道に費やしていたため、家庭学習にあまり時間をあてられませんでした。

「学校の授業を集中して聞き、家では限られた時間で効率よく勉強することを心がけました。理数系の教科は苦手でしたが、英語や社会が好きで、漠然とですが、英語を使う道に進めればという気持ちがありました」

 ところが、高3の夏に部を引退し、本格的な受験勉強に取り組む時期になっても野村さんの志望はなかなか固まりませんでした。何事にも真剣に取り組む野村さんにとって、興味をひかれるジャンルが多すぎて、絞り切れなかったのです。

「オープンキャンパスに行って、早稲田大学に進みたいという気持ちが強くなり、その中でも幅広い学びができる文化構想学部を第1志望にしました」

 同校には、校内予備校という、教員と外部講師による課外講座があります。野村さんは、受験に必要な英語、日本史、国語を中心に、とくに成績を上げたかった日本史を校内予備校で受講し、基礎から学びました。わからないところはテキストに付箋をびっしり貼って、学校の先生に聞きにいったそうです。

「今にして思えば、先生も大変だったかもしれませんね。でも、いつも快く教えてくださいました」

人が見逃すようなことの
探究が人生を豊かにする

 そうした努力と周りのサポートが結実し、野村さんは見事第1志望の大学・学部に合格。現在は、文芸ジャーナリズム論系に所属し、英語の絵本の翻訳や新聞、まんがといったメディアについてのさまざまな問題に取り組んでいます。

「『ホラー映画によく人形が登場するのはなぜか』といった、普段気にしないようなことを突き詰めて考えるような学びをしています。まんがも翻訳も好きなので、この論系を選びました」

 今は、文芸と英語を融合するような学びに興味を持っているとのこと。高校時代もそうであったように、たくさんのことに興味があって、将来の進路をなかなか絞り切れないようです。

「大学で視野が広がって、ますます広く浅く学ぶことが好きになりました。人が見逃してしまうようなことを探究するのは、人生を豊かにしてくれると思います」

 次のステップに進もうとする今、同校での6年間を改めて振り返ってもらいました。

「麗澤で過ごした6年間は毎日の生活が楽しかったのですが、それは友達や先生に恵まれていたからだと思います。友達や先生が温かく私に接してくれたからこそです。だから、私も周りの人を大事にしなければならない、傷つけるようなことをしてはいけないと思います。そうすれば自分も大事に思われる。そういう気持ちを抱かせてくれた学校だったと感じます」

恩師からの応援メッセージ
誰からも信頼される頼もしい存在
好きな道での活躍を!
高校3年間クラス担任だった田部井將代先生と。高校3年間クラス担任だった田部井將代先生と。

 高校3年間の担任をし、1年生の時は、現代社会の授業も担当していました。物事を常に前向きに考えるプラス思考、自分が自分がと前に出るタイプではないけれど、何事にも真剣に取り組み、いつも笑顔でいる生徒でした。友達からも教員からも信頼され、クラスの雰囲気を明るくしてくれました。部活動にも勉強にも一生懸命な文武両道。印象に残っているのは、弓道部が引退試合で負けてしまった時のこと。翌日学校に来ても涙が止まらず、誰も声をかけられませんでした。こういう人に教員になってほしいと、「教員にはならないの?」と水を向けてみましたが、野村さんは英語を使って活躍する道に進みたいようで、少し残念です(笑)。
(田部井將代先生)

(この記事は『私立中高進学通信2019年7月号』に掲載しました。)

麗澤中学校  

〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
TEL:04-7173-3700

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