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私立中高進学通信

2021年1月号

未来を切り拓くグローバル教育

佼成学園中学校

英語力・国際力を培う
『グローバルコース』

6年間で海外大学や国際系大学へ進む力を育てる
中1から授業でiPadを多用しています。ゲーム感覚で行う単語テストやスピーキング、リスニングの練習、課題配布などにも活用されています。

中1から授業でiPadを多用しています。
ゲーム感覚で行う単語テストやスピーキング、リスニングの練習、課題配布などにも活用されています。

GLPの学びを
新コースに引き継ぐ

 創立以来、世界基準で物事を捉え、広い視野を育てるグローバル教育に力を入れてきた同校。2016年度からは高度な英語力を養う課外授業や多彩な海外研修プログラムなどを行う『グローバルリーダープログラム(GLP)』を、中学校で展開してきました。

 2021年度からは、このGLPの学びを高校でも続けられるように、中高一貫のコースへと進化した『グローバルコース』が新たにスタートします。国際系学部を持つ国内大学への進学はもちろん、海外大学も視野に入れたカリキュラムを用意しています。

「GLPを通して生徒たちの視野は大きく広がり、海外大学への進学や、世界で活躍する仕事に就きたいと希望するなど、生徒の意識も変わってきました。GLPで育んだ力を高校でさらに発展できるよう、6年間のコースとして独立させることにしました」(国際交流委員長/小塩雅一先生)

 強豪として知られるアメリカンフットボール部をはじめ、部活動が盛んな同校。コースへの移行は、部活動との両立にも配慮した決断でした。

「GLPは、各クラスから選出された生徒が参加する特別講座であるため、放課後にGLPの時間を取っていました。コース制にすることで通常授業から高度なグローバルの学びを実践でき、部活動との両立もしやすくなります」

“地球の手触り”を感じる
多彩な海外体験

 これまでGLPで行ってきたモンゴルやフィリピン、タイなどでの海外体験プログラムは、同校の教員が独自に企画し、実現させてきたユニークな内容で、参加者に大変好評でした。英語圏に限定せず、広く世界への見聞を深められるこのプログラムは、『グローバルコース』でも引き続き実施され、事前・事後の探究学習もより深化させていく予定です。

 日々の英語学習に関しては、中学校では能動的な授業を拡充し、英語力を鍛え、「使える英語」へとレベルアップしていきます。オンライン英会話も実施し、理科や社会科など、他教科の内容を英語で学ぶCLIL(※1)型の学習を行い、英語を使う探究学習にも挑戦していきます。

 高校では、TOEFL(※2)、IELTS(※3)対策や課題解決型のグローバル探究学習を実施し、より高い英語力と国際力を総合的に培っていきます。アメリカでの大学訪問など、グローバル社会に身をおく体験も実施する予定です。

「こうした学びと並行して、国際系大学や海外大学へ進むためのサポートにも力を入れていきます。中高での体験的な学びを活かして、大学入試にも強い学力と英語力、国際理解力を養っていきます」

※1 CLIL…Content and Language Integrated Learningの略。ヨーロッパ圏で英語を母国語としない人たちが英語を身につけるために広く活用されている学習方法。英語以外の教科を英語で学ぶ教育方法です。

※2 TOEFL…英語を母国語としない人のための英語力を判定するテスト。海外大学をめざす場合の合否判定に利用されます。

※3 IELTS…英語力を証明する能力テストの一つ。カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドなどを中心に入学認定試験として認められています。

Action Report File001
中高に『グローバルコース』を新設
めざす進路を実現するコース選択

 中学校では以前より、難関国公立大学・早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学などへの現役合格をめざすコース『Advanced Class』、国公立大学・難関私立大学などへの現役合格をめざすコース『Mastery Class』が設置されており、いずれも質の高い英語教育を行ってきました。

 2021年度からは、海外大学や国際系大学などへの現役合格をめざすコース『グローバルコース』がスタート。高校にも『グローバルコース』を設け、中高6年間で高い英語力と国際力を磨く学びを実現します。

佼成学園6年間のストーリー

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英語のレベル別授業で
一人ひとりの英語力を伸ばす
習熟度別授業に加え高レベルの取り出し授業も実施

 同校の英語の授業は、中学校から習熟度別にクラスを2分割し、基礎・基本の定着を目的に、きめ細かな指導を行っています。

 生徒たちが楽しみにしているのが、多彩な学びスタイルで実施するiPadを用いた授業です。取材した中1の授業では、数人ごとのチームに分かれて戦う『単語クイズレース』が、大盛り上がりの中で行われていました。チーム全員が単語クイズに答えて全問正解を出したらゴールです。1位を取ったチームからは「やったー!」と歓声が。チーム対抗なので、生徒たちは必死になって英単語を覚えていきます。こうしたゲーム感覚の取り組みは、生徒が自ら進んで学ぶ習慣づけに一役買っています。

 帰国生など高い英語力を備えた生徒には、取り出し授業を実施。英語でのディスカッションやプレゼンテーションにどんどん挑戦しています。

iPadを使ったチーム対抗単語クイズレースiPadを使ったチーム対抗単語クイズレース
それぞれのiPadに表示された問題を解いていきます。チーム全員が全問正解したらゴールです。
英語上級者向けの取り出し授業英語上級者向けの取り出し授業
帰国生など、すでに高い英語能力を備えている生徒には、さらに少人数での学びを用意。
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世界へと視野を広げる
海外体験プログラム
異文化体験とアントレプレナーシップ
中2の「フィリピンマニラ平和学習」中2の「フィリピンマニラ平和学習」
太平洋戦争中の「死の行進」を体験するなど、さまざまな平和学習を体験。

 中学の『グローバルコース』では、GLPから引き継いだモンゴル異文化体験(中1)やタイフィールド実践(中3)など、独自の海外研修プログラムが体験できます。研修の事前・事後学習も充実させ、帰国後に在日大使館を訪れて、研修で得たことをプレゼンテーションする取り組みも行っています。

 いずれも現地の同世代の子どもたちと交流の機会を設けているところが特徴。生徒たちは言葉や文化を越えて共通点を発見し、仲良くなれることを身をもって体験できます。

 高校の『グローバルコース』では、ベトナムやアメリカを訪れ、現地の大学などで起業家精神を養うアントレプレナーシッププログラム(※4)を実施。高度な課題解決型授業を経験し、将来へとつなげるグローバルな力を磨いていきます。

※4 アントレプレナーシッププログラム…起業や新事業創出に挑む起業家精神の行動体系を学ぶプログラム。

中1の「モンゴル異文化体験」中1の「モンゴル異文化体験」
遊牧民の生活や乗馬体験、モンゴルの一般家庭へのホームステイも行います。新モンゴル学園との学校交流も行います。
中3の「タイフィールド実践」中3の「タイフィールド実践」
タイの大学訪問のほか、アジアについて学習するフィールドワークを実践します。
大使館でのプレゼン体験大使館でのプレゼン体験
「フィリピンマニラ平和学習」の後、在日フィリピン大使館を訪ね、大使館の皆さんに体験学習についてのプレゼンテーションを英語で披露します。

(この記事は『私立中高進学通信2021年1月号』に掲載しました。)

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