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私立中高進学通信

2021年1月号

その先に備える キャリア教育

立正大学付属立正中学校

進路
自分を知って未来へつなげる
キャリアプログラム

これまでを振り返って自分を知り、職業への視野を広げて自分の長所とつなげ、未来への進路目標を設定するキャリアプログラムを実施しました。
働くことの意義や大変さを知り、自身の目標を思い描くきっかけとなる「職業体験」。

働くことの意義や大変さを知り、自身の目標を思い描くきっかけとなる「職業体験」。

学びから得たものを「職業新聞」にまとめて発表し、体験を共有します。学びから得たものを「職業新聞」にまとめて発表し、体験を共有します。

 仲間とともに、社会のために自分の力を発揮する人を育てることをめざす同校では、生徒一人ひとりが希望する進路を実現できるように、6年間を通じたキャリアデザインプログラムに取り組んでいます。

「キャリアデザインプログラムは、将来に対する意識を高め、目的を持った進路選択を促すための取り組みです。
 中学では、『社会を知る』ことをテーマに、仕事・職業についての知識を深めて、自分の進路を考えるきっかけとなるプログラムを用意しています」(数学科/石川喜多呂先生)

 中1では、さまざまな分野で社会人として活躍する卒業生の話を聞く「職業講話」を、中2では挨拶や言葉遣いなど、社会人としての立ち居振る舞いを学ぶ「マナー講習」を実施します。

 中2・中3の「職場体験」では、30社前後の企業の協力のもと、実際の仕事の現場を体験します。

「職場体験後は、『職業新聞』を製作して『立正祭(文化祭)』で発表したり、『体験報告会』でレポートをプレゼンテーションしたりして、業種への理解を深めます。中学段階で自分の長所や興味を活かした将来への道筋を見つけて、目標を持ってもらいたいと思っています。高校で目標をどうやって叶えるか具体的に考えるための土台作りです。
 高校では、学びたいことや将来の職業につながる大学・学部を選択するため、大学生との座談会やオープンキャンパスへの参加、大学の広報担当者による学部・学科ガイダンス、大学ガイダンスを実施します」(石川先生)

 2020年度はコロナ禍により職場体験の実施は見送られたため、新たな取り組みが行われました。

「中2を対象に進路目標を見つけるプログラムを実施しました。これまでの経験を振り返って自分を見つめ直す『自分を知ろう』、職業図鑑を活用して自分の長所とつなげる『職業について』、将来の姿を思い描く『未来の自分』、クラスメートが評価する新たな自分を発見する『他己分析で自分をより深く知ろう』、今後の生活に活かす目標や課題を考える『まとめ(目標設定)』の5回の進路学習です。
 校外で実施する企画が難しくなった分、より内面を掘り下げるプログラムで、生徒からは『将来を考えるきっかけになった』という声をたくさん聞くことができました」(石川先生)

Report自分の長所を将来の仕事につなげるプログラム
看護師になって患者さんを笑顔にしたい
中2生  Mさん中2生  Mさん

 プログラムがきっかけになって、自分の得意なことや特徴がわかりました。

 クラスメートにはコミュニケーション能力があると言われ、自分では暗記力と集中力が長所だと気づきました。

 将来は看護師になりたいです。看護師である母の働く姿を見て、素晴しい職業だと思っていました。看護師は、患者さんや周りの人たちとのコミュニケーションは欠かせませんし、治療や病気、薬など覚えることがたくさんあり、ここぞという時に集中力が求められる職業なので、自分の長所が活かせると確信できました。

 病気やけがをしている人を、少しでも笑顔にできるような、安心感を持ってもらえる看護師になりたいです。


リーダーシップ力を活かせる職業をめざす
中2生  Fさん中2生  Fさん

 他己分析では、クラスメートにアンケートをとって自分を評価してもらいます。「リーダシップがある」「優しい」「友達思い」という意見が多くてうれしかったです。また、自分も人を分析することで、その人をよく見ることを学びました。サッカー部のキャプテンをしているのですが、部員一人ひとりを知ることで、コミュニケーションがスムーズになりました。

 漠然とサッカーに関わる職業に就きたいと思っていましたが、職業図鑑でさまざまな職種があることを知り、リーダーシップ力を活かせるサッカーチームの監督やコーチをめざしたいと思いました。そのために必要な学びや資格を、これからもっと具体的に調べていきたいと思います。


進路学習を通じて人への感謝も学んでほしい
数学科  石川喜多呂 先生数学科  石川喜多呂 先生

 当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなり、考えることが多い1年だったと思います。その中で、自分について深く知り、自分の軸を強くする今回のプログラムは、生徒たちにとって良い機会になったと思います。

 本校には「人に感謝しよう」という大きな目標があります。進路学習を通じて、家族の職業について新たに知ることも多かったでしょう。家庭でも職業についてたくさん話して、働く人たちへの感謝の気持ちも育んでほしいですね。

進学通信 2021年1月号
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