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私立中高進学通信

2023年9月号

注目! News and Topics

日本大学第二中学校

100周年に向け、「伝統に更なる輝きを!」
生徒が手がけた新制服が後輩の明日を担う

左から、新制服づくりを推進した生徒会メンバーのAさん、Tさん、Kさん(全員高3)。

左から、新制服づくりを推進した生徒会メンバーのAさん、Tさん、Kさん(全員高3)。

 2026年に創立100周年を迎える同校は、2024年度入学生より制服を一新。新制服の制定にあたっては、生徒たちがアンケートをとって意見をまとめ、エンブレムやロゴについては生徒がデザインを手がけています。そんな新制服づくりをけん引した生徒会メンバーに、制服デザインのポイントや新制服に込めた思いなどを聞きました。

――新制服づくりはどのように進められたのでしょうか?

Tさん
僕たちが高1の時に、先輩たちが最初のアンケートを実施しました。その時は大々的にアンケート用紙を配る形式で行ったので、集計にもかなり手間がかかりました。今回は当時のデータを基に、アンケート作成ツールを使ってウェブ上で行いました。

Aさん
アンケート専用のツールなので結果の分析などはそこまで大変ではなかったのですが、自由記述欄をうまくまとめることが難しかったです。みんなそれぞれに思いがあるので、それらをできるだけ反映した制服にしたいと考えたのですが、全部取り入れることは物理的に不可能なので、そこにも難しさを感じました。

Kさん
生徒会でも意見が分かれる部分があり、昼休みや放課後に何度も話し合いを行いました。今期の生徒会メンバーは、中学からこの学校に通う内進生と高入生で構成され、男女のバランスも良く、多角的な面から制服について考えられました。その分、いろいろな意見が出ることもありました。

――どんな要望が多かったですか?

Tさん
夏はワイシャツだけだと暑いので、ポロシャツがあるとうれしいという声がありました。

Kさん
ジェンダー平等の観点から、女子のスラックスを取り入れたほうが良いという意見がありました。個人的にはスラックスに多少の抵抗がありましたが、個人を尊重することが重要だと思ったので、採用されて良かったと思います。

――ロゴやエンブレムのデザインは校内コンテストを行ったそうですね。

Aさん
募集をかけたところ30通ぐらい応募がありました。デザインを文章で説明してもらったのですが、同じようなマークでも、人によって思いが違っていて面白かったです。

Kさん
この学校の象徴と言えばイチョウ並木なので、マークやロゴにイチョウを描く人が多かったです。デザインに落とし込んだ後、アンケートで多数決を取る候補として5点に絞る必要があり、とても迷いました。責任重大なので、何度も慎重に話し合いました。

――できあがった制服を見て、いかがですか?

Tさん
僕たちは実際に着ることはできませんが、とても気に入っています。僕たちの学校はアットホームな雰囲気が魅力で、男女や先輩・後輩の隔てなくみんな仲が良いのですが、そんな校風も制服を通して感じてもらえたらと思っています。生徒の好みが反映された制服なので、同年代に気に入ってもらえると思います。

Aさん
僕が感じている、大らかで自主性を尊重する学校というイメージが伝わる制服だと思っています。同級生も、この制服が着られる後輩をうらやましがっていました。ブレザーのシックな色が一番好きなポイントです。ネクタイの色もアクセントになっていて、とても良いと思います。

Kさん
ネクタイとリボンを選べるところ、中高の制服の違いが一目でわかるところが良いと思います。母が本校の卒業生で、母の代と色の系統が似ていることを喜んでいました。周囲の人からも評判が良いです。

――新制服を着る後輩たちに、どんな学校生活を送ってほしいですか?

Aさん
制服が変わって、「心機一転、頑張ろう」という気持ちになってほしいです。でも伝統は変わらず大切にしていってほしいですね。僕の妹も中学受験をするか迷っていますが、この制服を見て「入学したい」と言ってくれています。そういう人がたくさんこの学校に入学してくれたらうれしいです。

Kさん
制服づくりに携われたことは本当に貴重な体験で、生徒会メンバーの仲も深まりました。みんなの学校への思いにも気づけたし、学校について考える良い機会になりました。生徒が関わる部分が多い状況で作った制服なので、誇りをもって着てほしいです。

Tさん
自分たちが着る制服に多くの人が関わっていることや、どういう過程で作られたのか、どんな思いが込められているのかを、少し考えてもらえたらうれしいです。考えることで母校への愛も深まるでしょう。新しい制服と一緒に、思い出に残る楽しい学校生活を送ってほしいと思います。

制服の各所に生徒がデザインしたロゴやエンブレムが入っています。「エンブレムは、イチョウをテーマに二中・二高らしさを表現しました。ロゴには、これからも学校が末永く続いていくようにとの願いを込めて、平和の象徴・白い鳩とイチョウが描かれています」制服の各所に生徒がデザインしたロゴやエンブレムが入っています。「エンブレムは、イチョウをテーマに二中・二高らしさを表現しました。ロゴには、これからも学校が末永く続いていくようにとの願いを込めて、平和の象徴・白い鳩とイチョウが描かれています」
生徒会での選定会議の様子。「第一印象で良いと思ったものを一斉に指差してみたり、良いと思うポイントを話し合ったりと、何度も相談して絞り込みました」生徒会での選定会議の様子。「第一印象で良いと思ったものを一斉に指差してみたり、良いと思うポイントを話し合ったりと、何度も相談して絞り込みました」
制服づくりを通して主体性を養う
英語科 生徒会指導係 市川泰士先生英語科
生徒会指導係
市川泰士先生

 現在の制服に愛着を感じている生徒が予想以上に多く、結果的に現行の制服を基調としたものになりました。生徒会で制服づくりを先導したメンバーは全部で11人。役割を分けるのではなく、民主的な話し合いを重視して臨んでいました。彼らは制服づくりを通して、お互いに寄り添いながら成長を遂げましたし、主体性や自己肯定力を養う良い機会になったと考えます。


理科 新制服検討委員会生活指導係丹野友博先生理科
新制服検討委員会
生活指導係
丹野友博先生

 生徒主体の新制服づくりは「収拾がつかなくなるのでは?」という懸念もありましたが、ICTを駆使してうまく進めてくれました。生徒たちから「LGBTQを意識した制服を」との意見が出てきたことや、社会知識の深さには驚かされました。ロゴやエンブレムは、生徒の原案を元にデザイナーの方に修正していただきましたが、中高生がこれだけのものを考えたことに対しても驚きました。

(この記事は『私立中高進学通信2023年9月号』に掲載しました。)

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