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私立中高進学通信

2023年9月号

中1の始め方

佐野日本大学中等教育学校

全教科の土台となる
論理的読解力を育成

1年生の国語の授業の様子。「自分とは違う価値観を受け入れられるように、生徒には多くの文章を読ませるようにしています。また、授業の始めには新聞記事や、芸術、戦争などの時事問題の話をして、生徒の視野を広げています」(大澤先生)

1年生の国語の授業の様子。「自分とは違う価値観を受け入れられるように、生徒には多くの文章を読ませるようにしています。
また、授業の始めには新聞記事や、芸術、戦争などの時事問題の話をして、生徒の視野を広げています」(大澤先生)

「できるを重ねる6年間」をモットーに独自の教育で生徒を手厚く指導する同校。その結果、多くの生徒が高い志を抱いて、日本大学の医歯薬獣医などの学部・学科をはじめ、国公立大学や早慶上理などの難関私立大学に進学しています。

1年生の国語の授業から
『論理エンジン』を活用

「日本大学の付属校である本校には、内部推薦制度で日本大学へ進学するための『基礎学力到達度テスト』があります。他大学を志望する生徒もこの試験を受けます。実施されるのは、4(高1)・5(高2)・6年生(高3)の4月、そして6年生の9月の計4回です」(国語科/大澤克至先生)

 出題教科は、4月に実施されるテストが英・数・国。9月に実施されるテストはこの3教科のほか、文系志望の生徒が地歴公民科から、理系志望の生徒が理科から1科目を選んで受験します。

 これらの結果と後期課程(高校)の成績などによって、生徒は日本大学の各学部・学科に推薦されます。

「『基礎学力到達度テスト』が後期課程で実施されることは、同時期に大学入試が始まることを意味します。その準備として、生徒は3年生(中3)の10月から高校課程の学習に入ります。そこで本校では1年生(中1)から3年生の9月までを特に重要な時期と位置づけているのです。
 そのために私たちは、1年生から英・数・国の基礎力強化に全力を注いでいます。国語だけでなく、英語や数学を深く理解し、その問題に答えるには、文章の意味を正確に捉えられる力が必要です。そこで1年生から副教材として『論理エンジン』を活用した国語の授業を行い、生徒の論理的読解力や論理的思考力を育成しています」(大澤先生)

「論理エンジン」は、全ての教科の土台となる論理力を鍛えるための教材です。広島女学院大学の出口汪客員教授が開発し、全国の数多くの学校で使用されて成果をあげています。

「新入生にはまず、4月に論理的読解力の面白さを教えます。例えば典型的な説明文には、答えのヒントが必ず文章の中に記されています。論理的読解法を使えば、そのヒントを文章の中から短時間で探し出せるのです。
 小説の問題では説明文とは反対に、登場人物の心情や人間性など文章には記されていないことを問われます。ですから、これらを言葉で論理的に説明できれば、問題に答えることができます。
 5月に入ると、9月の学力推移調査に向けて新入生の論理的読解力をさらに高めていきます。本校では前期課程(中学)の生徒全員が学力推移調査を受けます。このテストは年に3回、4月・9月・1月に実施されています。科目は英・数・国です。身につけた論理的読解力が問題を解く際に役立ち、点数となって結果に現れることを生徒に実感してもらいます」

 また英語科では「Uncover」という教材を導入し授業を展開します。1年生の4月からクラスを2分割した少人数制で、このテキストを使いながらアウトプットとインプットを繰り返し、英語による表現力を養っていくのです。その力を試す行事の一つが5年生の『イギリス研修旅行』。姉妹校で語学研修を受けつつ、ホームステイを体験します。

 また、数学の授業には「体系数学」を導入。これは中高一貫校用につくられたテキストで、学年を越えて数学を体系的に学べます。

国公立大学に多数が合格
その背景にあるのが読解力
国語科 大澤克至先生国語科
大澤克至先生

「『論理エンジン』を導入したのは、昨年の春に卒業した9期生が1年生だった時期です。この教材の研究を重ね、独自にアレンジして活用を始めました。この9期生は在籍者が59名しかいませんでしたが、複数名が医学部に合格しています」(大澤先生)

 一方、今年の春には、東北大学や東京外国語大学、筑波大学、国際教養大学をはじめとする国公立大学にのべ24名が合格。また、早慶上理やGMARCHなどの私立大学にものべ103名が合格しました。さらに日本大学の医学部や生物資源科学部獣医学科には、3年連続して生徒が内部推薦制度によって進学しています。こうした実績は、1年生から論理的読解力を磨いてきたことも大きな要因の一つと言えるでしょう。

 2021年の大学入試改革によって大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の全科目で「思考力」「判断力」「表現力」が問われるようになりました。さらに2025年から共通テストは変わります。新学習指導要領によって新設された「情報」や「公共」といった科目が出題されるとともに、どの教科や科目も問題文の資料の量が大幅に増えるのです。

「2025年の共通テスト試作問題を見ると、国語の問題では大問が4つから5つになります。また英語のリーディングの問題では文章を推敲する力が、リスニングの問題では聞き取った内容を資料と関連付ける力も問われます。公共や政治・経済、情報でも問題文や資料を読み解く力が求められます。
 こうした動きに合わせ、全教科の土台となる論理的読解力や論理的思考力の育成に1年生の段階から注力し、生徒一人ひとりの進路希望をかなえていくことが、本校教員の使命だと考えています」(大澤先生)

国語の授業では、生徒同士で話し合う機会が多く設けられています。筋道を立てて自分の意見をわかりやすく表現し、他者に伝えられるようにするためです。国語の授業では、生徒同士で話し合う機会が多く設けられています。筋道を立てて自分の意見をわかりやすく表現し、他者に伝えられるようにするためです。
高校レベルの問題にチャレンジする1年生。難しい言葉が使われた文章でも、論理的読解力によって培ったスキルを使えば、答えにたどり着けるという経験を積み重ね、学ぶ意欲を高めていきます。高校レベルの問題にチャレンジする1年生。難しい言葉が使われた文章でも、論理的読解力によって培ったスキルを使えば、答えにたどり着けるという経験を積み重ね、学ぶ意欲を高めていきます。
1年生がメモを書き込んだ問題文。1年生がメモを書き込んだ問題文。
勉強だけでなく、行事も大切にしている同校には、多くの校外学習が用意されています。1年生の4月には遠足が行われ、栃木県にある足利学校などを巡りました。この遠足はクラメートとの絆を築く第一歩です。勉強だけでなく、行事も大切にしている同校には、多くの校外学習が用意されています。1年生の4月には遠足が行われ、栃木県にある足利学校などを巡りました。この遠足はクラメートとの絆を築く第一歩です。

(この記事は『私立中高進学通信2023年9月号』に掲載しました。)

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