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私立中高進学通信

2023年1月号

卒業生が語る私の成長Story

日本大学第二中学校

明るくおおらかな校風のなか
優しく温かな先生方に囲まれ
育まれたチャレンジ精神

人生なんでもやってみなきゃわからないと書かれたスケッチブックを持っている坂井さんの写真です。

株式会社JCB勤務
坂井 なつみさん

「やってみなきゃわからない」というチャレンジ精神を育んだ「幸せな中高時代」について語ってくれた坂井さん。

同校を卒業後、津田塾大学に進学し、2022年春から晴れて社会人となった坂井なつみさんにお話を伺いました。

「自発的になれる」
先生方の応援やアドバイス
インタビューを受けている坂井の写真です。中高時代は吹奏楽部でサックスを担当。現在も趣味として続けているそうです。

 杉並百景にも選ばれる銀杏並木が四季折々の美しい姿を見せる、緑豊かな同校のキャンパス。敷地内には、中高校舎、芸術校舎に理科校舎、武道館やプールがあり、生徒たちがのびのびと過ごせる環境が充実しています。取材当日は爽やかな秋晴れで、放課後のキャンパスには思い思いに部活動に打ち込む生徒たちの姿が数多く見られ、明るい雰囲気に満ちていました。坂井さんもそんな環境と校風に魅力を感じ、同校への入学を決めたそうです。

「ほかにもいくつか学校を見学しましたが、日本大学第二は、都心にありながら緑豊かでゆったり過ごせる環境という点で、最も印象的な学校でした。文化祭の活気ある雰囲気もとても気に入り、入学当初から、銀杏並木が色づく秋の文化祭や、広々としたグラウンドで行う体育大会をとても楽しみにしていました。吹奏楽部に入りたいと決めていたので、美術と音楽に特化した『芸術校舎』があることもとても魅力的でした」

 入学後は予定通り吹奏楽部に所属。学校生活を順調にスタートしたかに思えた坂井さんでしたが、早くも思わぬ試練に見舞われます。

「中1の一番最初の定期試験でほとんど赤点を取ってしまい、ショックでした。当時の私は、中学生としての勉強方法や授業の受け方が全くわかっていなかったんです。とても悔しくて、何とか挽回したいといろいろな先生に相談して、アドバイスをいただきました。先生によって教え方は異なり、たとえば暗記方法であれば『線を引いたほうがいい』『音読をしたほうがいい』など、たくさんのやり方がありました。その中から自分に合った方法を選べたことが良かったと思います。
 この場合に限らず、中高6年間を通して先生方に『ここがダメだからこうしなさい』と厳しく指導されたことはありません。先生は応援やアドバイスをしてくれる存在です。だからこそ『自発的に何かしたくなる』というのが、この学校の良いところだと思います」

コツコツと努力を重ね
部活動と勉強を両立

 自分に合った勉強方法を見つけ、順調に成績を伸ばしていった坂井さん。部活動でも努力を続け、たくさんの成功体験があったようです。

「朝7時20分から部活動の朝練をして、8時20分には教室に行き、そこから6時間目まで授業を受け、放課後はまた部活動。家に帰るのは夜の7時過ぎで、8時くらいから勉強をする。そんな毎日でした。まとまった時間はあまり取れなかったので、通学時間や休み時間などの隙間時間に単語帳やノートを見ていましたね。
 部活動は本当に楽しくて、良い思い出しかありません。芸術校舎をぜいたくに使って思いきり練習に打ち込める点は、本当に恵まれていたと思いますし、高2の時にはコンサートミストレスというオーケストラの演奏をとりまとめる役割も与えられ、成長も実感できました。中1の時に初めてサックスを手にして以来、現在までずっと続けています。吹奏楽部での経験は大学生時代も、社会人になった今も、私の中に息づいているんです」

大学進学の際に
幸せな中高時代を実感

 部活動と勉強の両立に努め、充実した学校生活を楽しんでいた坂井さん。高2になると新たな挑戦として、難関国立大学の受験を考え始めます。

「日頃から定期テストで頑張ってきたことを活かして指定校推薦や内部進学もできましたが、『自分の学力を試したい』という思いが芽生えてきたんです。そのため高3のコース選択では国立大学をめざすクラスを選びました。大学受験に至る日々は自分にとって大きな試練でしたが、1クラス10人のメンバーと励まし合いながら、先生方からも勉強面と精神面を手厚く指導していただいたことで、とても良い経験になりました」

 第一志望にしていた国立大学は残念な結果となり、坂井さんは津田塾大学への進学を決めます。

「進学当初は、自分が国立大学に合格できなかったことで『母校の大学合格実績に貢献できなかった』といったネガティブな気持ちもありました。でも先生方は『よく頑張ったね。津田塾大学の合格おめでとう!素晴らしい!』と喜んでくれました。結果ではなく私の努力を見てくれている先生方、心から生徒のことを考えてくれている先生方がいて、本当に温かい学校だと改めて思いました。そして『自分はなんて幸せな中高時代を過ごしたんだろう』という充実した気持ちで、前向きに大学へ進むことができたんです」

 現在は社会人1年目の坂井さん。社会人としての意気込みを次のように話してくれました。

「会社では、どの部署に配属され、どんな仕事をするのかを、自分で決めることはできません。自分の希望とは異なる仕事をしなければならないこともあります。それでも実際にやってみることで、新たな世界が拓け、人生の喜びや楽しさにつながっていくはずです。だからこそ、私は挑戦することを大切にしています。とにかくやってみなければわからない!失敗はおおらかに受け止め、これからもいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います」

恩師からの応援メッセージ
エネルギッシュでパワフル!
周囲の人にも元気を与える存在
中1から坂井さんを見てきた英語科の赤岩みつ子先生と坂井さんが横並びで写っている写真です。中1から坂井さんを見てきた英語科の赤岩みつ子先生と。

 中1からとても意欲的で、ハツラツとして元気な生徒でした。心身ともに健やかで、向上心が高く努力家というところは、社会人としても強みになると思います。ただ元気というだけでなく、学年が上がっていくにつれていろいろなことに気を配れるようになっていったところに成長を感じていました。自分だけではなく周囲の人も明るくするような存在として、これからも輝いてほしいと大いに期待しています。

進学通信 2023年1月号
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