Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2023年9月号

中1の始め方

女子聖学院中学校

入学前から在校生がサポート
生徒主体で誰もがリーダーに

中1の探究の授業では「学習方略」をテーマに、学習効果を高めるための工夫や自分に合った学び方について探究します。

中1の探究の授業では「学習方略」をテーマに、学習効果を高めるための工夫や自分に合った学び方について探究します。

受験生と在校生が出会う機会を大切にする同校では、入学前から先輩が温かく迎えてくれます。生徒全員がリーダーになれると考え、学校行事や学習のルールを自分たちで決めています。

「お手伝いしたい隊」が
入学前から後輩をサポート

「神を仰ぎ人に仕う」を建学の精神に、120年近くキリスト教教育と女子教育を実践する同校。生徒主体の学校風土を大切にしており、行事運営やルール設定は生徒たちで相談して進めています。

 中1における導入期の指導について教頭で広報室長の塚原隆行先生に伺うと、学校見学の段階から、同校に安心感をもってもらえる取り組みをしていると言います。

「本校には中2から参加できる“お手伝いしたい隊”という生徒グループがあります。学校説明会や見学会、または入試当日に入り口でお出迎えをしたり、校内案内をしたりしてくれます。入学後、新入生に学校の感想を聞くと、『お姉さんたちに優しく迎えてもらった』といった“お手伝いしたい隊”に関するコメントがとても多いのです。“だから今度は自分も”と、参加できる日を心待ちにしています」

 メンバーは申告制で、自主的に『後輩たちの役に立ちたい』という生徒ばかり。今年度は700名近い全校生徒のうち、100名を超える生徒が登録しています。

「本校は『あなたはどうしたい?』と提示する機会が多い学校です。学校側からも選択肢をいくつか提示しながら決して強制はせず、生徒が自分らしく生きられるような人間教育を心がけています。そのなかで、温かく後輩思いの生徒が育っていると感じています」(塚原先生)

“運命の人”を観察する
アドベンチャーキャンプ

 学校生活に慣れてきた1学期が終わり夏休みに入ってすぐ、2泊3日のアドベンチャーキャンプが実施されます。昨年度はPAプログラム(野外活動を利用した教育方法)を導入し、中1の4クラスを8つのグループに分け、アトラクションに挑戦を続けるなかで互いを知り、学年全体の絆を強めていきました。

 また、アドベンチャーキャンプの中で、“運命の人”という同校独自のイベントを実施しています。

「初日に生徒一人ひとりに“くじ引き”をしてもらい、クラスから2名の“運命の人”を決めます。誰が誰の“運命の人”かは内緒にして3日間を過ごし、その間に相手のことをよく観察して、最終日には“運命の人”に宛てた手紙を書いて渡してもらいます。自己を見つめることに一生懸命だった1学期を経て、他者に目を向ける第一歩として良い機会になっています」(中2生担任/鎌塚千絵先生)

ICT導入の探究の授業は
iPadの使い方からスタート

 普段の授業の中で力を入れているのが、ICTの導入です。iPadを1人に1台配布し、特に週2時間ある探究の授業では、積極的に活用して学びの効率化を促進しています。

「探究の授業では、探究を土台としてDC(デジタル・シチズンシップ)教育と、リーダーシップ教育、この2つの学びを深めます。DC教育とはデジタル技術のよき使い手となるために必要な能力を身につける教育のこと。本校では学年ごとに『デジタル・ルール』を生徒たち自身に決めてもらっています。まずクラスでルールについて意見をまとめ、各クラスの代表が学年全体の話し合いをします。クラスによってルールが違うので、試行錯誤しながら互いに歩み寄ってルールを決めるのですが、昨年度は最終的にルールが決定したのは2月でした。学校側や大人が決めたのではなく、自分たちで時間をかけて決めたルールなので、6年間大切に守ってくれます」(鎌塚先生)

 リーダーシップ教育では、「シェアド・リーダーシップ」の考え方に基づいた教育を展開しています。

「本校ではリーダーシップを特定の生徒だけが発揮するものとは考えておらず、誰もが状況に応じて、それぞれに発揮するものと捉えています。普段は声を上げにくい生徒も『あなたにもできるよ』と伝えていくことを大切にしています」(塚原先生)

生徒主体でiPadの使い方を決めるため、真剣にルールを考えます。生徒主体でiPadの使い方を決めるため、真剣にルールを考えます。
新入生を迎えるメッセージボード。中1の終わりに自分たちが不安に思っていたことを思い返しながら、励ましの言葉を書き込みます。新入生を迎えるメッセージボード。中1の終わりに自分たちが不安に思っていたことを思い返しながら、励ましの言葉を書き込みます。
アドベンチャーキャンプでは3日間同じチームでさまざまな課題をこなしていきます。アドベンチャーキャンプでは3日間同じチームでさまざまな課題をこなしていきます。
中学3年間は「協働する」ことを大切に
教頭・広報室長 塚原隆行先生教頭・広報室長
塚原隆行先生

 中学生の間は「協働する」場面を大切にしています。学年という大きな家族を一緒につくり、一人ひとりに安心感のある自分の居場所ができるようサポートしています。高校生になると「個」が大切になりますが、中学時代の「協働」を経験しているため、ライバルではなく仲間という意識が強いようです。

優しさが連鎖する「お手伝いしたい隊」
中2担任 鎌塚千絵先生中2担任
鎌塚千絵先生

 複数の学校を受験して、実際にどの学校へ行くか迷っていたけれど、入試当日に高2生が「お手伝いしたい隊」として机のガタつきを直してくれている姿に優しさを感じ、本校に入学を決めたという生徒がいました。その生徒も後に「お手伝いしたい隊」に入って活動しています。

(この記事は『私立中高進学通信2023年9月号』に掲載しました。)

女子聖学院中学校  

〒114-8574 東京都北区中里3-12-2
TEL:03-3917-2277

進学通信掲載情報

進学通信 2023年9月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ