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私立中高進学通信

2023年9月号

注目! News and Topics

十文字中学校

生徒主体で作り上げた体育祭
かけがえのない思い出に

「中学生と高校生が合同で行う『大玉送り』は今年が初めての試みなので、楽しみでした」とKさん。会場は大盛り上がりでした。

「中学生と高校生が合同で行う『大玉送り』は今年が初めての試みなので、楽しみでした」とKさん。
会場は大盛り上がりでした。

体育部を中心に、みんなが
効率よく動けるよう工夫

 2022年、創立100周年を記念して東京体育館で体育祭を行った同校。2023年も引き続き同会場で、中高合同の体育祭が6月19日に実施されました。

 今年の体育祭の名称は、生徒による公募で決まった「桐輝祭とうきさい」。「校章のモチーフである桐がキラキラと輝く」という意味が込められています。

 桐輝祭は準備や事前の説明会、予行練習から当日の運営まで、体育部を中心に生徒主体で行われました。説明会では安全に競技を行うために、スライドや寸劇を交えてルールや注意点などを生徒にわかりやすく解説。そして校庭のグラウンドで予行練習も行いました。

「これまで体育祭は中高別で校庭で行っていましたが、昨年は100周年のお祝いを兼ねて東京体育館で開催しました。体育祭を一から企画して作り上げる楽しさと、中学生・高校生が合同で行う楽しさを生徒が経験し、今年も同じ会場で、同じく中高合同で開催することになりました」(広報部部長/綾部香先生)

 当日の運営は、会場アナウンスや動画撮影、記録などを担当する報道部、救護などを担う保健部、さらに美化清掃を行う整備部など、それぞれの仕事を各部が分担し、体育部と各部が連携して運営に当たりました。全体の指揮をとるのは体育部の仕事です。

「各部の部員たちが自分の仕事を全うし、協力し合っているから、これだけ盛り上がった体育祭が作れたのだと思います。自分たちで考えて動くからみんなフットワークが軽い。生徒の自主性に任せることが一番だと思います」(綾部先生)

 競技タイトルなど細部まで「みんなで楽しめる工夫」が詰まった桐輝祭に、平日にもかかわらず多くの保護者が足を運んでいました。

 生徒自身が“自分たちの桐輝祭”を作り上げたことで、一人ひとりが輝き、それぞれの記憶にも残る、名称どおりにキラキラと輝く桐輝祭を行うことができました。

会場が広いため、大型モニターで中継。報道部が音響や映像の切り替えを担当しました。競技記録も体育部と連携して行いました。会場が広いため、大型モニターで中継。報道部が音響や映像の切り替えを担当しました。競技記録も体育部と連携して行いました。
生徒が考案した「パフォーマンスリレー」は、走るのではなくさまざまなパフォーマンスをつなぐユニークなプログラム。1人で歌を披露する人や、吹奏楽部とバトン部のコラボなど、華やかに観客を楽しませました。生徒が考案した「パフォーマンスリレー」は、走るのではなくさまざまなパフォーマンスをつなぐユニークなプログラム。1人で歌を披露する人や、吹奏楽部とバトン部のコラボなど、華やかに観客を楽しませました。
開会宣言では「楽しんでますか?」と体育部が呼びかける場面も。開会宣言では「楽しんでますか?」と体育部が呼びかける場面も。
体育部はどうしたらみんなが効率よく動けるのか、全体を見渡して考えながら指示を出しました。体育部はどうしたらみんなが効率よく動けるのか、全体を見渡して考えながら指示を出しました。
伝統競技「大蛇の寝返り」は、みんなで大蛇のような動きをしながらゴールを競います。「引けない子豚はただの子豚」(綱引き)、「5人はプリキュア」(5人6脚)など、各競技のタイトルもユニーク。有志が参加したリレーでは仮装して走るチームもあり、さまざまな工夫を凝らしていました。伝統競技「大蛇の寝返り」は、みんなで大蛇のような動きをしながらゴールを競います。「引けない子豚はただの子豚」(綱引き)、「5人はプリキュア」(5人6脚)など、各競技のタイトルもユニーク。有志が参加したリレーでは仮装して走るチームもあり、さまざまな工夫を凝らしていました。
「桐輝祭」の名にふさわしい体育祭に

 昨年の体育祭を主導した、前体育部長で高3生のKさんと、それを引き継いだ今年の体育部長のMさんに、桐輝祭当日の心境を伺いました。


前体育部長 Kさん(高3)前体育部長 Kさん(高3)

「昨年は初の中高合同による体育祭ということもあって、体育祭全体の時間が長くなってしまったので、今年は保護者の方も飽きずに楽しんでいただける内容にしたいと思いました。競技は独自ルールを交え、ほかにはない楽しいものをめざしました。誰もが楽しめる体育祭になったという声や、競技のユニークさなどを評価してくださる声が多く、良かったです。反省会のデータをまとめて後輩に引き継ぎましたが、私たちが工夫した部分や反省点を踏まえて、今年はブラッシュアップしてくれたのでうれしかったです。

 運営上で大変だったのは、どうしたらみんなに動いてもらえるのかという部分でした。競技についても全体で話し合う形から、グループで話し合う形に変えたことで、全員が『自分たちで体育祭を作る』という意識をもって臨めたと思います。結果的にみんなが意見を出し合って、運動が得意な人だけではなく、苦手な人も楽しめる体育祭になったと思います」


体育部長 Mさん(高2)体育部長 Mさん(高2)

「今年は昨年より早い時期の開催でした。進級して2カ月で準備をしなければならなかったので、桐輝祭のことを考えない日がないくらい忙しかったです。事前に説明会を行ったのですが、その日に予行練習もしたので大変でした。どうしたら効率的に進められるか、みんなで考えて桐輝祭の日を迎えました。

 今年は長距離が得意な生徒の強みを活かせるよう、スウェーデンリレーを行うことにしました。昨年は運営面であまり効率よくみんなが動けなかったので、その点を改善して、体育部を中心に全員がスムーズに動けるように運営ができたと思います。

 私は緊張しやすいタイプで、最初は大勢の前で話すことが苦手でしたが、70人以上在籍している体育部に指示を出さなければならなかったので、人前で話すことにかなり慣れてきました。体育部だけではなく、報道部、保健部、整備部などの自治部やクラスの級長と一緒に、一人ひとりが輝ける桐輝祭をまとめ上げることができたと思います」

(この記事は『私立中高進学通信2023年9月号』に掲載しました。)

十文字中学校  

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