Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2022年12月号

実験/実習大好き!

跡見学園中学校

週1の実験で
理科への興味を育む

中学では「理科1(化学と物理)」と「理科2(生物と地学)」に分野を分けて並行して学んでいる同校。中2理科1(化学)の実験と、高2物理基礎の実験を取材しました。
酸化銅と炭素の混合物をガスバーナーで熱し、化学反応を観察する生徒たち。「失敗もしてしまいましたが、先生にサポートしてもらいながら何度か挑戦したら、成功できました。理科は難しいですが、実験は楽しい。実際に実験をするとことで、覚えやすくなります」と話してくれました。

酸化銅と炭素の混合物をガスバーナーで熱し、化学反応を観察する生徒たち。
「失敗もしてしまいましたが、先生にサポートしてもらいながら何度か挑戦したら、成功できました。
理科は難しいですが、実験は楽しい。実際に実験をするとことで、覚えやすくなります」と話してくれました。

「難しいけど楽しかった」
勉強に向き合う意欲に
つながる実験授業

 本物に触れながら、真の“教養”を育成することを目標とする同校。理科では、4つの実験室を活用し、週1回は実験が行えるよう時間割が組まれています。

「本校には、真面目で何事にも一生懸命な生徒が多いため、座学も熱心に話を聞き、きれいに板書を取っています。実験をするとなると、さらに表情がイキイキとします。実験を楽しんでくれているのでしょう。実際に触って、見て、話し合いながら実験をすると、実感として学べますし、理科に興味をもつきっかけにもなります」(理科/高橋資充先生)

 一方、高校では、さらに高度な授業を展開しています。

「高校では、座学で学ばなければならないことが増えるため、実験の回数は中学よりも減りますが、より理解を深めたい分野については、なるべく実験を行い、自分の手を動かし体感してもらっています。また、中学では実験をしただけでその現象や結果がわかることが多いですが、高校では実験結果を基に考察し、結論へ導いていく実験が増えます。難しいことも多いですが、『楽しい』という印象をもってもらえればいいなと思います。それが、学びへの意欲につながると思います」(理科/戸間紗也香先生)

酸化銅(Ⅱ)の炭素による還元(中2・理科1分野)


1

 酸化銅(Ⅱ)と炭素を乳鉢で混ぜ合わせる。


2

 ➀の粉末を試験管に入れ、試験管の口を少し下げた状態で固定する。


3

 ガスバーナーで試験管を熱する。かなりの強火を使うとあって、生徒たちも緊張気味。


4

 熱した酸化銅(Ⅱ)の色が変わると、「すごい!」という声が。試験管から銅を取り出し薬さじで擦って磨くと、きれいな光沢が出ます。

力学的エネルギー保存則(高2・物理基礎)

 高2生は、物体の力学的エネルギーが保存されることを確かめる実験を行いました。


 カーボン紙を敷いたコピー用紙の上におもりを落としてエネルギーを計測し、実験の結果をまとめます。エネルギーの増加分、減少分の計算も行い、次回の授業時にレポートとして提出します。

「どうなっているんだろう」と
想像力と思考力を働かせてほしい
理科/戸間紗也香先生理科/戸間紗也香先生

 今、電子機器があふれる世の中で、その仕組みがわからないまま使っているものもたくさんあると思います。それらは決して魔法ではなく、緻密な計算によって作られたものです。それらは必ず誰かが、何らかの理由をもって作っています。理科を通して、日常生活にあふれるものの中身についても想像を働かせられる生徒になってほしいと思っています。与えられたものを何も考えずに使うのではなく、どうなっているんだろうと考え、故障したらその原因を考えられる思考力をつけてもらいたいです。

幸せに生きるための知識を学ぶ
理科/高橋資充先生理科/高橋資充先生

「この後は、あなたたちが主役になってこの地球を生きていく。今までは人間が便利になることだけを考えていたから、科学技術がこうして進歩してきたけれども、今、それではいけないことに人間は気づき始めた。このまま、人間のやりたいようにやっていくと、いずれ自分たちが生きていけなくなってしまう。これから何を目標に生きていくのか。それを学ぶのが理科だと私は思う」。これは、私が生徒たちに伝えていることです。学問としてだけでなく、幸せに生きるための知識を学ぶことも理科の一面だと私は思っています。

(この記事は『私立中高進学通信2022年12月号』に掲載しました。)

跡見学園中学校  

〒112-8629 東京都文京区大塚1-5-9
TEL:03-3941-8167

進学通信掲載情報

進学通信 2022年12月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ