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私立中高進学通信

2023年8月号

私学の英語最前線

跡見学園中学校

「オンライン英会話」で伸ばす
リアルなコミュニケーション力

英語を自らの世界を広げる「道具」として使い、自分の思いを発信できるようにすることをめざす同校。「オンライン英会話」など、生徒の英語力を伸ばす取り組みをご紹介します。
授業では、生徒が実際に英語を使う機会を多く設けています。

授業では、生徒が実際に英語を使う機会を多く設けています。

英語で素早く対応する力を養う
週1時間の「オンライン英会話」

「本物に触れ、豊かな心を育てること」を教育方針の一つとして重んじる同校。

 英語教育においても、生徒が英語を実際に使う機会を多く設け、英語を自らの世界を広げる「道具」として使い、自分の思いを発信できるようにすることをめざしています。同校の英語教育の特徴について、英語科の田島裕巳先生と鈴木真人先生に伺いました。

「中学校の英語は週に6時間あり、日本人教員による4時間の授業のほか、常勤ネイティブ教員による英会話の授業を1時間、フィリピン人教員からマンツーマンで指導を受けるオンライン英会話の授業を1時間行っています。
『オンライン英会話』は2021年度から導入しました。授業で使用している教材を活用しながら、授業の復習としてオールイングリッシュで、音読練習や質疑応答などを行います。主にスピーキングに力を入れており、授業で学んだ内容を使って、英語でフリートークする時間も設けているので、生徒は英語で素早く反応する力が養われます。発話したことがたとえつたない英文であっても、フィリピン人教員に自分の英語が通じたという達成感は大きく、英語が得意な生徒はもちろん、苦手意識がある生徒も、英語でのコミュニケーション力が格段に上がりました。
 オンライン英会話実施中は、日本人教員が教室を巡回しますが、笑い声が聞こえたり、会話が弾む様子が見られたりして、リアルなコミュニケーションがとれていると感じることが多いです」(田島先生)

 オンライン英会話で自信をつけて、グローバルな目標をもつ生徒も増えているそうです。

「オンライン英会話を導入してから、海外を視野に入れて進路を考える生徒が増えた印象です。
 本校は海外大学と連携し、進学を希望する生徒を支援しています。高校3年間の平均評定を元に指定校推薦で海外大学をめざすシステムです。『海外大学進学セミナー』という説明会を行っていますが、参加する生徒が年々増えています。今まで海外という選択肢を考えていなかった層の生徒が、視野を広げてグローバルな目標をもつのは素晴らしいことです。また、英検をはじめ、IELTSなどの検定・資格にも、より意欲的に取り組む姿勢が見られるようになりました。
 1週間の『ニュージーランド体験留学』や約10週間の『ターム留学』など、期間やレベルが異なる多彩な国際交流プログラムも実施しているので、生徒にはこれからどんどん参加してほしいと考えています」(鈴木先生)

週に1時間のオンライン英会話では、英語でのフリートークの力も養われます。
週に1時間のオンライン英会話では、英語でのフリートークの力も養われます。

週に1時間のオンライン英会話では、英語でのフリートークの力も養われます。

英語力の高い生徒に対応した
取り出し授業を実施

 同校は2018年度から、英語を学習してきた受験生を対象とする「英語コミュニケーションスキル入試」を導入しています。

「『英語コミュニケーションスキル入試』は、英語4技能の基礎的な力を試すもので、レベルの目安を英検3級程度に設定しています。基礎学力をみるために漢字力・計算力の試験と、英語の筆記試験・面接を行います。面接では、積極的に英語でコミュニケーションを図ろうとする意欲や姿勢を重視します。
『英語コミュニケーションスキル入試』で入学した生徒は、帰国生と一緒に習熟度が高い生徒向けの取り出し授業を10人前後で受けて、英語力をさらに高めます。
『取り出し授業』では、オリジナルのプリントを含めたハイレベルな教材を使い、英文法の理解はもちろん、プレゼンテーション力、表現力、パフォーマンス力を向上させて、生徒が英語を使いこなすことをめざした内容をメインに扱っています。成績評価も通常クラスとは異なり、検定教科書をベースにした定期考査の割合は低く、主に授業でのパフォーマンスや、プレゼンテーションの資料づくりとその内容などが大きなウェートを占めています。
 通常クラスの生徒も英語の成績が伸びれば、次年度から取り出し授業に移行できるので、それをめざして勉強に励む生徒も多いです」(鈴木先生)

POINT1
国際交流プログラムの入り口
「ニュージーランド体験留学」

 中1・中2の希望者が対象の「ニュージーランド体験留学」は、春休みの約1週間、ニュージーランドのオークランド近郊で行われます。ホームステイをして現地の家族と交流するなど、多くの参加者にとって初めて異文化に触れる機会で、同校の多彩な国際交流プログラムの入り口となっています。

POINT2
放課後に英語力養成講座
「English Channel」を開講

 生徒が自由に選んで受講できる放課後プログラムには、英語力を伸ばす講座もあります。ネイティブスピーカーによる英語力養成講座「English Channel」では、Starter・Basic・Middle・Returnees(帰国生向け)の各クラスで、洋書や洋楽を用いて、長文読解やライティング力・リスニング力などの向上をめざします。また、英語でディスカッションする力も養います。

担当の先生より
英語は自分の未来を切り開くためのツールです
英語科/田島裕巳先生英語科/田島裕巳先生

 本校には「ニュージーランド体験留学(中1・中2)」「夏期海外語学研修(オーストラリア/高1・高2)」「ターム留学(オーストラリア/高1・高2)」などオリジナルの国際交流プログラムをはじめ、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」など、海外で英語力を高められる機会が多く設けられており、生徒たちは積極的に挑戦しています。


英語科/鈴木真人先生英語科/鈴木真人先生

 本校の教科学習は、社会科で裁判を傍聴し、理科で多くの実験を行うなど、生徒が経験から学ぶさまざまな取り組みを実施しているのが特徴です。英語科でも、生徒が学んだ英語を実践的に使う機会を大切にしています。生徒が将来の夢や進路のフィールドを広げるツールの1つとして、英語を使いこなせるようになってほしいと考えています。

(この記事は『私立中高進学通信2023年8月号』に掲載しました。)

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