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私立中高進学通信

2026年1月号特別企画

歴史と進化を重ねる伝統校

跡見学園中学校

創立者の思いを乗せて
語り継がれる桜の物語

創立150年

注目の「多目的棟」(仮称)外観

創立者/跡見花蹊御師匠おっしょさん」と呼ばれた創立者/跡見花蹊

 生徒たちから「御師匠おっしょさん」と呼ばれ親しまれた跡見花蹊先生が、キリスト教の学校以外で初となる女子教育を目的とした「跡見学校」を設立したのは1875年のことでした。華族や上流階級の子女80余名が参集し、当時は国文、漢文、算術、習学、絵画、裁縫、琴曲、点茶、挿花の9科目で構成されるカリキュラムでした。芸術を重視した独自色ある教育は、「新時代に後れをとらぬ女子の教育こそ、教育家として努力すべき道である」ことを持論としていた花蹊先生の矜持です。

 やがて生徒数が100名に達する規模になると、多くの生徒は「お塾」と呼ばれる学校敷地内の寄宿舎での生活を始めます。年長の生徒が同室の年少者の世話をするのが特徴で、その伝統は「あね・いもとの校風」として、中高合同で行う文化祭や体育祭、クラブ活動にも継承されています。一方、塾生たちが就寝前に行う伝統の「運動踊り」がありました。これは花蹊先生が考案したもので、安らかな眠りにつくためのストレッチです。厳格な反面、慈愛に満ちた眼差しで生徒一人ひとりの成長を優しく見守る、花蹊先生の人柄を表すエピソードです。

 そんな花蹊先生には、皇室との関係が深かった側面もあります。皇室から「御前揮毫」の栄誉を賜り、御所の女官たちに漢詩や書画を教授する機会も多かった花蹊先生は、昭憲皇太后(明治天皇妃)より、名前にちなんだ「桜の御印」を贈られます。1930年、洋装の制服が制定された際、二代目校長の跡見李子先生によってこの「桜」が校章に制定されました。ちなみに、校章の桜が丸みを強調して描かれているのは、「円満な人柄になるように」との二代目校長の教えが込められているからです。親子二代・三代、そしていよいよ四代と、同窓の心に語り継がれる桜の物語の象徴です。

新築の寄宿舎の部屋と寄宿生(1911年)

新築の寄宿舎の部屋と寄宿生(1911年)

伝統と革新に彩られた誇りをまとうユニフォーム

 日本の女子校として初めて制服を制定した跡見学園。その歴史は1915年制定の紫色の袴から始まりました。華美な色合いが好まれる傾向にあった当時の流行に逆らうかのように、颯爽と登場した凜々しい“跡見の紫”は、すぐさま女学生たちの憧れへと変わっていきました。

 二代目の制服が制定されたのは1930年ことです。和装から洋装への大きな変革でした。

1915年に制定された初代の制服は和装でした。

1915年に制定された初代の制服は和装でした。

『アサヒグラフ』の表紙を飾った洋装の制服。『アサヒグラフ』の表紙を飾った洋装の制服。

「『アサヒグラフ』の表紙を飾るなど革新的なデザインでありながら、着物を模した襟のない上衣とジャンパースカートを取り入れ、和装の良さを活かしたデザインにもこだわりを見ることができます」(石井砂母亜先生)

 約90年近くも跡見学園の象徴として定着していた制服は、創立140年を経た2016年、三代目として大幅にリニューアルされました。

「胸元のリボンは伝統の“跡見の紫”を組み合わせたストライプ。デザインは学園の象徴である桜をイメージしたものです。なお、2025年度より新たなアイテムとしてポロシャツが加わりました。また、『マザーハウス』との特別なコラボレーションによる通学バッグも導入されるなど、伝統と革新の融合も味わい深い跡見学園の装いです」

マザーハウス創業者の活動に敬意を払い、
校長自ら直談判して実現した通学バッグも魅力的です。
ポロシャツも新しく仲間入りしました。

個性豊かな生徒一人ひとりのための
入試改革と環境整備
3階建ての多目的棟(仮称)には、自習場所や休憩スペースとして活用できる広々としたラウンジも。3階建ての多目的棟(仮称)には、自習場所や休憩スペースとして活用できる広々としたラウンジも。

 2025年夏に竣工した「多目的棟」(仮称)は、中高で学ぶ生徒たちの新しい居場所。自習やグループワーク、学校行事やクラブ活動のМTGなど、文字どおり多目的に活用できるラーニングスペースです。そして本物に触れることを重んじてきた同校では、個性豊かな生徒の受け入れを強化するため、2026年度入試より、『国語1科入試』『算数1科入試』が新設されます。

「入試ではこれからも生徒の多様な能力や才能を評価してまいります」(石井先生)

学園の歴史を伝える木々たちの尊さを
今に伝える欅の木のキーホルダー
伐採された欅から再生された特別なキーホルダーです。                                                                                                                                                                        伐採された欅から再生された特別なキーホルダーです。

 1932年に現校地へ移転して以来94年。創立150周年記念事業の一環として多目的棟(仮称)を建設するにあたり、古くからあった植栽の伐採は避けられない状況下にありました。そうしたなか、「木々もまた伝統の中の一つ」との考えから、伐採される木々の中から欅が再利用されることになりました。

「伝統に育まれた欅からは、机2台・椅子12脚・そして桜の花びらを模したキーホルダーがつくられました」(石井先生)

 2025年9月、記念のキーホルダーが同校の全生徒に配布され、生徒からは喜びの声があがりました。

[沿革]

1858年(安政5年) 跡見花蹊先生、大阪にて私塾を開く
1875年(明治8年) 神田猿楽町に「跡見学校」開校
1885年(明治18年) 英語教育開始
1888年(明治21年) 小石川柳町の新校舎
落成式ならびに新築記念祝賀式
1915年(大正4年) 女子校として初となる和装の制服制定
1919年(大正8年) 跡見李子先生、二代目校長就任
1926年(大正15年) 跡見花蹊先生逝去
1930年(昭和5年) 洋装制服制定
1932年(昭和7年) 大塚新校舎(現文京区大塚)移転
1945年(昭和20年) 東京大空襲により校舎のほとんどが焼失
1947年(昭和22年) 学制改革により「跡見学園中等部」設立
1948年(昭和23年) 「跡見学園高等学校」設置認可
1950年(昭和25年) 跡見学園中等部を「跡見学園中学校」に改称
1965年(昭和40年) 高2の関西修学旅行で、新幹線利用
第1号として話題になる
1990年(平成2年) 中学校高等学校新校舎竣工
2025年(令和7年) 創立150周年。生徒ラウンジや自習室も備えた「多目的棟」(仮称)竣工
跡見学園中学校  

〒112-8629 東京都文京区大塚1-5-9
TEL:03-3941-8167

進学通信掲載情報

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【制服物語】夏をより軽やかに過ごすため洗練された制服にポロシャツが仲間入り
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