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私立中高進学通信

2023年9月号

私学だからできるオリジナル教育

聖徳学園中学校

手帳メーカーとコラボ
生徒考案の『SDGs手帳』

生徒が企業とコラボして制作したオリジナルのSDGs手帳が完成!『地域貢献プロジェクト』で活用しています。開発秘話を伺いました。
「完成した手帳を初めて手にした時はうれしかった!」と、考案した手帳が採用されたチームのメンバー。「諦めムードになった時もありましたが、仲間とひとつのものを作り上げる作業はとても楽しかったです」と声を揃えます。

「完成した手帳を初めて手にした時はうれしかった!」と、考案した手帳が採用されたチームのメンバー。
「諦めムードになった時もありましたが、仲間とひとつのものを作り上げる作業はとても楽しかったです」と声を揃えます。

主体的な力を育む
STEAM教育を実施

 正解のない問いに対し、主体的にチャレンジできる力をもった生徒の育成に注力する聖徳学園。独自のSTEAM教育を推進し、中1では『映画制作』、中2では『社会に貢献するサービスの企画立案』、中3では『地域貢献プロジェクト』を実施し、教科横断型の学びを実践しています。

 この学びの一環として、2022年度、中2生が手帳メーカーの伊藤手帳株式会社とコラボレーションをして、オリジナルの『SDGs手帳』を開発しました。中3時に行う『地域貢献プロジェクト』での活用を目的とする手帳です。

 生徒たちは1年間をかけてグループごとに手帳の企画を考案。伊藤手帳の社長も参加した選考会でプレゼンテーションを行い、選ばれた手帳が2023年5月に完成しました。企画した手帳が選ばれたチームでリーダーを務めたKさん(中3)は次のように話します。

「どうすれば地域貢献プロジェクトが進めやすいかを考え、手帳の前半部分にプロジェクトのワークシートを引用しました。手帳を見ればワークの問いを確認でき、問いの下に回答も書き込めるようにしたので、手帳のページに沿ってワークを進めればプロジェクトが効率よく進行できます」

 チームのIさん(中3)は、予定表のページで最もこだわった、タイムラインダイアリーについて語ってくれました。

「見開きで一カ月分を表示するダイアリーは、スペースが小さくて予定を書き切れないこともありました。タイムラインダイアリーを採用したことで、あふれた予定を書き込むことができ、一日の時間管理も効率よく行えます。伊藤社長にも高く評価していただきました」

大人とのやりとりを通して
生徒が大きく成長
地歴科/清水啓己先生地歴科/清水啓己先生

 現在、SDGs手帳を使った『地域貢献プロジェクト』が進行中です。11月に中間発表、2024年3月に最終発表のプレゼンテーションを行う予定です。プロジェクトを担当する清水啓己先生は、「手帳の存在が好影響を与えている」と効果を口にします。

「やるべきことや目標を落とし込んだ手帳を制作したことで進行がスムーズになり、これまでは企画の立案で終了していた地域貢献プロジェクトを、行動に移すところまで拡大できました。
 また、多くの情報にアクセスできるiPadと、記憶に残り深く思考できる手書きの手帳を併用することで、探究学習がより効果的に実践できたと考えています」

 同時に、手帳づくりを通して、生徒たちの成長を実感していると清水先生は言います。

「伊藤手帳の方々とやり取りをしたり、社長の前でプレゼンテーションをしたりと、“外部の大人”を相手に知恵を絞った経験から、発想力が豊かになり、資料作成やプレゼンスキルも向上しました。敬語の使い方なども学んだと思います。
 今後も企業とのコラボレーションを行い、生徒にはさまざまな経験を積んでほしい。高校では地域貢献プロジェクトからグローバルな貢献へと拡大しますが、そこでもこの手帳を進化させて活用し、より高度なプロジェクトにしたいと考えています」

 こうした取り組みを通して育てたいのは、何事にも諦めずに挑戦し、失敗しても“次はどうしたらいいか”と前向きに考え、行動できる生徒だと清水先生は話します。

「そこにICT技術や、発想力や企画力、プレゼン能力をかけ合わせ、グローバル社会で主体的に活躍できる生徒を育てていきます」

チームで考案した手帳の企画が製品化!
「どんな手帳が便利なのか?」試行錯誤の末、秀逸な企画を立案
手帳づくりを通して
いろいろなことに挑戦しようと思えるように
Kさん(中3)Kさん(中3)

 日頃からiPadばかり使っていたので手帳づくりのアイデアがなかなか出ず、市販の手帳を購入して、実際に使うことで改善点を考えました。タイムラインダイアリーの提案だけでなく、メモのページは罫線より細かい方眼にすると自由度が高く図も描きやすい、裏表紙は古紙が主原料のボール紙を使う、iPadより小さいサイズにするなど、細部にまでこだわりました。

 手帳にはメモのページを多く設けました。iPadを起動して入力するよりササッと手早く書ける手帳のほうが便利だと思ったからです。今ではクラス全員が発表する時に要点をメモしたり、先生が言った一言を書き留めたり、ちょっとした計算に用いたりと、全教科で使用しています。

 最終発表会では、直前にプレゼンの台本を誰も作っていないことが判明し、僕が大急ぎで作るハプニングもありましたが、何とか発表を終えた時は達成感がありました。プレゼン原稿を書いたことで作文能力も上がったと思います。

 手帳づくりを通して、関心がなかったものに注目して、そこから新たな世界を知ることができると学びました。これからも、いろいろなことに挑戦していきたいです。

表現力とプレゼン力
アイデアを生み出す思考回路が成長
Iさん(中3)Iさん(中3)

 実は中間報告の時、あやふやなプレゼンテーションしたため、伊藤社長から改善点を指摘されてしまいました。そこから火がつき、3月の最終発表に向けてアイデアを練り、企画の特徴が伝わりやすいよう、動画を作ってプレゼン資料に挿入するなど工夫を凝らしました。とはいえ、本番直前まで「これで大丈夫なのか?」とバタバタしていたので、僕たちの案が採用された時は、うれしさよりも驚きが勝りましたね。

 伊藤社長に評価していただいたタイムラインダイアリーのアイデアは、一般的な手帳を使ってみて、1日を1本のタイムラインで管理すれば、やったこと・これからやることが一目でわかって便利だと思ったのです。僕はSDGs手帳を地域貢献プロジェクトだけでなく、自分のスケジュール管理でも使っています。何時から何時まで勉強したのか、どの教科をどれくらいやったのかが一目でわかるので、効率よく勉強できるようになりました。

 手帳づくりを通してチームワークを学ぶことができ、アイデアを考える思考回路やプレゼン能力、表現力も向上したと思います。

SDGs手帳の前半部分には、地域貢献プロジェクトのワークシートを引用。手帳のページに沿ってワークを進めれば、プロジェクトが効率よく進行します。SDGs手帳の前半部分には、地域貢献プロジェクトのワークシートを引用。手帳のページに沿ってワークを進めれば、プロジェクトが効率よく進行します。
Iさんたちが企画した手帳の、プレゼンテーション資料の1ページ。右側がタイムラインダイアリー。「再生紙やボール紙を使用するなど、SDGsを意識しました」(Iさん)Iさんたちが企画した手帳の、プレゼンテーション資料の1ページ。右側がタイムラインダイアリー。「再生紙やボール紙を使用するなど、SDGsを意識しました」(Iさん)
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