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私立中高進学通信

2024年1月号

国際交流の今

聖徳学園中学校

『和の精神』で世界を知る活動を
運営する団体『国際交流ボランティア』

グローバルデイ
2023年11月に開催された『グローバルデイ』の閉会式。
『多様な価値観に触れてGlobal Citizenshipを手に入れよう』をテーマにさまざまなイベントが行われました。
「Global Citizenship」とは「世界の一員であることを自覚しよう」という意味です。

『国際交流ボランティア』は、教育理念『和』の精神に基づいてグローバル教育に力を注ぐ同校の団体。生徒主体で運営され、中1から高3まで約60名のメンバーが在籍して、多彩な活動を展開しています。

『太子祭』と『ICU祭』で
ワークショップを開催

「私たち『国際交流ボランティア』は、海外の人たちとの交流や募金活動を通じて、社会貢献活動に関心をもってもらうためのイベントを行っています」

 そう話すのは、この団体の代表を務めるSさん(高2)です。中2の時、『国際交流ボランティア』の先輩から「TFT(※1)」の食事会に誘われたことをきっかけに所属し活動しています。

 2023年4月、『国際交流ボランティア』は、同校に来校したアメリカにある姉妹校Willows Preparatory Schoolの生徒との交流会を企画。秋には同校の文化祭である『太子祭』と国際基督教大学の『ICU祭』で、来場者にブローチを販売するワークショップを開催しました。この売り上げは、アフリカのルワンダにある幼稚園『ファミリービジョンスクール』に寄付されます。高1から参加していたTさん(高1)は貧困問題を多くの人に知ってもらおうと、来場者へ積極的に声をかけたそうです。

※1 TFT…「TABLE FOR TWO」の略。NPOによるプロジェクトで、開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に
同時に取り組む社会貢献運動です。店で食べた食事の料金の一部が、開発途上国の子どもたちの給食費になります。

世界に目を向けるための
『グローバルデイ』も
「本校のグローバル教育では、仲間と心をひとつにして世界とつながるための精神を養うことができます」(ネイサン・ソマーズ先生)「本校のグローバル教育では、仲間と心をひとつにして世界とつながるための精神を養うことができます」(ネイサン・ソマーズ先生)

 11月15日(水)には、代表を務めるSさんのリーダーシップのもと、毎年恒例の『グローバルデイ』が開かれました。これは"グローバル"をテーマにした文化祭です。校長の伊藤正徳先生をはじめとするグローバル教育に力を注ぐ教員や外部の講師が講演。また、海外研修に参加した生徒が体験談を語ったそうです。その1人であるHさんはニュージーランドに3カ月留学をしていました。Hさんのお父さんはニュージーランド人で、Hさんが帰国してからは自分のアイデンティティを強く意識するようになったといいます。

 また、Oさん(中2)は“届けよう、服のチカラプロジェクト”(※2)のリーダーを務める期待の新人。このプロジェクトのポスターを制作するなど生徒に協力を呼びかけています。

 グローバル教育部長のネイサン・ソマーズ先生は次のように話します。

「ここにいるメンバーは、社会問題に向き合い、その解決に向けてディスカッションを行う『U-come(ゆーかむ)』にも参加しました。ほかにも自分たちの思いを形にしたイベントを企画しようとしています。こうした活動を通じて、グローバルマインドを育んでいます」

 なお、毎年6月には中学受験生を対象に『世界を知ろう! 英語体験教室』が開かれています。ソマーズ先生をはじめとするネイティブ教員のもと、世界の文化などを英語で学ぶイベントです。Oさんも参加し、同校に入学するきっかけになったそうです。

※2 “届けよう、服のチカラ”プロジェクト…(株)ファーストリテイリングがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とともに取り組むプログラム。不要になった子ども服を回収し、服不足に悩む難民の子どもたちに提供するプロジェクトです。

“届けよう、服のチカラプロジェクト”
届けよう、服のチカラプロジェクト

Oさんが友達と案を出し合って制作した“届けよう、服のチカラプロジェクト”のポスター。
一人でも多くの生徒に服を提供してほしいという願いを込めてデザインしました。

グローバルデイ
グローバルデイ

家族や民族、性別といったバックグラウンドや、性格、人生で大切なことを書き出して、
自分のアイデンティティを考えました。

ICU祭
ICU祭
ICU祭

『太子祭』や『ICU祭』のワークショップで販売したキリンのブローチ。
デザインしたのは、ルワンダファミリービジョンスクールの理事長です。
来場者には、これに自分の好きな色を塗ってもらい、オリジナルのブローチにして購入してもらいます。

交流会
交流会

Willows Preparatory Schoolの生徒との交流会。
『国際交流ボランティア』が日本の遊びであるかるたや福笑い、折り紙、けん玉などを生徒に紹介し、楽しみました。

ニュージーランド留学
ニュージーランド留学

ニュージーランドでお父さんの親戚たちに囲まれるHさん(写真左から2番目)。
この留学を通して「これまで遠かった親戚たちを、より身近に感じることができ、
自分の家族が大勢増えました」と話します。

3カ月留学を通して
強まった父との心の絆
Hさん(高2)Hさん(高2)

 ニュージーランドでは父方の親戚の家にホームステイをして、父が卒業した高校に通いました。これまで父と日本語で会話していたのですが、帰国後は英語で語り合っています。父の若い頃の話を親戚から聞くこともでき、父との心の絆がさらに強まりました。


プレゼンをするたびに
自分の成長を感じます
Sさん(高2)Sさん(高2)

 一昨年の『グローバルデイ』では、『国際交流ボランティア』の一員として私がジェンダー問題に関する授業を上級生に向けて行いました。代表になってからはプレゼンテーションをする機会が増え、自分の考えを論理的に伝えられるようになり、成長を感じています。


社会問題の解決に
携われる仕事に就きたい
Tさん(高1)Tさん(高1)

『国際交流ボランティア』に参加して気づいたのは、コミュニケーション力を磨いて初めて、目的が達成できることです。また、行動できる人間へと自分を大きく変えることができました。将来は社会問題の解決に貢献できる職業に就きたいと思っています。


『太子祭』で大きな
達成感を得られました
Oさん(中2)Oさん(中2)

『太子祭』のワークショップでは、ルワンダに多くの寄付ができ、大きな達成感を得られました。“届けよう、服のチカラプロジェクト”も成功させたいと思っています。こうして得た体験を糧に、代表のS先輩のようなリーダーになることが目標です。

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