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私立中高進学通信

2023年1月号

今こそ実感!大学附属校・付属校 ここが好き

和洋国府台女子中学校

和洋女子大学と高大共育
全教科探究型授業の『和洋コース』

『和洋コース』高3生IさんとHさんと『和洋コース』高3担任の土田尚樹先生が写っている写真です。

「広々とした校内はわが校の自慢です」と『和洋コース』高3生Iさん(左)とHさん(中央)。
右は『和洋コース』高3担任の土田尚樹先生。

大学受験に縛られることなく
興味に従ってじっくり探究

「女性の自立」を建学の理念に掲げ、『凜として生きる女性の育成』を推進する和洋国府台女子。2020年度より、併設の和洋女子大学と高大7年間をかけて連携する『和洋コース』を新設しました。高校で『和洋コース』に進んだ生徒は和洋女子大学に進学できるという、併設校ならではのメリットがあるコースです。

「大学受験に縛られることなく、生徒自身が興味あることを、じっくりと深めていけるコースです。全教科にグループワークやプレゼンテーションなど、探究型学習を取り入れているのが特徴で、論理的思考力や発信力、表現力など、現代社会で求められるスキルの育成をめざしています」(和洋コース高3担任/土田尚樹先生)

 和洋女子大学の授業を先行修できることも、『和洋コース』の大きな魅力です。大学は同校と同じキャンパス内にあり、すぐに移動できます。高2は週2回、高3は週4回、大学のアカデミックな学びを体験できることに加え、履修した科目は大学の単位として認定されます。高校から単位取得をすることで、大学入学後は資格取得のための学習や留学、社会貢献などに積極的に挑戦できます。

探究型授業で課題解決力や
自主性、論理的思考を育む

『和洋コース』は、各学年2クラス編成。現在は、中学からの内部進学生が約2割、高入生が約8割です。コース一期生が高3となった現在、生徒の成長ぶりについて土田先生は次のように話します。

「発表が苦手だった生徒が堂々とプレゼンテーションできるようになるなど、目に見える成長はもちろんですが、日頃から繰り返し探究学習を実践してきた成果として、自分の意見をしっかりもち、社会的課題についての問題意識も根付いていると感じます。外部模試の結果に記載される生徒の特性タイプを見ても、指示された課題をこなす『習得型』から、自分で課題を見つける『仮説検証型』へと変化しています。
 また、生徒の資質・能力を可視化するAI評価ツールの結果を見ると、論理的思考力や批判的思考力、分析力などの伸びが見られます。学校行事など日々の場面でも、課題を見つけて自ら改善する、運営するといった力が育っています」

『和洋コース』の生徒は、最終的に高3の7月までに志望学部を決定します。看護学科、家政福祉学科、健康栄養学科の3学科では審査があります。一方、希望進路に合わせて、高2までなら「進学コース」に移ることも可能です。また、培ってきた探究力を活かして、総合型選抜入試による他大学受験に挑戦する生徒もいます。

「学びを深めるなかで、ほかの専門分野に進みたいと考えることもあると思います。その場合でも、生徒全員に希望する進路を実現してもらうために、一般受験への手厚いサポート体制を整えています」

2021年度卒業生(現役)進学実績の円グラフです。和洋女子大学27.0%、国公立大学難関私立大学13.0%、現役大学進学率83.8%、その他の大学43.8%、その他(専門学校・予備校など)16.2%です。

和洋女子大学各学部への進学状況(人)
人文学部 日本文学文化学科 7
心理学科 11
こども発達学科 7
国際学部 国際学科 4
英語コミュニケーション学科 1
家政学部 服飾造形学科 3
健康栄養学科 4
家政福祉学科 5
看護学部 看護学科 8
合計 50
生徒インタビュー
探究型授業で、人前で意見を述べる苦手を克服
大きく成長できた3年間
インタビューを受けている『和洋コース』3年生のHさんの写真です。Hさん
『和洋コース』高3

 私は中学時代、人前で意見を述べることが苦手でした。そのため、探究型授業を通して苦手を克服したいと思い、『和洋コース』を選びました。『和洋コース』では、全教科の授業でグループディスカッションやプレゼンテーション、論文執筆など、主体的に参加して自分の意見を表現する場面が多く、日々の授業の積み重ねによって、自分が成長していると感じています。

 高2から受講した大学の講義では、最初こそ緊張しましたが、大学の先生が高校生に配慮してわかりやすくていねいに説明をしてくださり、気軽に質問できるので心強かったです。『和洋コース』の生徒は大学の学生証がもらえるので、大学の図書館を活用することで、探究の幅も広がりました。

 もともとは心理学科に興味があったのですが、管理栄養士の資格をもつ母を見ていて「国家資格をもっているのは強いな」と思い、同じ資格が取得できる健康栄養学科に進むことを決めました。大学受験に縛られない分、今のうちに英検や漢検などにも挑戦するつもりです。将来に向けた強みを増やせるのも『和洋コース』の大きな魅力だと思います。

 部長を務めるダンス部では、高3のほかの部員は受験に向けて夏に引退しますが、私は部活動を続け、11月の大会にも出場予定です。

 高校3年間で大きく成長できたので、『和洋コース』に進んで本当に良かったと思っています。受験生には、「苦手なところほど、挑戦したら成長できる。『和洋コース』ではそんな挑戦ができるよ」と伝えたいですね。

和洋コースを選んだ理由

高校時代に大学の単位が取得できる点に魅力を感じました

実感する和洋コースの魅力

高校時代からアカデミックな学びに触れ、先取りができる点です


『和洋コース』で得た「相手の意見を尊重し否定しない」
マインドは一生の財産
インタビューを受けている『和洋コース』3年生のIさんの写真です。Iさん
『和洋コース』高3

 中3の進路面談で、担任の先生に勧められたこともあり、『和洋コース』を選びました。人とコミュニケーションをとることが好きなので、全教科探究型の『和洋コース』は自分に合っていると思います。

 幼少時はアメリカに住んでいたため海外に興味があり、以前は国際系学部を志望していました。しかし、『和洋コース』の探究活動で自分と向き合うなかで、将来やりたいことが明確になり、最終的に家政学部へ進学することを決めました。

『和洋コース』の授業は、「相手の意見を尊重する」「否定しない」「自分の意見を述べる」が基本です。社会に出てから多様な人々と協働していくうえで大切になる、こうしたマインドを高校時代に身につけられて良かったと思います。私の一生の財産ですね。

 必ず大学に進学できる安心感から、心にも時間にも余裕ができ、高校3年間でいろいろなことに挑戦できるのも魅力です。私は茶道部の副部長なのですが、高3の夏に部員を巻き込んで茶道の所作に関する動画制作に挑戦し、学園祭で上映しました。歴史ある茶道部で初の試みになりましたが、とても好評で、達成感を感じました。

 将来は調理師免許も取りたいので、今から前倒しで勉強をしています。大学では留学もする予定です。日本の保育士資格はカナダでも使えるそうなので、いずれはカナダでも働いてみたいです。

 また、和洋女子大学では、フードスペシャリストや認定ベビーシッターなど、たくさんの資格が取得できるので、可能な限り挑戦し、将来の選択肢を広げるつもりです。

和洋コースを選んだ理由

探究活動が大学の学びにつながる点に魅力を感じました

実感する和洋コースの魅力

受験準備がないので資格取得などさまざまなことに挑戦できる点です

進学通信 2023年1月号
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