私立中高進学通信
2022年7月号
Students' Chat Spot
八雲学園中学校
英語力を磨いて、世界へと羽ばたく
2018年に共学校となった同校では、80年以上の伝統を誇る教育を受け継ぎながら、グローバルリーダーの育成をめざしています。今回、共学3期生となる中3生にお話を聞きました。
Sさん(中3)
「バドミントン部に入っています。このスポーツには頭脳プレイも要求されます。奥が深いので、練習するほど夢中になれます」
Tさん(中3)
「八雲学園に入学して、たくさんの良い友達に恵まれました。友達の友達とも親しくなれ、人間関係が広がっていくことが楽しみです」
Kさん(中3)
「バレーボール部に入っています。私は学年リーダーを務め、中3の部員たちをまとめています。この役目を通して成長できた気がします」
Yさん(中3)
「八雲学園の自慢は、クラスの結束が強いこと。あと先生方が熱心で授業がわかりやすく、わからない部分はいつでも質問できることです」
――八雲学園を選んだ理由は?
Yさん
僕の両親はこれから社会で活躍するには英語が重要だと考え、英語教育に力を入れている八雲学園を僕に勧めてくれました。両親が期待していた通り、この学校に入って僕は英語が得意になり、中2で英検準2級に合格できました。
Kさん
塾の先生から「英語の力が身につく行事がたくさんあって、とても良い学校だよ」と勧められたからです。オールイングリッシュの授業もあると聞き、入学したら英語を話す機会が多いと期待して受験しました。入学後は、ほかにも楽しい行事が数多く用意されていてうれしくなりました。
Tさん
僕の幼なじみが八雲学園を受験すると聞いて、その存在を知ったことがきっかけです。そして初めてこの学校に来た時、校舎がとてもきれいで驚きました。施設も充実していて、この学校で学びたいと思いました。
Sさん
学校の雰囲気が明るく、先生も明るくて話しやすい印象を受けたので、受験しました。入学してみると、想像していた以上に充実した学校生活が待っていました。
――英語に関する行事や英語教育の特色を教えてください
Yさん
12月に「英語祭」があり、各クラスで英語劇を発表します。中1の時は同じクラスだったTさんと一緒に「アラジン」を発表して、僕が主人公を演じました。中2の時はSさんやKさんも同じクラスになって「シンデレラ」を発表しました。終えた後は、クラスのみんなで達成感を分かち合いました。
Kさん
来年の2月には「アメリカ海外研修」が予定されているので、今から楽しみにしています。この海外研修はコロナで2年間延期になっていましたが、去年の暮れから今年の1月にかけて、高2の先輩方の1カ月留学プログラムが実施され、夏にも海外研修が実施される予定です。だから、私たちも来年にはアメリカに旅立っているはずです。英語を学んだ成果を現地で試したいと思います。
Tさん
生徒全員がタブレット端末を持ち、「YES」と呼ばれるeラーニングシステムで、英単語やリスニングの勉強、英検対策ができます。
僕の親戚がアメリカのサンフランシスコで仕事をしています。小4の時、僕はその親戚のもとを訪れ、スタンフォード大学に連れて行ってもらいました。以来、留学したり、海外でビジネスをしたりすることに憧れています。英語の4技能を鍛え、その憧れを将来、現実のものにしたいと思っています。
Sさん
中1の6月には「レシテーションコンテスト」が、中2の3月には「スピーチコンテスト」があります。「レシテーションコンテスト」は英文を暗記してみんなの前で発表する行事で、私は優秀賞を受賞できました。「スピーチコンテスト」はレシテーションと違い、自分で考えた英文を発表します。私は「家族」をテーマに選びました。私の両親への感謝の気持ちを英語で語り、「皆さんも家族を大切にしてください」と伝えたんです。このコンテストを通して、英語で自分の思いを表現することの素晴らしさを実感できました。
――ほかに思い出に残っている行事は?
Yさん
10月の球技大会です。バスケットボールやバレーボールなど好きな種目を選んで出場して、クラス対抗の試合を行います。僕は小学生の時から卓球が趣味だったので、クラスの友人とチームを組んで卓球の試合に出場しました。これをきっかけに、僕は卓球部をつくりたいと思うようになりました。八雲学園には卓球部がありません。そこで僕は校長先生にプレゼンテーションをしました。卓球部をつくりたい理由やその必要性などをPowerPointにまとめて発表したのです。その結果、この春から卓球部が正式に発足することが決まりました。
Kさん
私もYさんと同じように「球技大会」が思い出に残っています。私は部活動と同じバレーボールを選択しました。私たちが中1の時にコロナ禍で長く休校期間が続いたため、クラスメートと顔を合わせる機会が少なかったのですが、「球技大会」を通してクラスの人たちとの絆が強まりました。
Tさん
コロナ禍でしたが、去年の10月には感染防止対策を徹底した上で「文化祭」を開催できました。僕が入っていた吹奏楽部は、マーチングバンドを行い、僕はトランペットを演奏しました。その感動が心に残っています。
また、クラスでは宇宙についてグループごとに調べた結果を模造紙にまとめ、貼り出して発表しました。僕のグループが調べたのは、宇宙の成り立ちについてです。
Sさん
7月の「合唱コンクール」が忘れられません。私たち4人が同じクラスだった中2の時は、学年優秀賞を受賞できました。昨年の6月に行われた1泊2日の校外学習も貴重な体験になりました。京都や奈良を訪れ、日本の歴史や伝統文化にふれることができたからです。
「高校生になったらもっとたくさんの行事が待っているから楽しみだね」
――好きな教科を教えてください
Yさん
もちろん英語です。英語の魅力は、新しい英単語や文法を覚えるほど表現力が豊かになって、自分の思いや考えを相手に伝えられるところにあります。将来は英語が必要となる仕事に就きたいと思っています。
Kさん
体育と理科です。体育は、さまざまなスポーツにチャレンジできるからです。理科は実験が多く、どんな結果になるのか予想しながら行うのが楽しいですね。
Tさん
僕は社会科が好きです。小学生の頃から歴史上の人物を調べたり、伝記を読んだりするのが好きでした。八雲学園ではICT教育が盛んです。社会科の授業では僕たちのタブレット端末に写真や資料が配信されるので、理解が深まります。また、端末上に共有されたみんなの意見を知ることで、自分にはなかった発想が生まれます。
Sさん
数学と理科です。数学は解き方がいくつもあって、学んだ知識を応用すれば難しい問題も解けるようになるからです。理科の実験では、知らなかった薬品や器具を見るとワクワクします。また、授業で人体のしくみを学んでからますます理科が好きになり、将来は医療系に進みたいという気持ちが芽生えました。
「僕たちが今いる図書館が八雲学園の施設の中でいちばん好きだな」
(この記事は『私立中高進学通信2022年7月号』に掲載しました。)
八雲学園中学校
〒152-0023 東京都目黒区八雲2-14-1
TEL:03-3717-1196
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