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私立中高進学通信

2022年1月号

生徒の主体的な活動にフォーカス

八雲学園中学校

文化祭実行委員の活動で
内に秘めた主体性を引き出す

協力し合い作成した文化祭の大看板と文化祭実行委員の皆さん。中3から高3の生徒が学年を越えて活動。

協力し合い作成した文化祭の大看板と文化祭実行委員の皆さん。
中3から高3の生徒が学年を越えて活動。

生徒それぞれに合った
自分らしい活躍を促す

 生徒一人ひとりが自分らしく活躍し、主体性を伸ばしていけるよう、同校ではさまざまな学校行事を行っています。中3から高3の生徒で実行委員会を組織し、学年を越えて文化祭の企画・運営にあたる『文化祭実行委員』も、主体性を育む活動の一つです。

 同校の文化祭実行委員は、中3で委員会に所属すると、高3まで中高の4年間を通して活動をします。

「中3から高3までの継続的な活動を通し、また、学年が異なる集団が一つのものを作り上げていく過程で、中学生は高校生を見て学び、高校生は中学生を教えることにより人間関係やコミュニケーション力を培い、人として大きく成長することができるのです。また、文化祭を企画・運営するという主体的な取り組みによって得られる充実感や達成感は大きく、学校生活に対する意欲の向上にもつながっていきます。
 興味・関心が明確で、自ら手を挙げる生徒もいれば、意欲をもっているにもかかわらず、一歩を踏み出せない生徒もいます。『文化祭実行委員をやってみてはどうか』などと声をかけ、背中を押してあげることも教員の重要な役割だと考え、実践しています」(副教頭/近藤嘉彦先生)

先輩に憧れて文化祭実行委員にチャレンジしました
文化祭実行委員木村 龍之介さん(中3)文化祭実行委員
木村 龍之介さん(中3)

「文化祭でトランシーバーをつけて忙しそうに運営にあたる文化祭実行委員の先輩たちを、"かっこいいな"と憧れをもって見ていた」と振り返る木村龍之介さん(中3)。文化祭実行委員本部の企画として、受験生向けに学校紹介の部屋を設け、展示やプレゼンテーションで学校生活の魅力などを伝えました。

「人と接するのは得意ではなかったのですが、皆さんが笑顔で帰っていくのをお見送りするたびに、自分が頑張った分、人に喜んでもらえるのだと実感し、喜びを噛み締めました」

「文化祭を通して、いろいろな仕事を同時にこなし、最後まで諦めない先輩たちの姿を間近に見て、自分の気持ちも引き締まりました。」
八雲学園の魅力が伝わるよう、プレゼンテーションを行いました。「八雲学園の魅力が伝わるよう、プレゼンテーションを行いました。」
各クラスが企画の内容を紹介するポスター展です。締め切り日に間に合うようにクラスに声がけをしたり、当日までに額に入れて飾りつけたりと、文化祭前日までとても忙しかったです。「各クラスが企画の内容を紹介するポスター展です。締め切り日に間に合うようにクラスに声がけをしたり、当日までに額に入れて飾りつけたりと、文化祭前日までとても忙しかったです。」
最初は不安でしたが行動したから成長できました!
文化祭実行委員堀田 詩乃さん(中3)文化祭実行委員
堀田 詩乃さん(中3)

 堀田詩乃さん(中3)は文化祭実行委員になることを薦められてチャレンジ。最初は不安もあったそうです。

「はじめは先輩とどう接していいのか迷うこともありましたが、活動していくなかで自分の立場や役割が見えてきて、自分が今何をすべきかを考え、行動に移せるようになりました。
 文化祭を通して『たとえ結果につながらなかったり、失敗したりすることがあっても、行動したからこそ得られる経験と成長がある』ことを実感しました」

八雲学園は年間を通して、たくさんの行事があります。入学してから、生徒がリードして企画・運営するチャンスも多いです!「八雲学園は年間を通して、たくさんの行事があります。入学してから、生徒がリードして企画・運営するチャンスも多いです!」
人が集まる会場では特に感染症対策に気を遣い、楽器を運ぶ、床のマットを張り替えるなど、やるべきこともたくさんあり、とても忙しく過ごしましたが、その分達成感もひとしおでした!「人が集まる会場では特に感染症対策に気を遣い、楽器を運ぶ、床のマットを張り替えるなど、やるべきこともたくさんあり、とても忙しく過ごしましたが、その分達成感もひとしおでした!」
中3から高3まで、
継続的に活動するなかで主体性が育つ
近藤先生近藤先生

 同校にはホームルームクラスの担任教員とは別に、生徒一人ひとりに相談相手となる『チューター』の教員をつけ、複数の教員で生徒をサポートすることで、生徒一人ひとりの成長に寄り添った指導を実現しています。

「今年度の文化祭実行委員に選ばれた2名の生徒たちは、もともと委員会などに積極的に立候補するタイプの生徒ではありませんでした。ですが、中1から個々の生徒に接している担任やチューターの教員が、『学校全体に貢献できることに取り組みたい』『人の役に立ちたい』という思いが生徒たちに芽生えていることを感じ、2名を文化祭実行委員に推薦しました。
 当初は2名とも『自分にできるだろうか……』と不安そうで、迷いもあったようでしたが、挑戦すると決め、活動が始まってみると、徐々に主体的に企画・運営に取り組むようになり、見事に成長を遂げてくれました」

進学通信 2022年1月号
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