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私立中高進学通信

2022年7月号

キャンパスのビジョン

淑徳中学校

中2・中3の2年間で全員が
女子は茶道・華道、男子は剣道・柔道を習得

あらゆる活動の基礎となる心の成長を促す
茶道・華道の授業では、1グループにつき2名の専門講師が付き添います。茶道では2年間の授業で、表千家の2つの免状を取得することができます。

茶道・華道の授業では、1グループにつき2名の専門講師が付き添います。
茶道では2年間の授業で、表千家の2つの免状を取得することができます。

“体験”で終わらせず、充実した学び舎で時間をかけて日本の伝統文化を“習得”する私学ならではの取り組み。将来への礎となる生徒の人間性を育みます。

2年間の授業を通して
日本文化をじっくりと習得
教頭の五島德之 先生教頭の五島德之 先生

 最先端のICTやグローバル教育を展開しながら、心の教育も大切にしている淑徳中学高等学校。2020年に完成した洗心館にて、中2・中3の男子は剣道・柔道、女子は茶道・華道を必修として、毎週、授業で学びます。

 これらの学びを通して伝統的な和の作法を習得することで、生徒たちは挨拶や礼儀など基本的なマナーを身につけることができます。こうしたマナーは、すべての人間関係の土台となるべきものです。どんな人とも協調することが必要な時代において、これまで以上にこうした取り組みには大きな意味があり、仏教主義である同校の教育とも根底でつながっています。

「本校は浄土宗を基盤とした仏教の学校です。ご縁がある方たちを、敬って大切にしていくことが仏教の考え方。人として一番大切なことだと思っています。それを基盤としたうえで学ぶ和の作法は、生徒たちにとって生涯の礎となるでしょう」(教頭/五島德之先生)

 茶道や華道も、科目として学ぶのは中2・中3だけですが、部活動として継続していく生徒も少なくありません。また、グローバル教育に力を入れる同校では、さまざまな留学プログラムを実施していますが、学んだ和の作法を留学先で披露することもあります。

「本校のグローバル教育は30年以上の歴史があり、高校の留学コースは、1クラス全員が『1年留学』に参加します。コロナ禍にあっても中止せずに継続できました。留学先にお茶道具一式を持って行き、ホームステイ先や学校でお点前を披露する生徒もいるなど、国際交流でも役立っています。
 さまざまな体験で、生徒たちは大きく成長します。自分の将来や夢に向かっていく力、将来を切り拓く学力を養い、保護者の皆さんと一緒に、それぞれの夢を一緒に追いかけていきたいと思います」

2020年に新築された『洗心館』は、本格的な茶道室や国際基準の武道場を備えた総合施設。ICT教室なども備え、最先端の設備を誇ります。2020年に新築された『洗心館』は、本格的な茶道室や国際基準の武道場を備えた総合施設。ICT教室なども備え、最先端の設備を誇ります。
小間を含め四室を備えた茶道室は、数寄屋建築士が監修を務めた本格的なもの。表千家の稽古場にある茶室をそのまま再現しています。豊臣秀吉が月を眺めたという伝説が残る「残月の間」の様式を採用した茶室も備えています。小間を含め四室を備えた茶道室は、数寄屋建築士が監修を務めた本格的なもの。表千家の稽古場にある茶室をそのまま再現しています。豊臣秀吉が月を眺めたという伝説が残る「残月の間」の様式を採用した茶室も備えています。
国際大会でも使われる板材を使用した剣道室。新校舎設立までは体育館で練習していた剣道部も、広々とした空間で思い切り汗を流せます。国際大会でも使われる板材を使用した剣道室。新校舎設立までは体育館で練習していた剣道部も、広々とした空間で思い切り汗を流せます。
国際柔道連盟の基準を満たした畳敷きの柔道場。挨拶や礼儀などのマナーを学びます。これからの時代、どんな人とも協調していける精神は、あらゆる場面で必要です。国際柔道連盟の基準を満たした畳敷きの柔道場。挨拶や礼儀などのマナーを学びます。これからの時代、どんな人とも協調していける精神は、あらゆる場面で必要です。
全学年が取り組む『淑徳の時間』の授業。中学では仏教について学んだり、般若心経の写経、読経も体験します。高校になると仏教の「共生(共に生きる)」をテーマにした、SDGsの探究学習も行います。全学年が取り組む『淑徳の時間』の授業。中学では仏教について学んだり、般若心経の写経、読経も体験します。高校になると仏教の「共生(共に生きる)」をテーマにした、SDGsの探究学習も行います。
習得を通して
敬う気持ちを育てる
華道で活けた花は生徒たちが自宅に持ち帰り、大切に手入れをしながら、家族と鑑賞します。華道で活けた花は生徒たちが自宅に持ち帰り、大切に手入れをしながら、家族と鑑賞します。

 茶道・華道のカリキュラム策定、指導もされている講師の渡辺宗保先生(表千家不審菴家元直門・教授、古流正華道家元)にお話を伺いました。

「茶道、華道、剣道、柔道の学びを通し、互いに相手をいたわり、敬い、礼を尽くす。その気持ちを育てていくことが、この取り組みの目標です。
 茶道において、お茶を点てるということは、ただ抹茶とお湯を混ぜる行為なのではなく、相手においしく召し上がっていただく、また頂く方も「お先にいただきます」「もう一服いかがですか?」という気持ちを周囲に示すという、常に相手を思いやる心が根底にあります。生徒たちが成長していく中で、一期一会の精神を伝えながら指導しています」

進学通信 2022年7月号
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