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私立中高進学通信

2022年7月号

注目! News and Topics

足立学園中学校

中学・高校のICT先進校として
日本初の「Microsoft Showcase School」に認定

「Microsoft Showcase School」認定校としてマイクロソフトから贈られた校名入りの横断幕。

「Microsoft Showcase School」認定校としてマイクロソフトから贈られた校名入りの横断幕。

ICTへの積極的な
取り組みが評価
情報科・技術家庭科主任の杉山直輝先生。情報科・技術家庭科主任の杉山直輝先生。

 2015年に「行くぜ!授業改革」という合言葉のもと、ICTをはじめとする先進的な教育に取り組んできた足立学園。2020年にはその取り組みがマイクロソフト社に教育ICT先進校であると評価され、中学校・高等学校としては日本初の「Microsoft Showcase School」に認定されました。

「本校には現在、教育現場におけるテクノロジー活用を先導する教育者としてマイクロソフトに認められた認定教育イノベーターが28人在籍しています。マイクロソフト認定教育イノベーターは、日本の小・中・高・大学の教育機関で約300名が認定されていますが、本校は日本でもっとも認定教員が多い学校なのです」

 そう話すのは、同校の情報科・技術家庭科主任の杉山直輝先生です。杉山先生は、アドビ社のソフトを使って実践的な活動をしている教員に認定されるAEL(Adobe Education Leader)の資格も持っています。

「AELは日本全国で28名が認定されています。AELもマイクロソフト認定教育イノベーターも、それぞれのコミュニティでメンバー同士の情報共有や意見交換が活発に行われており、互いに教育者として切磋琢磨しながら、ICTの積極的な活用に取り組んでいます」

手探り状態から始まった
ICT教育

 2015年にICTに取り組み始めた当初は、どのようにPCを使いこなすことが、将来生徒たちが大学生・社会人になった時に役立つのかを考えつつ試行錯誤する、手探りの状態だったと杉山先生は言います。

「当時はマイクロソフトから『Share Point』というアプリを紹介されて各クラスで連絡事項の共有などをしていたのですが、それを『Teams』というアプリに切り替え、教育モデル校として本校から要望を出して改良していただいたりしてきました。
 そうした下地があったこともあり、コロナ禍で最初に緊急事態宣言が出された時も、教員も生徒たちもとてもスムーズにオンラインへの対応ができたと思います」

 Teamsの教育モデルだけに搭載されている「課題」機能などについても、学校側からさまざまな意見を出したと杉山先生は言います。

「『課題』は、教員側から生徒たちに『いつまでにこれを提出しなさい』という指示を出し、生徒たちが返信するというシステムなのですが、教員が複数のクラスを受け持っている場合、同じ宿題を配信してもカレンダーの都合等で提出期限を変えたい場合があります。そうした細かい点にも対応できるように要望を出したりしてきました。使い始めてから3年になるのですが、少しずつノウハウがたまってきて、使いやすさが向上しているのを感じています」

明日社会人になっても
活躍できる力を育成

 そんな同校のICT教育で一番意識しているのは、「明日社会人になっても活躍できる力」を身につけさせることだと杉山先生は話します。

「社会人になればワードやエクセル、パワーポイントを使えるのは当然ですし、オンラインでの会議やプレゼンの機会もあります。そうした時に活用できる実力を身につけるために、まずは失敗してもいいからやってみようという点を大事にしています。最初からすべてがうまくいくとは限りません。失敗しながら改善していき、中学・高校のうちからICT技能をしっかり身につけてほしい。いろいろなソフトやハードに触れられる環境を整えてあげたいと思っています。どんどん新しい情報を吟味して、それをどう活用していくかを考えてほしいですね。それが本校のめざす“探究”につながっていくと思いますし、彼らがどのように社会に貢献していくかといった“志”にもつながっていくと思います。“志を持ち自ら将来を切り拓ける人財の育成をめざす”本校としては、そのための一つの手段としてICTがあるといいなと思っています」(杉山先生)

タブレットPCを利用した授業の様子。写真はコロナ禍以前のもの。オンライン授業にもスムーズに対応しました。タブレットPCを利用した授業の様子。写真はコロナ禍以前のもの。オンライン授業にもスムーズに対応しました。
国内最多となる28名のマイクロソフト認定教育イノベーターが同校には在籍しています。国内最多となる28名のマイクロソフト認定教育イノベーターが同校には在籍しています。
中1では、オンラインを活用した国際交流も行われています。中1では、オンラインを活用した国際交流も行われています。
マイクロソフト・アンバサダーは、校長先生に直接プレゼンも行いました。マイクロソフト・アンバサダーは、校長先生に直接プレゼンも行いました。
生徒がマイクロソフトの
アンバサダーとしても活動中
同校のマイクロソフト・アンバサダー。
左からTさん、Oさん、S・Tさん、S・Aさん、Nさん。

 同校では、生徒たちがマイクロソフトのアンバサダーとして、各種ハードやソフトを使った感想をマイクロソフトに伝える活動もしています。そんな生徒たちに、アンバサダーとしてのやりがいを聞いてみました。


「マイクロソフトという大企業の方々と同じ“仲間”として活動できたことは、新鮮な経験で面白かったです」(Tさん)

「アンバサダーとしていろいろなソフトやハードに触れるなかで知識が増えてきたので、今後はPCに不慣れな方の手助けができるようになりたいです」(Oさん)

「いろいろ新型のPCを使わせてもらって、より興味が湧きました。自分のPCしか知らないと、処理が遅くてもそのことに気がつかないので、比較ができるようになったのはいい経験だったと思います」(S・Tさん)

「マイクロソフトの方のプレゼン資料を拝見する機会があり、色の使い方やデザインなど、学ぶべき部分がすごく多い経験でした」(S・Aさん)

「日本版では実装されていない機能や、アップデートせずに見逃していた新機能など、知らないことがたくさん学べたので、そうした情報を発信したいと思うようになりました」(Nさん)

(この記事は『私立中高進学通信2022年7月号』に掲載しました。)

足立学園中学校  

〒120-0026 東京都足立区千住旭町40-24
TEL:03-3888-5331

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