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私立中高進学通信

2019年9月号

グローバル特集 海外研修[北アメリカ]

八雲学園中学校

ラウンドスクエアで実践
「使う英語」の力を伸ばす

2018年9~10月に、カナダの首都オタワで開催されたラウンドスクエアの国際会議。八雲学園からは、5名の生徒が参加しました。

2018年9~10月に、カナダの首都オタワで開催されたラウンドスクエアの国際会議。
八雲学園からは、5名の生徒が参加しました。

ラウンドスクエアへ参加
国際理解を深める
ラウンドスクエアとは

 世界50カ国の私立学校約180校が加盟する国際私立学校連盟です(本部はイギリス)。「国際理解」「民主主義の精神」「環境問題に対する意識」「冒険心」「リーダーシップ」「奉仕の精神」を基本理念とし、国際交流や奉仕活動に取り組んでいます。毎年開催される国際会議では、加盟校の生徒が集まり、ディスカッションやアクティビティなどを実施します。また、加盟校同士の交流も図られています。

「かつてのグローバル教育は語学教育という側面が強く、本校でも中学生に英文を暗唱するレシテーションコンテストや英語劇、スピーチコンテストといった行事を課して英語力を伸ばすように努めていました」

 そう語るのは、英語教育・国際教育アドバイザーとして同校のグローバル教育に携わってきた榑松史人先生です。

 1994年に語学研修の拠点としてアメリカ・カリフォルニア州に「八雲レジデンス」を開設し海外研修を実施するなど、早くからグローバル教育に取り組んできた同校では、語学教育を原点としつつ、さらなる高みをめざす取り組みに着手しています。

 榑松先生は、英語を “学ぶ”から “使う”へと高めるべく、ラウンドスクエアへの参加を志し、2018年度に正式加盟。ラウンドスクエアでは、世界各国の私立学校の生徒同士が交流を通じて国際理解を深める活動をしています。

「さまざまな活動を通じて世界の人と学び合う。それこそがグローバル教育です。しっかりした語学教育の環境が整った本校だからこそ、実践の場を設け、生徒と国際舞台をつなぎたいと思いました。そのために、ラウンドスクエアへの参加は最適な試みでした」

 ラウンドスクエアでは、毎年各国の生徒が集まって国際会議を開催しています。会議では、例えば移民問題のような国際的な問題について、移民の立場になったり、移民を受け入れる立場になったりといろいろな立場から課題に向き合い、さまざまな考えがあることを知り、意見を交わします。また、交流を深めるため、川下りやアスレチックなどの楽しいアクティビティもあります。

「英語を実践する機会は何でも良いわけではなく、英語で自分の意見を伝えるなど、質の高い機会でなければなりません。今後も生徒に良い刺激を与えるものを見極め積極的に取り入れたいと思っています」

海外の高校や大学との
交流も活発に

 同校のめざす “質の高い実践の場”は、これだけではありません。例えばアメリカのイエール大学から、毎年アカペラコーラスグループが来校し、生徒たちと語り合うなど交流を深めています。また、同じくアメリカの名門校ケイトスクールとの交流では、現地で同校生徒が研修を行うほか、ケイトスクールの生徒が来日し、同校の生徒の家庭にホームステイします。

 英語を使う機会を数多く設けることで、異文化を認め、ひいては日本の文化や歴史にも理解を深めることにもなり、真にグローバルな人材が育まれるのです。

アメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラにある「八雲レジデンス」は、アメリカ海外研修の拠点となる、同校が持つ施設です。アメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラにある「八雲レジデンス」は、アメリカ海外研修の拠点となる、同校が持つ施設です。
アメリカ海外研修では、現地の高校生との交流を深めます。アメリカ海外研修では、現地の高校生との交流を深めます。
ラウンドスクエアでは、多国籍の人々と出会い、多様性に触れる機会となります。ラウンドスクエアでは、多国籍の人々と出会い、多様性に触れる機会となります。
生徒体験談
世界の文化や母国語
地域性の重要性に気づいた
臼田千優さん(高3)
臼田千優さん(高3)臼田千優さん
(高3)

 カナダでのラウンドスクエアの国際会議には、高2の秋に参加しました。高1でアメリカに3カ月間留学して英語を学び、英語でコミュニケーションをとることが好きになったので、ラウンドスクエアは良い機会だと思いましたし、前に参加した先輩にも勧められました。

 グループごとに意見を交わしたりと、英語の重要性を感じ、一方でそれぞれの文化や母国語を大事にしていかなければならないと思いました。

 また、最終日の交流会で、各国各地域の人たちのパフォーマンスに接して、世界のそれぞれの場所に地域性があることにも気づかされました。

 私は将来は、英語を使う仕事に就きたいという思いとともに、地域創生をしたいという夢があるため、良い刺激を受けました。

最終日の交流会では、各国の生徒がパフォーマンスしました。日本の生徒は扇を持ったダンスを披露し、大好評でした。最終日の交流会では、各国の生徒がパフォーマンスしました。日本の生徒は扇を持ったダンスを披露し、大好評でした。
欧米、アジア、アフリカなど、たくさんの国の同世代の人と意見を交わし、さまざまな考え方があることに気づきます。欧米、アジア、アフリカなど、たくさんの国の同世代の人と意見を交わし、さまざまな考え方があることに気づきます。
八雲学園のグローバル研修 (抜粋)
研修名 アメリカ海外研修 アメリカ海外研修 9カ月プログラム
国名 アメリカ アメリカ アメリカ
期間 2週間 3週間 9カ月
(事前学習と事後学習が各3カ月)
学年 中3 高1~高3 高1
参加 必修 希望制 希望制

(この記事は『私立中高進学通信2019年9月号』に掲載しました。)

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