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私立中高進学通信

2021年9月号

中1の始め方

大宮開成中学校

成長を見守りながら
発信力・探究力を磨く

入学式の後に行われる「フレッシュマンキャンプ/ジュニアキャンプ」の様子。このキャンプで、クラスメートや担任の先生とすっかり打ち解けます。2019年度は、千葉県の合宿施設で交流しました。

入学式の後に行われる「フレッシュマンキャンプ/ジュニアキャンプ」の様子。
このキャンプで、クラスメートや担任の先生とすっかり打ち解けます。2019年度は、千葉県の合宿施設で交流しました。

同校の学校生活は入学式前の『春期講習』から始まります。その後に待っているのは、『体育祭』や『開成祭(文化祭)』、そして『開成文化週間』。新入生は貴重な体験を積み重ねながら、友情の尊さを知り、自立と自律の精神も培っていきます。

入学式の前の『春期講習』で
通学などの新生活に慣れる

 東京大学をはじめ、国公立大学に多くの生徒を送り出している同校。一方、アーチェリー部やチアダンス部、ハンドボール部などの強豪クラブもあり、部活動が盛んです。中学生は原則として全員が部活動に入部するほか、行事にも積極的に取り組んでいます。

 文武両道をめざす同校には、どのような新生活が待っているのでしょうか? 中1学年主任・社会科の出川英樹先生に話を聞きました。

「入学式より前の3月末に、3日間の『春期講習』を開き、英・数・国の教科担当の教員による授業の説明や校内見学などを行います。この講習には通学に慣れるという目的もあります。何時に家を出て、どこの駅で乗り換え、どこでバスに乗れば定刻に学校に到着するのか、保護者と一緒に実際に確認してもらいます。1日目は校門の前まで生徒に付きそう保護者の方もいます」

 2021年の春、同校に入学した中1生は152名。中学入試の成績によって新入生は『Tクラス』と『Sクラス』に分かれて学びます。『Tクラス』には英・数の発展的な内容に挑戦する『アドバンスト演習』があり、『Sクラス』には英・国・数を重点的に復習する『スタンダード演習』があります。2021年度は、『Tクラス』が2クラス、『Sクラス』が3クラスとなりました。

体育祭ではクラスメートや
上級生と心をひとつに準備を

「入学式を終えると、すぐに2日間の『フレッシュマンキャンプ(中1)/ジュニアキャンプ(高2)』が待っています。例年は箱根など校外の宿泊施設で行っていましたが、現在は新型コロナウイルス感染防止のため、宿泊はせずに校内で実施しています。
 このキャンプの特色は、中高一貫部の高2生が、レクリエーションなどを企画して、新中1生をリードしていくことです。2021年度はクイズ形式で、新入生と高2生が校内を一緒に探検しました。こうしたレクリエーションのなかで、高2生が学校生活のアドバイスもします。こうしてクラスメートの顔と名前が一致するとともに、上級生との縦のつながりも築いていくのです」

 5月には『体育祭』があります。体育祭では学年をクラス単位で縦割りにし、緑・黄・青・赤の4チームで競い合います。生徒は協力し合って、クラスTシャツや当日に掲げるクラス旗を制作します。さらに中1から高3まで、チームごとに学年を越えた応援団を組織。高3生がリーダーシップをとって、当日の応援合戦のパフォーマンスを考案し、本番まで練習に打ち込みます。

「体育祭でクラスの絆が強まった後は、例年なら『牧場体験』があるのですが、今年はコロナの影響で中止となりました。代替行事として東日本大震災についての講演を行い、生命について考える機会を設けました」

『開成文化週間』に向けて
プレゼンテーション力を養う

『体育祭』が終わると、生徒は10月の『開成祭』で行われるプレゼンテーションの準備を少しずつ進めていきます。『開成祭』で発表した内容は、その後さらに磨き上げ、2月の『開成文化週間』にて再度プレゼンテーションを行います。同校は開校当時からプレゼンテーション教育に力を入れていますが、こうした発信力を磨く取り組みは、中1から始まっているのです。

「本校では生徒全員がSDGs(※)をベースにした探究活動に励みます。中1のテーマは『身近な環境』です。生徒は海面上昇や家庭排水、外来種の問題などをテーマに、グループで調べ学習を行います。まずは模造紙に研究の成果をまとめて『開成祭』で発表し、その後も研究を深め、『開成文化週間』ではパワーポイントに落とし込んでプレゼンテーションします」

 同校では授業のなかでも常に “なぜ?”という問いかけをしています。常に疑問をもち、その答えを考える姿勢を大切にしているのです。その結果、中1の研究発表のクオリティーは年々高まっていると出川先生は話します。

※SDGs……Sustainable Development Goalsの略称で、2030年までに世界で達成すべき17の環境や開発に関する国際目標。「持続可能な開発目標」と訳されています。

英語の授業でも、人前で発表する機会を多く設け、プレゼンテーション力を鍛えています。英語の授業でも、人前で発表する機会を多く設け、プレゼンテーション力を鍛えています。
『開成文化週間』でプレゼンテーションをする生徒。中1は「身近な環境」、中2が「日本」、中3が「世界」をテーマにした探究活動に打ち込み、その成果を堂々と発表します。『開成文化週間』でプレゼンテーションをする生徒。中1は「身近な環境」、中2が「日本」、中3が「世界」をテーマにした探究活動に打ち込み、その成果を堂々と発表します。
中1全員に渡される同校オリジナルの生活ノート「Pride」。毎日の学習記録などを書き込んで、自学自習の習慣を身につけ、自立と自律をめざします。ノートの名は「この6年間の学びは、誇りとなる」という同校が大切している言葉に由来します。中1全員に渡される同校オリジナルの生活ノート「Pride」。毎日の学習記録などを書き込んで、自学自習の習慣を身につけ、自立と自律をめざします。ノートの名は「この6年間の学びは、誇りとなる」という同校が大切している言葉に由来します。
新入生以上に、面倒を見た高2生が大きく成長
中1学年主任・出川英樹先生中1学年主任・出川英樹先生

『フレッシュマンキャンプ/ジュニアキャンプ』は、新入生をサポートする高2生にとっても有意義な行事です。新入生と触れ合うことで、大きな夢を抱いて本校に入学した頃の初々しい気持ちを思い出し、「これから大学受験に向けて頑張っていこう」と決意を新たにするからです。

 毎年このキャンプでは、校長から高2生に激励のメッセージを送ります。校長の言葉を耳にした高2生は目の色が輝きます。それを見ている私たち教員も胸が熱くなります。このキャンプでは新入生以上に高2生が成長するのです。

 また、リーダーシップを発揮してキャンプの企画や運営にあたる高2生の頼もしい姿を見て、新入生の心には「あんな先輩になりたい」という憧れの気持ちが芽生え、その気持ちが成長を促していきます。

進学通信 2021年9月号
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