Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2020年10月号

注目! News and Topics

世田谷学園中学校

2021年度より「理数コース」を新設
世界へ羽ばたく理数系人財の育成をスタート

理科の授業では、発見する喜びや科学に対する興味を喚起するため、実験や観察を数多く行います。

理科の授業では、発見する喜びや科学に対する興味を喚起するため、
実験や観察を数多く行います。

 大きく変化する予想のつかない世界の将来を展望しつつ、グローバルリーダーとして活躍できる人財の育成をめざす同校。

 技術革新が急速に進む現代において、科学技術を活用して積極的に社会に関与できる、科学的思考力をしっかりと伸ばすため、同校は「理数コース」を新設します。

生徒の数学力を強化して
論理的思考力を高める

「社会が急速に変化し、AI(人工知能)やIT(情報技術)が注目されるなか、これからは文系・理系を問わず、最低限プログラムを読めなければいけないと言われています。その基礎となる論理的思考の訓練は、生徒全員に必要で、これは世界のスタンダードになりつつあります」と話すのは、校長の山本慈訓先生です。

 同校では2019年度入試より、生徒の数学力を強化し、数学を通して培われる論理的思考力を高めるため、算数1教科で受験する「算数特選入試」をすでに実施しています。

「算数特選入試には、文系・理系を問わず、算数は大切ですというメッセージを込めました。そのメッセージをさらに進めて、2021年度から新たに、世界に通用する理系の人財を育てる『理数コース』を設けます」(山本校長先生)

土曜プログラムや宿泊学習で
理数教科を探究

 理数コースの授業時間数は本科と同じで、すべての教科を学びますが、新たに始まる土曜プログラムや宿泊学習で、理数系の内容をより深める学習や専門的な研究を行います。

「土曜プログラムでは、2時間連続の授業を設定するなどして、理科の実験や数学の発展学習などを実施します。稲作体験や、農作物を育てる土壌づくりから考える環境学習など、校外学習も積極的に行います。卒業生のネットワークを活かした、病理系の研究所や大学病院の見学なども企画しています」と理科の秋元幸太先生は話します。

 理数コースならではの宿泊学習も企画されています。

「中2では3泊4日で伊豆大島へ行き、地質学的視点から海洋生物や植物の実踏を行い、地球・生命の創生についての学びを深めます。中3の修学旅行は鹿児島を検討しています。知覧特攻平和会館や種子島、屋久島を訪れ、平和・宇宙・生命をテーマに体験学習を行います。
 本物に触れよう、本物を知ろうというモットーに基づき、体験を重視した学習の機会をたくさん提供します。生徒には、幅広い教養を身につけて、より専門性の高い、自主的な学びを深めてほしいです。それぞれの学びをプレゼンテーションする研究発表会を経て、学会など外の世界に発表できる論文作成にもチャレンジしていきます」(秋元先生)

本科と同じ入試問題で
理科と算数の配点を高く

 理数コースの受験方法について、広報部の宝地戸通至先生にうかがいました。

「本科も理数コースも同じ問題で試験を行います。ただ配点が異なり、理数コースでは理科と算数が倍になります。募集人員は全体200名中の40名で、1クラスです。理数コースの配点で合格点に満たない場合も、本科の配点で基準を満たしていれば本科へ合格となります。本科で幅広い体験をしながら、高2で文系・理系を選択することができるので、安心して挑戦してください」

物理・化学・生物に分けられた理科の実験室と講義室があります。物理部・化学部・生物部が特色ある活動をしています。物理・化学・生物に分けられた理科の実験室と講義室があります。物理部・化学部・生物部が特色ある活動をしています。
1人1台iPadを使用。各教室に設置されたプロジェクターによるプレゼンテーションなど、さまざまな場面でICTが活用されています。1人1台iPadを使用。各教室に設置されたプロジェクターによるプレゼンテーションなど、さまざまな場面でICTが活用されています。
英語の授業は国際交流で活きるコミュニケーション能力を重視。土曜プログラムでは習熟度別少人数クラスを導入する予定です。英語の授業は国際交流で活きるコミュニケーション能力を重視。土曜プログラムでは習熟度別少人数クラスを導入する予定です。
現状を見て考えた最適解を
より良い方法で実現できる人を育てたい
校長/山本慈訓先生校長/山本慈訓先生

 生徒には、豊かな教養と知的好奇心を持ち、情熱をもってものごとに取り組める人になってほしいと考えています。理数コースでは、さまざまな体験から科学的思考力を高められるよう導いていきたいです。


土曜プログラムで培う
アクティブ・ラーニング
広報部・国語科/宝地戸通至先生広報部・国語科/宝地戸通至先生

 土曜プログラムでは、2時間連続の授業などを通し、各教科ディスカッションやプレゼンテーションを増やします。生徒が自由な発想で論理を構築し、主体的に学ぶ環境をつくります。


STEAM教育を取り入れた
ものづくりプログラムを企画
理科/秋元幸太先生理科/秋元幸太先生

 理数コースでは、美術科や技術科などの教員とも協力したSTEAM教育を取り入れます。エンジニアリングやデザインを学びながら、新しいものを生み出すプログラムを企画しています。

進学通信 2020年10月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ