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私立中高進学通信

2020年10月号

未来を切り拓くグローバル教育

サレジアン国際学園世田谷中学校

行動や実践を伴う
真のグローバル教育

フィリピンの貧困地域を訪れるボランティア研修

高1・高2で2度のフィリピンボランティア研修を経験した山本さん。
研修での体験を通して、「もっと何かできることはないか」と国際支援と子どもたちへの教育について
専門的に学びたいと考えるようになったそうです。

現地の生活をありのままに体験
世界の現実を知る

 カトリックのミッションスクールである同校では、さまざまな社会問題を自分の問題としてとらえ、解決のために自ら行動する力を育てようと、行動や実践を伴うグローバル教育の一環として、ボランティア研修を設けています。

 その一つが、フィリピンの貧困地域を訪問し、現地の学生たちと協力して、子どもたちのための支援活動に取り組む『フィリピンボランティア研修』です。高校生の希望者を対象に、例年夏休みに5泊6日で行われます。

 卒業生の山本夏希さんは、在校時にこの研修に参加し、フィリピンで2番目に貧しいと言われるネグロス島と首都マニラを訪問。日本とは生活水準が大きく異なる農村での生活を体験しました。

「私たちが滞在したのは、観光などで訪れることができるエリアとは全く異なり、電気も水も十分に行き渡らない貧しい農村です。街頭などの灯りがなく夜は真っ暗で、シャワーはお湯どころか水も出ず、震えてしまうほど寒い中で蛇口から出る水をバケツに貯めて髪や体を洗いました。それでも周辺の人々の暮らしに比べればそれは恵まれた環境なのです。
 ホームステイをさせていただいた現地のご家庭にはシャワーもなく、土の上で水浴びをする程度。食事もお粥のような質素なご飯を家族で分け合って食べていました。
 ホームステイは短い時間でしたが、水牛や豚や鳥といった家畜の世話や村の集会の様子を見せてもらったり、子どもたちと遊んだりしました。島の人たちは私たちを温かく歓迎してくれ、屈託のない笑顔の子どもたちと一緒に過ごした時間は本当に楽しかったです」

首都マニラで貧富の差を
目の当たりに

 続いて訪れるフィリピンの首都マニラでは、姉妹校のドン・ボスコスクールが行う貧しい子どもたちのための支援活動に参加しました。

「マニラではシャワーからお湯が出て、クーラーもありトイレも水洗で、同じ国とは思えないほど島の暮らしとは大きく違っていました。しかし経済的に豊かな人々がいる一方で、日々を生きるのに精いっぱいの人たちもたくさんいるのが現状です。路上で物乞いや寝泊まりをするストリート・チルドレンを見かけることも少なくありませんでした。
 一緒に遊んだり食事を与えたりすることはできても、子どもたちの将来を考えると辛くなり、次に来るときにはもっと子どもたちの将来にとって意味のある体験を提供したいと考え、もう1度研修に参加することを決めました。2回目の研修でネグロス島を訪れた際、現地の人々が英語で『きらきら星』を練習して待っていてくれたことなど、かけがえのない思い出がいっぱいです」

 こうして山本さんは、在校中にもう一度研修に参加。その後も国際貢献という明確なビジョンを持って大学に進学し、意欲的に学び続けています。

卒業生インタビュー
身をもって体験する
社会問題や国際支援
山本夏希さん山本夏希さん

 高1・高2の2回にわたり、フィリピンボランティア研修に参加した山本夏希さん。現在、上智大学総合人間科学部教育学科の4年生で、子どもたちの教育を支える国際支援について学んでいます。

ボランティア研修を通して
国際支援を学ぶために上智大学へ
ドン・ボスコスクールでは放課後、現地の子どもたちを集めてオラトリオ(祈りと遊びの集い)を開催。習字を紹介したり、ゲームをしたりして交流しました。ドン・ボスコスクールでは放課後、現地の子どもたちを集めてオラトリオ(祈りと遊びの集い)を開催。習字を紹介したり、ゲームをしたりして交流しました。

 2回目のフィリピンボランティア研修から帰国して、将来は教育を通じて世界の子どもたちに貢献したいという強い気持ちが芽生えました。帰国後、そのことを中1の時の担任の先生に相談したところ、“その思いをもっと形にするために大学で学ぶべき”と、上智大学への進学を勧めていただきました。

 上智大学へは、母校のカトリック推薦制度を使って、高校3年間の成績と小論文・面接で受験し、合格を果たしました。面接ではフィリピンボランティア研修での体験を中心に、国際支援への思いと大学でどのようなことを学びたいのかを話しました。

 大学に進んでからも在日インド人の方の支援を中心に常にボランティア活動を続けながら、国際支援と教育について専門的に学んでいます。

自分の可能性を広げてくれる
“学校”という存在

 そして、大学で専門的に学べば学ぶほど、『学校を建てて勉強を教える』ということだけでは、本当の支援にはならないと感じるようになりました。

 学校とは、子どもたちにとって、勉強をするだけではなく、いざというときに頼れる第二の家庭のような場所であってほしいと、私は考えています。高い学力を身につけることが子どもたちの将来にとって鍵になることは確かです。でもそれだけではなく、視野を広げ、自分の可能性までも広げてくれるようなさまざまな体験の場を用意し、人と人との交流を通して成長させること。それこそが私の考える学校と教育の役割です。

 まさに私にとって目黒星美学園はそのような存在でした。英語を学ぶことの目的や、自分の国の文化や歴史を知ることの意味も、フィリピンボランティア研修に行くことで実感することができました。

中学・高校で育んだ
世界とつながる英語力・人間力

 今年の4月に予定していたインドへの留学は、新型コロナウイルスなどの影響で残念ながら中止せざるを得ませんでした。現地へ行くことは叶わなくなりましたが、オンラインで現地の先生と交流したり、セミナーのお手伝いをさせてもらったりしています。

 社会の第一線で活躍する方などともつながり、オンラインだからこその人脈も広がっています。世界とつながることができる英語力や人間力は、母校での6年間の中で育まれたものと感じています。

昨年の交流会の様子。ダンスや歌をお互いに披露し、すっかり打ち解けることができました。

昨年の交流会の様子。ダンスや歌をお互いに披露し、すっかり打ち解けることができました。

『Faccio io(ファッチョ イオ)=わたしがやります』の精神で
グローバルな世界を生きる
校長室にて。校長の若松悠紀子シスターと山本さん。校長室にて。校長の若松悠紀子シスターと山本さん。

 若松校長先生はいつも私を励ましてくれる存在で、在校中はよく校長室に行き、相談に乗ってもらいました。

 大学生になってからも、何かあると学校へ相談に行き、そのたびに、「Faccio io(ファッチョ イオ)=わたしがやります」という目黒星美学園の精神でがんばりなさい! と背中を押してもらい、自信を持って進んでいくことができるんです。

進学通信 2020年10月号
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