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私立中高進学通信

2020年10月号

未来を切り拓くグローバル教育

秀明中学校

英語で考え、英語で発信
4技能を育成する『SEC』

平和な未来の創造に貢献できる国際人を育成

『SEC』では『チューター制』を導入。「チューター(個別指導員)」と呼ばれるネイティブ教員が副担任となり、
授業をはじめ、学校生活のさまざまな場面で、英語でコミュニケーションを取りながら生徒をサポートします。

英語の授業数は
週に16時間も

 全寮制を特色とする同校は英語教育に力を入れるとともに、中2と高1の生徒全員を対象とした『イギリス英語研修』を実施しています。

『スーパーイングリッシュコース(以下、SEC) 』は2016年、こうしたグローバル教育を強化し中学に誕生した少数精鋭のコース。英語で自分の意見を発信できる力を養い、国際社会に貢献するグローバルリーダーの育成をめざします。

「英語の力を活かして国内の最難関大学や海外の大学に進学したいという生徒に向けたコースです。本校中学には『医進・特進コース』があり、医学部に進学する生徒が多いことが特色です。『SEC』には英語に強い医師になりたいという生徒が多く、『国境なき医師団』を志す生徒もいます」(教頭/福川章子先生)

『SEC』では副担任をネイティブ教員が務めるほか、英語の授業をすべて英語で行い、4技能に磨きをかけます。しかも、英語の授業数は公立中学の約4倍の週16時間。さらに美術科や音楽科・家庭科といった実技教科も、ネイティブ教員によるオールイングリッシュで展開しています。

 同校には7名のネイティブ教員が常駐。全員がイギリス出身です。これはイギリスが英語発祥の地であり、また同校が紳士の国であるイギリスのパブリックスクールを規範に創立されたことが背景にあります。

『SEC』の存在が
全体に好影響を与える

「『SEC』の入試は、英語・算数・国語の3科で実施。英語は英検3級程度の英語力が求められます。このコースに入学する生徒は、今まで英語に熱心に取り組んできた受験生ばかりです。こうした生徒の力をさらに伸ばすために、『夜間学習』を日本人教員による英文法の授業にあてています」(福川先生)

『夜間学習』は全寮制の同校ならではの取り組み。夕食後の18時45分から21時まで授業を行います。

『SEC』の生徒は高1から、『難関国公立大学進学』『医学部進学』『総合進学』の3コースに分かれます。英語の授業は中学と同じくイギリス人の教員が担当。高校では国際的な英語力測定試験であるTOEFL(※1)やケンブリッジ英検(※2)の受検に向けた勉強にも励みます。

 現在、『SEC』の一期生は高2生になりました。そのほとんどが中学生の時に英検2級を取得しており、準1級に合格した生徒もいます。

「本校の中学校には先ほど述べた『医進・特進コース』と、『総合進学コース』もあります。この2コースの成績優秀な生徒は『SEC』の生徒に負けないように意欲を燃やしています。
 また、『SEC』以外の生徒が英語を学ぶ楽しさに目覚め、試験を受けて『SEC』に編入することもあります。このように『SEC』の存在は、学校全体に好影響を与えています」(福川先生)

※1 TOEFL…海外留学をめざす際に利用される英語の能力テスト。英語能力を証明するためのテストとして国際的に広く認められています。

※2 ケンブリッジ英検…世界中で実施されている英語検定試験。イギリスのケンブリッジ大学の一部門であり、英語4技能を適正に評価する試験として高い評価を受けています。

Action Report File001
英語のみを使う対話型授業で
4技能と発信力を磨く
ICTによる最先端の授業を展開

 『SEC』の英語の授業では各自がタブレット端末を活用。英語の4技能をICT教材で学ぶほか、海外のトピックなどの情報を収集します。

「環境問題などさまざまなテーマを英文で学び、そのテーマについてタブレット端末で調べる・議論する機会も設け、常に生徒に刺激を与えるようにしています。また、自分の好きなことについて発表するなど、中1から英語で表現するトレーニングを始めて、高校では時事問題などについても英語で自分の意見を発表できるようにしています。

 教員と生徒、あるいは生徒同士の双方向の対話型授業を大切にしています。そのために相手に意見を求めるための表現方法なども学びます」(SEC担当/デムスデッター先生)

 表現力や協働性を磨いているため、『SEC』には学校生活の中でリーダーシップを発揮する生徒が多く、現在の生徒会の副会長2人は『SEC』の生徒が務めているそうです。

授業や情報収集にタブレット端末を活用授業や情報収集にタブレット端末を
活用
双方向の授業で意見を交換する双方向の授業で意見を交換する
Action Report File002
イギリスにある同校の施設で
『イギリス英語研修』を実施
異文化に触れ、視野を広げる

 同校の中2生は全員『イギリス英語研修』に参加します。期間は2週間。ロンドンの南東に位置するケント州にある秀明学園の教育施設「チョーサー・カレッジ・カンタベリー」でイギリス人教員から英語のレッスンを受けます。

『SEC』以外のコースの生徒は、研修の前半では、施設内の学生寮で生活し、後半は現地の家庭に複数名ずつホームステイしますが、『SEC』の生徒は2週間を通して、現地の家庭に1人でホームステイします。高1で行われる3週間の『イギリス英語研修』も同様です。

「普段、寮生活を送っている本校の生徒は、親元を離れて暮らすことに慣れていますし、『SEC』の生徒は英語のコミュニケーション力も養われているため、ホストファミリーとすぐに打ち解けることができ、有意義な日々を過ごしています」(福川先生)

※新型コロナウイルスの影響により、2020年度のイギリス語学研修は中高ともに延期となりました。

ケント州にある学園施設で生きた英語を学ぶケント州にある学園施設で生きた英語を学ぶ
『SEC』の生徒は現地の家庭に1人でホームステイ『SEC』の生徒は現地の家庭に1人で
ホームステイ
先生から一言
平和な社会を実現できる「グローバルシチズン」を育てたい
SEC担当/デムスデッター先生

『SEC』では指導を4段階に分けています。まずはリーディング。英文を読めるようにするだけではなく、そこから地球環境や海外の文化など、さまざまな知識を得るようにしています。

 次にリスニング。たくさんの英文を聞いて、耳を鍛えていきます。『SEC』ではケンブリッジ英検に特化したテキストを使用しているため、今年度から新たに始まる大学入試共通テストのリスニング対策も万全です。

 続いてスピーキング。テキストの内容について英語でディスカッションをして英語を話す力を養い、最後に、自分なりの意見を英語で書くことでライティングの力を育てます。この学習の流れを中1から繰り返し行うことで、確かな英語4技能を育てていきます。

 私たち『SEC』の教員は、こうした教育によって、知識と知的好奇心にあふれ、自分の意見をしっかりと持ち、国境や人種や文化を超えて、平和な未来の創造に貢献できる“グローバルシチズン(地球市民)”を育てたいと考えています。(SEC担当/デムスデッター先生)

進学通信 2020年10月号
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