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私立中高進学通信

2020年10月号

未来を切り拓くグローバル教育

文化学園大学杉並中学校

高校DDコースのノウハウを
中学英語教育にも活かす

全生徒の英語力を確実に伸ばす

英語4技能をバランスよく習得させることに徹底的にこだわり、
中1のうちから週9時間の授業のうち7時間をネイティブスピーカーによる授業に充てるなど、
英語に触れる機会を増やしています。

DDの成果に裏付けされた
確実に伸ばす指導態勢

 同校の特色といえば、高校にカナダと日本の高校卒業資格の両方を取得できる『ダブルディプロマコース』(DDコース)(※)を設置していることが挙げられます。

 DDコースでは、ほぼすべての生徒が英検準一級取得レベルの高い英語力を身につけており、カナダやオランダなどの海外大学や国際基督教大学(ICU)、上智大学、早稲田大学といった国際系の国内難関大学への合格実績を上げるなど、その成果は明らかです。

 DDコースで得たノウハウを活かし、英語力を確実に伸ばす英語指導態勢を中学から築き上げていることは、同校の強みとなっています。中学の英語教育では、圧倒的な授業時間数を確保するとともに、中1では週9時間のうち7時間、中2・中3の中高一貫コースでは週8時間のうち6時間をネイティブ教員が中心となって行う授業に設定しています。これはDDコースの成果から生まれた同校ならではのノウハウです。

 また、中学3年間はすべての生徒が共通のカリキュラムで学ぶ一方、英語のみ習熟度別の少人数制授業を実施していることも大きな特徴です。

※ダブルディプロマコース(DDコース)…日本とカナダのディプロマ(高校卒業資格)の両方を取得できるコース。日本にいながら、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(BC州)で実践されている授業を受けることができる。

少人数かつ習熟度別で
一人ひとりを確実に伸ばす

「高校のDDコースへの進級を考え、2018年からは中2に『ダブルディプロマ準備コース』を設置し、さらに今年からは中1に英語上級者向けの『アドバンストクラス』を新たに設け、英語の授業のみクラスを分けて授業を行っています。アドバンストクラスの生徒は、中3になると『DD9』というクラスに所属し、DDコースの内容を本格的に学ぶことができます」(入試広報部長/西田真志先生)

 英語学習に慣れていない生徒も中1から週7時間、ネイティブ教員が主導する授業を受けますが、同校ならではのノウハウを活かして、無理なく英語力を伸ばしていきます。

「高校でDDコースへの進級を希望しない生徒や、小学校の授業以外で英語に触れたことのない生徒も安心して取り組めるよう、生徒のレベルに応じてクラスを複数に分け、少人数制の習熟度別授業を行っています。
 私が担当する中1では、ペアワークやグループワークを行い、授業で習った表現を実際に声に出す機会を多くして、英語でコミュニケーションを取ることの楽しさを実感できる学びを大切にしています。
 また、海外からの帰国生や英語習熟度の高い生徒とともに学ぶ環境で、さまざまな刺激を受けることも本校の特徴の一つです。多彩な生徒が明るく和気あいあいと学びながら、すべての生徒が将来に役立つ英語力を着実に身につけていく。それができるのが、本校の実践する英語教育なのです」(英語科/渡邉富美子先生)

BC型とESL型の英語教育

「本校の英語教育には、大きく分けて『BC型』と『ESL型』の2つがあります。
 ダブルディプロマコースには、カナダBC(ブリティッシュ・コロンビア)州から派遣された10人のネイティブ教員が在籍し、カナダのカリキュラムに則った教育を実施しています。授業はすべて英語で行われ、数学や理科などの他教科を英語で学ぶ授業や、「Numeracy(基礎数学)」という数の概念など日本と異なる考え方をBC州のやり方で学んでいく授業もあり、ディスカッションなどを中心とする主体的な学びを実践しています。これが、"英語で学ぶ"BC州型の英語教育です。中学の英語上級者に向けたアドバンストコースやDD準備コースの授業は、BC州型の授業が中心となります。
 一方でESL型とはEnglish as Second Language、つまり英語を母語としない学習者に向けた英語学習になります。本校のネイティブ教員と日本人教員のチームティーチングで、生徒の習熟度に応じた指導を行っていきます」(西田先生)

中2DD準備コースの「Numeracy(基礎数学)」の授業風景。式を解いて答えを出す日本型の数学に対し、この授業では解答へのプロセスを生徒一人ひとりに考えさせ、式を黒板に書いていく欧米型の授業が行われています。

中2DD準備コースの「Numeracy(基礎数学)」の授業風景。
式を解いて答えを出す日本型の数学に対し、
この授業では解答へのプロセスを生徒一人ひとりに考えさせ、
式を黒板に書いていく欧米型の授業が行われています。

中学から“個”に応じた習熟度別指導
右・入試広報部長/西田真志先生、左・英語科/渡邉富美子先生右・入試広報部長/西田真志先生、左・英語科/渡邉富美子先生

 英語の授業時間を豊富に確保し、高校でダブルディプロマの取得をめざす生徒や、高度な英語を身につけたい英語上級者、そして、基礎からの積み重ねで英語を学びたい中級者や初級者など、生徒の目的や習熟度に応じた英語教育を実践しています。中学では、英語以外の教科は全生徒が共通のカリキュラムで学びます。

中学3年間の英語学習態勢

※BC…BC州教員が主導する授業。

※NE…ネイティブ教員が主導する日本人教員とのチームティーチング授業。

※JP…日本人教員による授業。

※ESL…English as Second Languageの略。英語を母語としない学習者に向けた英語学習。

進学通信 2020年10月号
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