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私立中高進学通信

2020年10月号

中学入試のポイント

武蔵野中学校

自分の成長を入試に活かす『アクティブ入試』

同校の「アクティブ入試」は、2021年入試で3年目を迎えます。
入試が潜在能力を
発揮するきっかけに

 百年以上の歴史を誇り、「他者理解」を教育理念として、10年後の社会で活躍する人材の育成をめざす同校では、受験生が小学校時代に力を入れてきたことを活かす『アクティブ入試』を実施しています。

「本校では、6年間を通じて、生徒一人ひとりの潜在能力を伸ばすことを大切にしています。アクティブ入試はその入口です。入試を通して小学校生活で取り組んできたこと、自分が成長したことを振り返り、人に表現することで、受験生の潜在能力を見出す狙いがあります」と副校長の浅見尚次郎先生は話します。

 アクティブ入試は、どのように行うのでしょうか。

「活動内容や活動によって成長したこと、今後に活かしていきたいこと、長所などを40分間で『アクティブシート』に記入します。その後、面接官とシートの内容について質疑応答します。
 アクティブ入試の学科試験は国語または算数のどちらか1科目を選択して受験します。国語と算数の問題は、2科・4科の入試問題と同じものです。全体的に基礎的な問題が多く、小学校の勉強をしっかり習得していれば、それほど心配しなくてもよいでしょう。
 さまざまな分野で努力していることを活かせる入試なので、習い事やスポーツなどを中断することなく、挑戦できます」(浅見先生)

活動を通した
成長・学びを評価

 幼稚園の時に始めた卓球を続けながらアクティブ入試を受験し、合格した中1の花形雅さんに話を聞きました。

「中学でも卓球を続けたかったので、いろいろな学校の卓球部を見学しましたが、強い先輩と練習して、もっと上手になれる環境があるこの学校の受験を決めました。
 クラブチームの練習がほぼ毎日あり、勉強の時間が十分に取れず心配でしたが、アクティブ入試なら学科試験は1科目選択なので、その点も自分に合っていました。
 早い時期に過去問を解いて、国語で受験することにしました。塾には行かず、小学校で習った漢字を復習し、学校の授業をよく聞いて、宿題は必ずやるようにしました。また、過去問を繰り返し解いて、疑問点をなくしました」

 アクティブシートも、事前の準備が役立ったそうです。

「卓球を通じて成長したこと、うまくいかなかった時にどうしたか、中学校でがんばりたいことを書き出して、整理して頭に入れておいたので、入試当日も落ち着いて挑むことができました。
 私の卓球におけるメインテーマは団体戦です。個人戦なら勝っても負けても自分の責任ですが、団体戦はチーム3人で協力しなくてはいけません。大事な場面で自分が勝てず、チームが負けてしまうこともあれば、もちろん逆の場合もあります。常にメンバーの気持ちを考え、メンタルを前向きに、強く保つ必要があります。入試では、大きなプレッシャーの中で、試行錯誤しながらチームで試合に勝てた時の喜びや、その積み重ねが成長につながったことを表現しました」(花形さん)

 スポーツや習い事の活動だけではなく、小学校の委員会活動や自由研究、読書感想文への取り組みなど、自分ががんばってきたことを幅広く振り返り、表現したいことを見つけてほしいと浅見先生は話します。

「アクティブ入試で評価するのは、例えば大会などの成績や成果そのものではありません。
 受験生が、取り組みの中で得た学びや気付き、それを活かそうとする姿勢を評価します。また、面接官は、受験生が自分の考えをわかりやすく伝える工夫をしているか、表現する努力をしているかを見ています。
 アクティブ入試に挑戦した生徒は、小学校までを振り返ることで自分の潜在能力に気付き、中学校生活で新たな目標に向かって力を発揮できると考えています」

 部活動や行事、海外留学・海外研修など、生徒がさまざまなことに挑戦する機会やプログラムが充実している同校。進路指導や学習のサポートが受けられる『武蔵野進学情報センター』もあります。入学後は、のびのびと力を発揮できる環境が整っているので、有意義な6年間を過ごすことができるでしょう。

進学通信 2020年10月号
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