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私立中高進学通信

2022年9月号

校長先生はこんな人!

麗澤中学校

すべてに感謝の気持ちをもって
社会に貢献できる人を育てたい

櫻井 讓(さくらい・ゆずる)校長先生
1958(昭和33)年、東京都出身。大学卒業後、都内の私立中高一貫校に英語教員として赴任。
その後、関西にある私立大学の付属校である小中高一貫校の立ち上げに管理職として尽力。
2020(令和2)年に麗澤中学・高等学校に着任。2022年春に第7代校長に就任した。趣味は読書と散策。

生徒の将来を考えて
英語の教員をめざす

 中学生の時、野球部と陸上部を兼部していた私は、先生方が一生懸命に指導する姿に感動したものです。そのため、高1の時には、すでに教員になりたいという気持ちが芽生えていました。

 当初は国語の教員になりたいと考えていたのですが、子どもたちが英語を学べば、将来的に世界で活躍できると確信し、英語の教員をめざすようになりました。そこで大学の教育学部に進み、英語を学んだのです。

 大学生になり、私はさまざまな経験を積み重ねておかないと、教員となった時、生徒にこれからの社会で生きていく力をつけさせることはできないと考え、そこでまず、地域の手話のサークルに入りました。ある時、聴覚障がい者の方が駅で切符の購入に戸惑っている姿を目にしたことがきっかけです。そして手話を覚えた後は、聴覚障がい者の方々のためのボランティアに打ち込みました。

 ボランティア活動での仲間との交流を通して、社会教育にも関心を抱きました。社会教育とは、学校・家庭以外の社会で広く行われる教育活動のことです。レクリエーション指導者の資格を取得し、さまざまな場面で子どもや大人に指導する経験も積んでいきました。

執筆や監修によって
英語教育の発展に寄与

 大学卒業後、都内の私立中高一貫校の英語の教員となり、バレーボール部の顧問と力を合わせて部員の指導にも励みました。

 新任教員として着任すると同時にクラス担任となり、3年目からはバスケットボール部の顧問にも就任します。生徒と部員の指導に勤しみながらも、私は当時、他校でほとんど行われていなかった海外研修をその学校で実施したいと思うようになりました。海外から日本を見て、視野を大きく広げることが、将来を担う子どもたちに必要だと考えたからです。

 海外研修を実現するために奔走した後、努力が実り、約1カ月間のアメリカ研修を実現させました。対象は希望者でしたが、毎年、生徒のほぼ全員が参加してくれました。生徒をサポートするため、引率も担当しました。

 30歳になった時、私は英語の教員としてさらに研鑽を積もうと心に決めます。そこで毎週、研究のため教員研修に参加し、他校の授業見学を重ねました。そんな生活を1~2年過ごした頃、読売新聞社から『マンデースクール』という英語学習に関する連載を依頼されたのです。毎週、原稿用紙30枚ほどの記事を書くことになりました。これを機会に高校の英語検定教科書の編集に携わったり、NHK出版の英語の参考書を執筆したりと、英語学習についての執筆をご依頼いただくことが増え、現在に至るまで、英語に関する著作や共著は膨大な冊数にのぼります。

 そうした活動と並行して、関西にある私立大学付属の小中高一貫校の立ち上げにも参画しました。このほか中高生のための海外研修にも引き続き携わり、オーストラリアやイギリス、台湾、カナダ、シンガポールへの海外研修や留学生の受け入れに力を尽くしました。

言葉に出して気持ちを
伝えることの大切さを

 その後、2020年に麗澤中学・高等学校に教頭として着任しました。日本に新型コロナウイルスの感染が広がり、政府から学校に休校要請が出された年です。この年は残念ながら本校がこれまで毎年行ってきた『イギリス研修』も中止になりました。イギリスを訪問できない代わりとして、生徒たちに活きた英語を日常的に体験してもらおうと、本校にグローバル教員(ネイティブ)による副担任制を導入しました。ホームルームで英語を用いて生徒に連絡事項を伝えたり、自国の文化を紹介したりすることで、英語に身近に触れられる環境づくりを行ったのです。現在、6人のグローバル教員が副担任として生徒の生活全般にかかわっています。

 本校の教育は、創立者の廣池千九郎先生が提唱した道徳科学『モラロジー』に基づく知徳一体の教育を基本理念としています。この理念のもと、感謝の心や思いやりの心、自立の心を鍛えることを、私は校長としてこれまで以上大切にしたいと考えています。たとえば感謝の気持ちを『ありがとう』と言葉に出して、きちんと相手に伝えようと生徒に呼びかけています。

 人は誰でも、親や友人をはじめ周囲の人たちの助けがあるからこそ、生きていけるのです。そのことに感謝できる人、感謝を実行に移して親孝行ができる人、社会に貢献できる人を育てていきたいと考えています。

[沿革]
 1935(昭和10)年、同校の前身である道徳科学専攻塾を廣池千九郎先生が開塾。1959年に麗澤大学を開学。1963年に麗澤瑞浪高等学校全日制課程を開校。2002(平成14)年に麗澤中学校を開校した。英語教育や多彩な海外研修・留学制度に力を入れ、論理的思考力、分析力を養う独自の教科『言語技術』を実践。世界で活躍できる人材の育成に尽力している。

(この記事は『私立中高進学通信2022年9月号』に掲載しました。)

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