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私立中高進学通信

2022年9月号

生徒の主体的な活動にフォーカス

国士舘中学校

主体性が高まり、3学年の絆が
さらに強まる中学校体育祭

中学校体育祭を支えた体育祭実行委員のメンバー。中学3学年で12名が準備から当日の運営までを担いました。

中学校体育祭を支えた体育祭実行委員のメンバー。中学3学年で12名が準備から当日の運営までを担いました。

実行委員が大活躍!
中学生が体育祭を運営
中学校体育祭のパンフレット。「生徒がイラストを描いています。かつての体育祭では、パンフレットに生徒のイラストを入れることはなく、中学校体育祭から新たに始まった試みです」(嶋田沙都先生)中学校体育祭のパンフレット。「生徒がイラストを描いています。かつての体育祭では、パンフレットに生徒のイラストを入れることはなく、中学校体育祭から新たに始まった試みです」(嶋田沙都先生)

 青空の下、同校のグラウンドで跳び、投げ、駆ける中学生たち。応援席では生徒がマイクでその模様をつぶさに実況アナウンスしています。6月13日(月)に開催された国士舘中学校の体育祭の様子です。

 これまで同校は体育祭を中高合同で行ってきましたが、2020年度はコロナ禍により中止に追い込まれ、そして2021年度は感染防止対策として中学と高校を分けて開催することになりました。

 これまで高校生と一緒に体育祭を運営していた中学生ですが、体育祭実行委員を中心に企画や運営・進行を担い、無事、成功へと導きました。これが大変好評で、2022年度からは中高別々に開催することとなり、中学校は3学年を縦割りにした青と緑の2チームで勝敗を競い合いました。

 中学校体育祭実行委員を支えた嶋田沙都先生は、「中学生だけで実施することで、生徒の主体性が高まり、学年の壁を越えて、中学全体の絆がより強まりました」と話します。

 2022年度の優勝は青チーム。閉会宣言では2人の体育祭実行委員が、教員や保護者、来賓への感謝の言葉とともに、体育祭で学んだ仲間と協力する大切さを熱い言葉で伝えました。体育祭を運営した実行委員はもちろん、中学生全員が学年を越えたチームワークでつながった、特別な一日となりました。

『大縄時代』と名付けられた大縄跳び。
生徒全員の呼吸を合わせて、大きくジャンプする大迫力の競技です。

『引っ張り合え 勝利の棒』。
1分30秒という制限時間内に多くの棒を取ったチームが優勝となります。

競技のラストを飾る『クラス対抗選抜リレー』。男女混合で競い合い、担任の先生も参戦しました。競技のラストを飾る『クラス対抗選抜リレー』。男女混合で競い合い、担任の先生も参戦しました。
生徒が着るチームカラーの青と緑のTシャツは、学年が上になるに従って色が濃くなるなど、学年が一目でわかるように工夫しました。「生徒が着るチームカラーの青と緑のTシャツは、学年が上になるに従って色が濃くなるなど、学年が一目でわかるように工夫しました」
クラスのみんなに各種目のルールを説明したり、種目名を考えてもらったりすることも体育祭実行委員の仕事です。種目は生徒と先生が話し合って決めるので、生徒は積極的にアイデアを出しています。『大縄時代』という種目は「縄文時代」をヒントに名付けられるなど、みんなのアイデアが詰まっています。『PK戦』は去年の中学校体育祭で生まれた種目なのですが、大好評だったため、今年は高校の体育祭でも行われることになりました。「クラスのみんなに各種目のルールを説明したり、種目名を考えてもらったりすることも体育祭実行委員の仕事です。種目は生徒と先生が話し合って決めるので、生徒は積極的にアイデアを出しています。『大縄時代』という種目は「縄文時代」をヒントに名付けられるなど、みんなのアイデアが詰まっています。『PK戦』は去年の中学校体育祭で生まれた種目なのですが、大好評だったため、今年は高校の体育祭でも行われることになりました」
生徒考案の競技『PK戦』の様子。キッカーがゴールに向かってボールを蹴ります。ゴールを守ろうとするキーパーと、ゴールを決めようとするキッカーが熱い心理戦を繰り広げました。生徒考案の競技『PK戦』の様子。
キッカーがゴールに向かってボールを蹴ります。ゴールを守ろうとするキーパーと、ゴールを決めようとするキッカーが熱い心理戦を繰り広げました。
『ボールinなう』と名付けられた玉入れ。従来の玉入れと違い、対戦チームの教員が「邪魔棒」と呼ばれる棒を高く掲げて、カゴに玉が入るのを阻止します。『ボールinなう』と名付けられた玉入れ。従来の玉入れと違い、対戦チームの教員が「邪魔棒」と呼ばれる棒を高く掲げて、カゴに玉が入るのを阻止します。
嶋田先生(写真中央)のアドバイスのもと、応援席で実況アナウンスをする実行委員たち。嶋田先生(写真中央)のアドバイスのもと、応援席で実況アナウンスをする実行委員たち。
コロナ禍の中、さまざまな対策を取りながら、全員が積極的に体育祭の運営にかかわり、絆を深める1日となりました。コロナ禍の中、さまざまな対策を取りながら、全員が積極的に体育祭の運営にかかわり、絆を深める1日となりました。
一人ではできないことでも
力を合わせれば達成できる
中学校体育祭実行委員/Yさん(中3)中学校体育祭実行委員/Yさん(中3)

 昨年、体育祭実行委員を務めた時に、みんなでひとつの行事を創り上げる喜びを実感しました。あの時の充実感をまた得たいと思い、今年も実行委員に立候補しました。

 今年は開会宣言と実況アナウンスを担当しました。開会宣言は中学生全員を前に壇上に立って行うため、とても緊張しましたが、こうしたことも自分にとって良い経験になったと思っています。

 声をかけ合い、協力し合って行う体育祭実行委員の活動。一人ではできないことでも、多くの仲間と力を合わせれば達成できることを、また今年も実感できました!

みんなの心にも届くような
大きな声が出せました
中学校体育祭実行委員/Nさん(中2)中学校体育祭実行委員/Nさん(中2)

 昨年、友達が体育祭実行委員の仕事を楽しそうに務めているのを見て、「今年は私もやってみよう!」と実行委員に立候補しました。私は声が小さいので、実行委員になれば大きな声を出す必要性もあり、頑張って克服できるようになるのでは、という思いもありました。その願いがかない、開会式では大きな声で注意事項を伝えることができ、自信がもてるようになりました。

 体育祭が無事に終わった後は、達成感で胸がいっぱいになりました。来年も体育祭実行委員に立候補して、さらにみんなが楽しめる体育祭を創り上げていきたいと思います。

進学通信 2022年9月号
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