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私立中高進学通信

2022年9月号

注目! News and Topics

東京家政大学附属女子中学校

生徒の自主性を大切に、チームワークを育む
創部2年で全国出場の中学ドリルチーム部

先輩たちの演技を見学していた中1生も一緒に記念撮影。撮影前には、ポーズについて中1生にアドバイスする中2生の姿もあり、先輩の優しさを代々受け継ぐ姿勢が垣間見えました。

先輩たちの演技を見学していた中1生も一緒に記念撮影。
撮影前には、ポーズについて中1生にアドバイスする中2生の姿もあり、先輩の優しさを代々受け継ぐ姿勢が垣間見えました。

みんなで励まし合い
一緒に成長できた
キャプテンを務めるNさん(中3)キャプテンを務めるNさん(中3)

『東京家政INGERS Jr.』は、創部30年以上の伝統あるチアダンスの高校生チーム『東京家政INGERS』の中学生チームとして、2020年春に創設されました。まだ歴史の浅いチームながら、2022年3月にはチアダンスの全国大会「USA school & college Nationals」への出場を果たし、特別賞(スピリット賞)を受賞。校内でも人気の高いドリルチーム部(チアダンス)のキャプテンNさんに、部のことを聞いてみました。

――入部のきっかけは?

「チアダンスの部が創設されると聞いて、見学に来ました。中学チームは当時創部前だったので高校生の演技を見学し、とても輝いていて、一体感があってすてきだなと感激し、入部したいと思いました。体を動かすことはもともと好きでダンスの経験はありましたが、チアダンスは初めて。同期で入部した部員も同じように初心者が多く、チアダンスの経験があるのは1人だけでした」

――校内でも人気の部ということですが、チームの良いところはどんな部分でしょうか?

「チアダンスはチーム競技なので、チームの雰囲気が大事だと思います。うちの部は一人ひとりが積極的に練習に参加して、チームのことを考えて行動しています。部員はみんな元気があって、個性豊かなメンバーばかり。お互いに支え合って活動しているので、仲の良さがチームの魅力につながっていたらうれしいです」

――創部から2年で早くも全国大会出場を果たしましたね。

「初心者が多いのに、こんなに上達してびっくりしています。高校生チームのレベルが高いので、先輩たちを目標に頑張ってきました。私たち中学生の演技を見てもらった際に『ここが良かったよ』と褒めてもらったり、演技中に声をかけてもらったりします。それがうれしくて、もっと基礎練習を頑張ろうと思います。先生やコーチも、私たちの意見ややりたいことを尊重してくれるので、毎日楽しく練習できています。中2生は私たち中3生の姿を見て、同じように後輩にアドバイスしていて、とてもうれしくなりました」

笑顔でチームをけん引
全員で部活動を楽しむ

――キャプテンとして大切にしていること、気をつけていることは?

「練習メニューを考える場合も、できるだけみんなの意見を取り入れるようにしています。私自身が楽しんで活動していると、周りもついてきてくれるような気がするので、笑顔で部活動を頑張っています。ほかにも『100%じゃなくて120%頑張る』『できなくても、間違えてもいいから、あきらめずにやる』。この2つはそれぞれ、コーチと先生から言われた私の好きな言葉ですが、これらをいつも心がけています」

――部活動は週4回。勉強と両立は?

「練習後は疲れてしまうので、勉強はなるべく学校で済ませるようにしています。あとは電車移動の時など、時間を見つけてやるようにしています」

――今後のチームの目標は?

「次回もまた全国大会に出場することです。このところ中止になっていた体育祭でも、映像ではなくみんなの前で大会曲を披露します。広い体育館で演技するのは緊張しますが、とても楽しみです。部長としての目標は、1年間、みんなが楽しめるような部にしていくことです」

「チアダンスはチーム競技なので、誰一人欠けてはいけない」と中村先生。お互いの存在を大事にする姿が演技に表れています。「チアダンスはチーム競技なので、誰一人欠けてはいけない」と中村先生。お互いの存在を大事にする姿が演技に表れています。
チーム名の「INGERS」は造語で、進行形“ING”を想起し、<進化する人>の意味をもつそうです。“進化”を続ける彼女たちのいっそうの活躍が期待されます。チーム名の「INGERS」は造語で、進行形“ING”を想起し、<進化する人>の意味をもつそうです。“進化”を続ける彼女たちのいっそうの活躍が期待されます。
全国大会「USA school & college Nationals 2022」で、見事特別賞を受賞。全国大会「USA school & college Nationals 2022」で、見事特別賞を受賞。
日常の練習に加え、高校ドリルチーム部出身のOGによる「コーチ練」も実施。少なくとも月に1回は設けているそうです。日常の練習に加え、高校ドリルチーム部出身のOGによる「コーチ練」も実施。少なくとも月に1回は設けているそうです。
部員が上達した一番の理由は
部活動の時間が楽しいから
国語科/中村朋世 先生国語科/中村朋世 先生

 私はこれまで高校生チームの顧問をしていましたが、創部と同時に中学生チームの顧問になりました。初心者が多いので本当に基礎からのスタートでしたが、みんなの成長が早くて驚かされることばかりです。部員は各自で練習ノートを作っていて、目標に対してどのくらい達成したのかを書きます。ノートに感想や反省を書くことで自分の気持ちをアウトプットして、次の練習に活かすことができていると感じます。人に見せるためのノートではありませんが、何カ月もしっかり書き続けている生徒が多く、モチベーションの高さを感じますね。部活動に力を入れると勉強も頑張るようになるので、ドリルチーム部に入って成績が伸びた生徒も多くいます。

 練習は中3生を中心に話し合って、自分たちでメニューを決めています。基礎練習の大切さを身をもって知っているからこそ、何が必要かを選び取ることができるのでしょう。こちらが任せた分、部員たちはしっかりやってくれるので信頼しています。高校生チームの存在も大きく、先輩に追いつくためにコツコツと努力を続けています。

 部員が上達した一番の理由は、部活動の時間が楽しいからだと思います。時にはレクリエーションも交えてトレーニングするなど、みんなで楽しみながら練習できるような活動を心がけています。

進学通信 2022年9月号
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