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私立中高進学通信

2022年特別号

目標にLock On!! 私の成長Story

麗澤中学校

苦楽を共にした友との日々は宝物
寮生活で人間的にも大きく成長

九州大学	共創学部 2年 吉村 宥和さん

九州大学 共創学部 2年
吉村 宥和さん

 こころを育てる「知徳一体」の教育、「グローバル思考で国際社会に貢献できる本物の叡智」を掲げ、道徳教育にも力を注ぐ同校。その根幹である「麗寮」で3年間を過ごした卒業生に、当時を振り返ってもらいました。

AEコースに在籍しながら
高校でも文武両道を貫く

「麗澤での6年間、なかでも高校からの寮生活が今の私を作ってくれました」

 そう語るのは、2021年3月に卒業した吉村宥和さん。4歳上の兄が通っていた同校に入学し、アドバンスト叡智(AE)コースに在籍。AEは、6年間同じクラスメートとともに東大をはじめとする最難関国立大、国立医学部への進学を目指すコース。高校では部活をやめて勉強に集中する同級生が多いなか、吉村さんは中学から続けている剣道部で文武両道を貫きました。

「麗澤は先生も生徒も優しくステキな人ばかり。人格者として今でも尊敬している顧問の先生も、部活の仲間も、私が勉強を優先させたいときは尊重してくれる空気がありました。勉強と部活を良いバランスで過ごすことができたのは、そんな環境のおかげです」と振り返ります。ただ難関大学への進路目標を定めていくクラスメートのなかで、吉村さんは進むべき道がなかなか決まらなかったそうです。

「大学受験でレベルを下げることはいつでもできるので、まずは東大を目標に設定しました。先生は親身になって進路相談にのってくれましたし、効果的な勉強方法も教えてくれました。個別に対応してくれる面倒見の良さも、麗澤の魅力だと思います」

 もともとは医学部に興味があってAEを選んだ吉村さんですが、麗澤での6年間のなかで次第に社会や人とのつながりに興味を持つようになり、より将来の選択肢が広がる九州大学共創学部に狙いを定め、見事合格を果たしました。その進路に大きく影響を与えたのは高校3年間の寮生活です。

刺激を求め高校から寮へ
互いが感化し合う充実の日々

「自宅は通学圏内だったのですが、『寮はより自分を鍛えられる』と聞き、刺激のある高校生活を送りたいと思い、寮に入りました。同じく寮生活をしていた兄の影響もあります。当時はAEでは6年間クラス替えがなかったので、全国から生徒が集まる寮で新しい友達を作りたかったのも一つの理由です」

 当時の女子寮生は高1から高3まで約40人、同級生は12人。入寮当初は寂しさを感じることもあったそうですが、それ以上に寮生活は充実しており、得たものは計り知れないと話します。

「入寮して間もない頃、『学習室で他の人が勉強している時は静かにする』『大きな荷物を持っている人がいたらドアを開ける』など、上級生が寮生活で大事なことを一つひとつアドバイスしてくれました。そのおかげで気遣いや思いやり、協調性が身についたと思います。自分が上級生の立場になって、先輩方は私たちのことを思って言ってくれていたんだなと改めて実感しました。寮の部屋は、高1から高3までの縦割りなので、自ずと他学年とも深い絆が生まれ、お互いが感化し合える環境です。先輩の寮長がステキな人で、憧れていたこともあり、私も他の寮生に良い影響を与えられる存在になりたいと思ったため寮長に立候補し、高2から高3にかけて寮長を務めました」

 寮長の役割は、寮担当の教員と連携し、寮のより良い運営を行うこと。月に一度の学年会議で出された課題を改善するほか、イベントの企画・運営を行うなど多岐にわたります。

「様々な性格の寮生と向き合い、全員が気持ちよく過ごせる環境作りに取り組むなかで、リーダーシップやコミュニケーション力、組織運営能力なども身についたと思います」

毎月開催の楽しいイベントや
勉強に集中できるのも寮の魅力

 大変ながらも楽しい寮生活。「新入生歓迎会」「花火大会」「ハロウィーン」などのイベントも良い思い出です。

「長期休みの前には『帰省パーティ』があり、『今学期も頑張ったね』なんて言いながら皆で料理をしたり、オーストラリアからの留学生を迎えた時は『BBQ歓迎会』をしたりと、楽しいイベントばかりでした」

 なかでも、一番の思い出は寮の仲間と過ごした何気ない日々だと話します。

「一緒にご飯を食べたり、励まし合いながら勉強を頑張ったり、苦楽を共にした仲間との時間は私の宝物です」

 そんな仲間とともに、勉強に集中できる環境はやはり寮生活の利点だと話します。

「自宅だとついついだらけてしまいがちですが、寮の規律正しい生活があったからこそ勉強に集中できました。寮の学習室で受験勉強に取り組んでいる上級生の姿を見て刺激を受けましたし、皆頑張っているから私も頑張ろうと勇気をもらいました。下級生に得意な数学を教えることもありましたね」

 AEに在籍し寮生活を送ったことで、学力に加え人間力を大きく伸ばした吉村さん。

「麗澤での、寮での日々を通して人が好きになりました。人と関わってつながって、より良い社会を作っていきたい。今後はそのようなことについて学んでいきたいと思っています」

『部屋っ子ノート』とたくさんの手紙。寮や学校生活で交流のある友人・先生方との思い出がいっぱいつまっています思い出のモノ
『部屋っ子ノート』とたくさんの手紙。寮や学校生活で交流のある友人・先生方との思い出がいっぱいつまっています
「麗澤には、寮・学校・部活とたくさんお世話になりました」と振り返る吉村さん「麗澤には、寮・学校・部活とたくさんお世話になりました」と振り返る吉村さん
恩師からの応援メッセージ
人望が厚く、多様性を受け入れることができる生徒
3年間を過ごした思い出深い麗寮のエントランスで、恩師の諌山佳子先生と

 寮生活では各生徒の色々な面が見えてくるのですが、吉村さんはそれぞれの良さを見つけ、全てを受け入れていました。寮長として寮生たちの状況を理解しようと努め、いかに寮生活を良くするかを考えてくれていたので、全学年から人望が厚かったですね。

 同時に勉強も頑張っていたので、吉村さんに感化され、やる気になった寮生は多かったようです。英国のパブリックスクールをモデルにした「麗寮」は、寮生活を通し、道徳心、対人関係力・自己管理力・行動力といった「社会人基礎力」を身につけ、次代を先導する真のリーダーの育成を目的としています。まさにそれを体現してくれた吉村さん。今後の活躍が楽
しみです。(諫山佳子先生)

麗澤中学校  

〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
TEL:04-7173-3700

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