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私立中高進学通信

2022年9月号

注目! News and Topics

高輪中学校

一人一台のタブレット型ノートPCを導入
制服も一新した伝統校の新たな息吹

さまざまな教科でICTを活用した授業が展開されています。

さまざまな教科でICTを活用した授業が展開されています。

伝統とICTを融合した教科学習

「自主堅正」の校訓のもと、進学目標を見据えた中高一貫教育で社会人として必要な知識と教養を兼ね備えた男子を育む同校。130年以上にわたる伝統の教育活動を誇りますが、2022年4月からICTの活用をさらに高めるべく、中1から高1まで一人一台のタブレット型ノートPC(Microsoft社のSurface Go 3)を導入しました。生徒たちが一人一台PCを持つことについて、入試広報部長の松崎武志先生はこう話します。

「コロナ禍が続くなか、学級閉鎖や一斉休校、一定期間の療養や経過観察が必要な生徒が出てくることが想定されます。各ご家庭の通信環境はさまざまです。学校からの一方的な授業配信ではなく、教員と生徒が双方向でコミュニケーションできる専用のツールが必要でした。
 また、生徒たちがPCを文房具の一つとして家庭に持ち帰り、日々の家庭学習に役立てることも考慮に入れました。実際、学校に来られない生徒に教室の授業を配信し、学習進度に遅れが出ずに済むようになりました」

 ノートPCとしても使える機種を採用したのは、生徒たちが将来、社会に出たときのことを考え、キーボードでのタイピング操作に慣れておくことを重視したためです。

 取材で見学した高1の「化学基礎」の授業では、冒頭から君島直人先生の指示の下、生徒たちが一斉にPCを開きます。授業の前半で取り組んだのは、構造式を入力し、その構造式を3Dモデル化できる描画アプリを用いて、化学物質の複雑な構造を視覚的に理解すること。自分の作成した3Dモデルを手元の画面で確認することで、構造式の本質的な理解が促進されていることが伝わってきます。

 そして、生徒たちに配信した資料を使っての講義が進んでいきます。君島先生はプロジェクターで投影した資料にタッチペンを使って解説。講義の途中で生徒たちは「わかった/わからない・ボタン」で送信し、君島先生が各生徒の理解度をその場で確認するなど、授業支援クラウド『スクールタクト』の機能を駆使した授業が展開されていました。

「これまで通り板書を使う方法が伝わりやすい場合もあります。教科の特性やその時々の授業内容にもよるので、教科学習におけるICTの具体的な活用方法は各教員の裁量に任せています。従来通りの対面授業の優れた点と、課題の配信、欠席者への授業配信などICTの利点を融合した新しい教科学習が確実に進んでいます。
 また、教科学習だけでなく、日々の連絡事項の伝達などのほか、生徒には登校前に検温結果の入力を義務付け、生徒の健康状態の把握にも役立てています。ただ、どれだけ便利なツールの活用ができても、最終的に学びを理解するのは人間ということに変わりません。大切なのは教員と生徒のリアルなかかわりであり、そこに本校らしさがあると思います」(松崎先生)

各生徒の理解度を把握している先生による細かいフォローが行われます。各生徒の理解度を把握している先生による細かいフォローが行われます。
授業ではタッチパネルでタブレットとして扱う生徒もいれば、キーボードで入力する生徒もいます。授業ではタッチパネルでタブレットとして扱う生徒もいれば、キーボードで入力する生徒もいます。
年度当初にはパソコンオリエンテーションも実施。生徒は基本的な扱い方を学習済みです。年度当初にはパソコンオリエンテーションも実施。生徒は基本的な扱い方を学習済みです。
時代に合わせて制服をリニューアル
入試広報部長・数学科/松崎武志先生入試広報部長・数学科/松崎武志先生

 同校では、2022年4月に入学した中1生から制服も刷新されました。

「12年ぶりの制服リニューアルです。時代に合わせて素材から見直し、デザインを一新しました。
 一番のポイントは、全アイテムが洗濯機で丸洗いできることです。これまでブレザーなどはクリーニングに出す必要がありましたが、ご家庭で洗濯が可能になったことで、清潔さを保ちやすく、クリーニングのご負担もなくなります。また、成長期に合わせ、ご家庭で簡単にサイズアップも可能な仕立てになっています」

 旧制服ではワイシャツ、夏服のポロシャツは白一色のみでしたが、ワイシャツは白とブルー、ポロシャツは白と濃紺から選べるようになりました。生徒からの反応も好評です。

「中2以上の生徒たちも、こぞって新しいワイシャツやポロシャツを着用しています。ファッション性の高さも人気のポイントです」(松崎先生)

左のエンブレムは校章を基にデザイン。ファッションブランドのようなシンプルな仕上がりに。
新オリジナル釦は取り外し、取り付けも簡単に。高輪生の誇りの象徴です。

冬服のセットアップ。上衣素材は、ウールの風合いはそのままに、伸縮性に優れた素材を採用し、洗濯も可能。瞬間消臭機能も備え、気になる汗のにおいを中和します。ネクタイは学年ごとに変わります。冬服のセットアップ。上衣素材は、ウールの風合いはそのままに、伸縮性に優れた素材を採用し、洗濯も可能。瞬間消臭機能も備え、気になる汗のにおいを中和します。ネクタイは学年ごとに変わります。
夏服の濃紺のポロシャツを着た中1のN・Rさん。ブルーは同校のスクールカラー。ポロシャツはシャツインしても、裾だししてもOK。サクッと着こなせるところも人気の秘密だそうです。夏服の濃紺のポロシャツを着た中1のN・Rさん。ブルーは同校のスクールカラー。ポロシャツはシャツインしても、裾だししてもOK。サクッと着こなせるところも人気の秘密だそうです。
制服を着てみて
N・Rさん(中1)N・Rさん(中1)

 入学式で新しい制服に袖を通して、高輪生になったという自覚が芽生えました。胸のエンブレムも誇らしい気持ちになります。バドミントン部に所属するなど、運動が好きなのですが、吸水性が高い素材なので、汗をかいてもほとんど気になりません。ワイシャツもポロシャツもブルーを愛用しています。6年間着続けるものなので、大事にしたいと思います。

進学通信 2022年9月号
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