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私立中高進学通信

2022年9月号

私学の英語最前線

芝浦工業大学柏中学校

英語を豊かに使いながら
コミュニケーション力を高める

スピーチ、プレゼンテーション、ディベートなどを積極的に取り入れて、英語によるコミュニケーション力を伸ばす。そのために同校で行われているのが、“イングリッシュ・リッチ”な授業です。
課題を出したり生徒の答えを共有したりと、ICT機器を存分に活用しています。生徒の取り組み度合いを把握することにも役立っています。

課題を出したり生徒の答えを共有したりと、ICT機器を存分に活用しています。
生徒の取り組み度合いを把握することにも役立っています。

英語を豊かに使う
“イングリッシュ・リッチ”な授業

「創造性の開発と個性の発揮」を建学の精神とする同校では、「世界を知り関わる」「世界を知り分析する」「世界を知り探究する」という3つを柱に、未来を切り拓く力を磨き、高めることをめざしています。

 未来を切り拓く力のひとつ「世界を知り関わる」グローバル力については、単に英語を使いこなせるだけではなく、「他国の文化や価値観を理解し、受け入れるとともに、論理的に物事を考え、自分の意見を表明し、協働していける力」と位置づけています。

 これらを踏まえた英語教育について英語科主任の佐藤修二先生にお話を伺いました。

「世界とコミュニケーションできる言語力を身につけるために、"イングリッシュ・リッチ"な授業を実施しています。これは、生徒が英語を使える機会を多く設け、スピーチやプレゼンテーション、ディベートなどのアクティビティを通して英語(English)を豊か(rich)に使いながら、英語でのコミュニケーション力を高めることを目標とするものです。
 英語の授業では、教員からの一方的な講義ではなく、ペア学習やグループ学習を取り入れることで、生徒の主体的な姿勢を育むように心がけています」

 中学生の英語の授業は週6コマあり、5コマを日本人教員が、1コマをネイティブの教員が担当しています。日本人教員が担当する5コマのうち3コマは検定教科書を使った授業、残りの2コマはケンブリッジ出版の教材を使った授業を行っています。ケンブリッジ出版の教材は全編英語のため、英語で思考し発信しやすくする効果が期待できます。

「2022年4月から中高全学年でケンブリッジ英検に挑戦し、国際標準の英語力を測るようにしています。ケンブリッジ英検に学校全体でチャレンジするのは全国初の試みです」

 ケンブリッジ英検とは、世界130カ国以上で年間250万人以上が受検しているグローバルスタンダードな英語検定試験で、CEFR(セファール)※に完全準拠しています。同校で実施されるケンブリッジ英検の試験では、ネイティブの面接官が学校を訪れ、1日で英語4技能の能力を測ります。

 ケンブリッジ英検を受検することで、「使える英語力」をより意識させる効果を狙っています。ケンブリッジ出版の教材を使っているのも、ケンブリッジ英検との親和性を見据えた試みです。

※CEFR(セファール):言語能力および習得状況を評価するための国際標準。
「Common European Framework of Reference for Languages」(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略。

英語に接する機会を増やす
さまざまな試み

 生徒が英語に触れ、英語を使う機会をできるだけ多くするために、いろいろな試みがなされています。

 まず、中3〜高2では授業でオンライン英会話を導入しています。授業以外に自宅での受講も可能なほか、半年間は毎日受講ができるので、意欲のある生徒はどんどん英語力を伸ばすことができます。

 また、中学生のフロアには絵本から物語まで、さまざまなジャンルにわたる英語の原書が多数用意されています。生徒は気軽に手に取ることができ、朝学習などで活用されています。

「英語の本を多読する目的で用意しているもので、中学の3年間で100万語読むことを目標にしています。原書を読む際は、『日本語に変換しないこと』『わからない単語が出てきても意味を調べず、絵などからイメージすること』を心がけるように指導しています」

 このような活動を通じて、英語を直感的に理解し、英語で思考する力が身につきます。

 中学校の英語教育の集大成として、中3生はニュージーランドでの語学研修を体験します。12日間にわたってホームステイをしながら学校に通い、英語4技能を実践的に使って、コミュニケーション力を高めます。

 これらの指導により、グローバルなコミュニケーション力が育まれていくのです。

ネイティブ教員による授業。中学校ではクラスを2分割して、生徒が英語を話す機会を増やしています。ネイティブ教員による授業。中学校ではクラスを2分割して、生徒が英語を話す機会を増やしています。
英語の授業では、ペア学習やグループ学習など、アクティブな学びを実践しています。英語の授業では、ペア学習やグループ学習など、アクティブな学びを実践しています。
POINT1
多読をめざして
英語の原書を豊富に用意

 中学校ではフロアごとに、英語の原書が集められたキャビネットが用意されています。ごく簡単な絵本から難易度の高い小説まで、生徒は好きな本を選んで読むことができます。

POINT2
4カ国の海外短期留学で
世界を視野に入れた進路選択を

 イギリス・アメリカ・オーストラリア・カナダの4カ国で夏期ホームステイ短期留学を実施しています。ホームステイをして現地の語学学校へ通い、視野が広がることで将来の選択肢に海外も加わってきます。

担当の先生より
ICT機器の活用により
効果的な学びを実践
英語科主任/佐藤修二先生英語科主任/佐藤修二先生

 本校はICT教育先進校として、中学開校当初からパソコン(現在はタブレット型PC)を活用しています。英語では中学生全員がデジタル教科書を使用し、端末上で課題に取り組めるようにしています。紙のワークブックと違い、リスニングやスピーキングの課題にも取り組めるので、家庭での英語の発話量を増やすことができます。また、授業では一斉に課題を出し、生徒の答えを共有することもできます。紙の教材では難しいことが簡単にできるため、効果的に利用しています。

(この記事は『私立中高進学通信2022年9月号』に掲載しました。)

芝浦工業大学柏中学校  

〒277-0033 千葉県柏市増尾700
TEL:04-7174-3100

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