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私立中高進学通信

2023年12月号

Students' Chat Spot

共立女子第二中学校

中学受験生の気持ちに寄り添いたい!

「セルフリーダシップを発揮し、広く社会に貢献できる自立した女性」の育成に力を注ぐ同校に、2022年、生徒たちが自ら立ち上げた『PR委員会』が発足。セルフリーダーシップを発揮する場面の一つとして、オープンキャンパスや学校説明会で活躍し、受験生や保護者から好評を得ています。PR委員の皆さんにお話を聞きました。

Tさんの写真です
Tさん(高2)

「自分から積極的に質問ができない受験生もいるので、小学生の目線になって話を聞くなど、相手に合わせた対応をするようにしています」

Dさんの写真です
Dさん(高2)

「前回のオープンキャンパスでは、小学生の皆さんにホームルームを体験してもらいました。親しみやすく、ていねいな言葉遣いを心がけています」

Mさんの写真です
Mさん(高2)

「学校の魅力を伝えたいと、高1からPR委員になりました。学校説明会では受験生の個別相談にやりがいを感じています」

Sさんの写真です
Sさん(高2)

「受験生に知ってほしい学校の魅力を事前に情報収集したり説明文を覚えたりして、校舎案内や個別相談を行っています」

Nさんの写真です
Nさん(高2)

「PR委員として、学校説明会では校舎案内やパネル・ディスカッションなどに参加しました。責任感をもって取り組んでいます」

――PR委員として受験生にどのように対応していますか?

Mさん
自分の経験を話すなど、小学生に寄り添ったアドバイスを心がけています。個別相談では、夏休みの過ごし方など受験勉強に関する質問が多いです。

Nさん
校舎案内では後方の人でも質問がしやすいよう、立ち止まって皆さんに声がけをするようにしています。授業の様子や先生の雰囲気、部活動など、学校生活についていろいろな質問をいただくので、例えば「特に国語の授業は話し合いが多く、活気があります」とか「他校にはあまりない体操競技部や野外研究部といった部活動もあって楽しいです」などのお話をすることが多いです。

Tさん
学校生活の中でやりがいを感じることについてよく聞かれます。文化祭でクラスみんなが一丸となって『お化け屋敷』を企画したことを話すと、「楽しそう!」「私もやってみたい!」という反応でうれしくなります。

Dさん
学校案内では、美術作品が飾られている渡り廊下を見てもらうなど、日頃の取り組みや学校の様子がわかるポイントを自分の言葉で紹介しています。「学校の雰囲気がよくわかりました」と笑顔で言ってもらえると、とてもうれしいです。

Sさん
PR委員になったばかりの頃は、質問されたことに答えられなかったり、学校案内の最中に話題が見つからず無言になってしまったりする場面もありました。今はどんな質問が来てもいいように、準備を万全にしています。きちんと答えられた時に「ありがとうございました」と言ってもらえると、「頑張って良かった」と達成感が込み上げてきます。

「PR委員はとてもやりがいがあります」

――学校生活ではどんなことに打ち込んでいますか

「自分の意見を表現できる力がつきました」

Nさん
体操競技部の活動に力を入れています。この学校を選んだのも、体操競技部の部活動体験に参加し、「ここで6年間体操をしたい」と思ったことが一番の理由です。中学3年間は先輩に支えてもらい、志が高く心強い仲間にも恵まれて、部活動のおかげで毎日が本当に楽しく充実していました。

中3で部長という立場になってからは悩むことも多いですが、自分のみならず部員全員に目を配り、より楽しく居心地の良い部にしていきたいと奮闘しています。中学時代は先輩に頼ってばかりでしたが、先輩たちから受け継いだ思いをしっかりと後輩に伝えていきたいと思っています。

Tさん
私も中1から続けてきた卓球部の活動を通して、先輩にアドバイスをもらいながら成長できたと感じています。これからは自分が先輩として、後輩の成長を応援したいと思っています。また私は韓国に興味があり、大学生になったら留学したいと考えているので、それに向けた勉強にも取り組んでいきたいと思っています。

Dさん
私はもともと人前に出るととても緊張してしまい上手に話すことができなかったのですが、授業での発表やPR委員の活動を通して、自分の意見を表現できる力がつきました。今年は文化祭執行部に入り副委員長にも立候補して、文化祭の企画・運営に取り組みました。副委員長はたくさんの人と意見を交わす機会があるので、多様な考え方に触れることができ、そこから新しい気づきもありました。また、何かをやり遂げようとする時に、自分から進んで行動することの大切さも学びました。

Mさん
私も小学校までは、恥ずかしがり屋で自分の意見をなかなか言えませんでした。でも中学からは女子だけの環境が自分にはとても合っていて、ありのままの自分を出せるようになりました。意見が衝突することもありますが、それも乗り越えて絆が生まれるなど、コミュニケーションにとって何が大切かを学ぶことができたと思います。

Sさん
高校生になってから「新しいことに挑戦したい」という気持ちが高まり、バレー部に入部し、PR委員にもなりました。中学時代は挫折も多かったのですが、新しい挑戦を通して成長を実感することができ、自分に自信がもてるようになりました。これからは英検の取得にも力を入れたいと思っています。自分のタイミングでいろいろなことにチャレンジできる環境は、この学校の素晴らしいところだと思います。

――受験生にメッセージやアドバイスをお願いします

Dさん
中学受験は自分の努力はもちろんですが、保護者や塾の先生など周りの人の支えがあってこそのものだと思います。感謝の気持ちを忘れずに。

Tさん
合否に関わらず、頑張ってきた時間や努力は無駄になりません。第一志望でなかったとしても、中学受験を乗り越えて入学した学校はきっと好きになれるはずです。

Sさん
中学受験の結果で人生の全てが決まるわけではありません。緊張しすぎずリラックスして本番に臨み、力を発揮してほしいと思います。

Nさん
私は受験勉強がつらくなった時、志望校のホームページを見ながら入学してからやってみたいことをイメージして、モチベーションを高めていました。

Mさん
受験本番が近づいてくるこの時期、不安になるのは当然です。私も試験前日は眠れず、ひたすら計算問題を解いて気持ちを紛らわせていました。不安で頭がいっぱいになってしまう時は、手を動かすのもおすすめですよ。

「授業は発表や話し合いが多くて楽しい!」

進学通信 2023年12月号
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